50代60代の人が活躍しています。
思えば、私たちは、若者の想像できない経験をしました。
ときどき・・・
その経験を若者に知らせたい・・と思います。
ただし、若者に理解してもらえるか?・・・これが大いに心配。
私の場合は、子供のころ、
洗濯は・・・洗濯板と固形石鹸でやっておりました。
水道は手動のポンプ・・そここに井戸もありました。
TVはなく、紙芝居。
私はこれが大好きでした。
コマも模型飛行機も自分で作り、
毎日、野山を駆け回って遊んでいました。
ほとんどの子供たちは、青っ洟を垂らしていました。
冷蔵庫はなく、
保存食の食べ物はしょっぱいか甘いか乾物のどれか。
どれも胃には悪かったですね。
そのせいか、胃癌になる人も多かった。
ご飯は必ず釜で炊いていました。
ガスもなく、ストーブで炊くので、
釜の底のご飯は、いつも真黒。
必ず「おこげ」ができていました。
ストーブは薪か石炭で、
薪割りをよくしました。
ステレオやテープレコーダーなど、あろうはずもなく、
せいぜいプレーヤー。
列車は「蒸気機関車」。
トンネルを通る時、窓を閉めないと、顔が真っ黒。
トイレはお釣り付きのぽっちゃん。
学校のトイレはどこも、なぜか幽霊が出るという噂。
風呂は必ず銭湯(私自身はホテルの風呂にも入っていましたが)。
内風呂などありませんでした。
自家用車など、あろうはずもなく、皆バス。
馬車もあり、隣家は「蹄鉄屋さん」。
作業場の裏には、馬糞が山のようにあり、
夏には、何万という太いミミズが歓喜にむせんでいました。
あのころは女の子の方がずっと大変でした。
炊事洗濯など家事手伝いをし、
その上、弟や妹の「御守」をしていました。
兄弟が4~5人は珍しくなかった時代。
・・・ところが、そういう「人力時代」も、
中学生前後に終了。
世の中、「電力時代」へとガラリ変化。
まず小学3年生のとき、TVが我が家にやってきました。
毎日、鉄腕アトムとか、ララミー牧場や
ローハイド、ローンレンジャー、
NHKのお笑い三人組などを見ていました。
(ゴールデンタイムに、アメリカのTVドラマをやっていました)
その後冷蔵庫もやってきて、ついでにインスタント食品も登場。
洗濯はもちろん電気洗濯機・・・
ご飯はいつしか電気炊飯器・・・
その後、TVはカラーになり、
丸いテープレコーダーで自分も声を聞いてびっくり・・・
その後、テープレコーダーもカセットに・・・。
レコードはCD・・・今はiPod・・・現在はCDも、あまり売れない?
現在のトイレはほとんど水洗。
しかもウォシュレットが多いです。
最近の子供は、学校の和式が使えず、
また、男の子は立ちションもできないとか・・・
・・・(あやや、信じられません!)
1990年前後のビデオとワープロは私の生活を大いに変えました。
その後、携帯、パソコン・・・となり、現在のSNSやツイッター生活に・・・。
そういう非電化の生活と、PCの両方をきちんと体験しているのは、
5、60代の強みだと思います。
おかげで、夏目漱石やドストエフスキーの小説を読んでも、
全く違和感がありません。
時代劇も理解できます。
(この違いは、とても大きいと思います)
・・・でも厭なこともありました。
若いころの政治は悪夢の東西冷戦時代。
私の高校大学時代は学園紛争で大荒れ。
校内の内ゲバでは学生が何人か殺戮。
金権政治もすごかった。
自民党の総裁選では、*十億の大金が乱れ飛びました。
スポーツ界や芸能界の大ウソは何度も経験しましたね。
初代若乃花や栃錦のころは八百長など皆無だったでしょう。
その後、大横綱も八百長をしていたという噂が・・・。
(これは、二子山理事長(初代若乃花)や
出羽の海理事長(佐田の山)も認めています)
芸能界の過去のウソ話も、たくさん聞いていて、
TVや週刊誌でやっていること・・・「ああ、ウソばっかり言って」
ということがわかります。
お金儲けのためなら、歴史の歪曲は許されるのでしょうか?
私たちの経験したこと・・・
これは歴史上稀有な体験のような気がします。
人力から電化・・・そしてコンピューター化・・・
これからも時代はどんどん変わるでしょう。
でも何が起こっても対応できるような気がします。
いつも思います。
私たちが、ブログや日記などの電子媒体を通して、
若者に、本当のことを伝えたい気がします。
しかし、今の若者たちだってそれぞれに、すばらしい。
少女ピアニスト小林愛実さんはちょっとすごいです。
正直、ビックリました。
大いに感動しました。
http://www.youtube.com/watch?v=6-owL1vM4nE