さて、このレンブラント空間に挑戦するように、バッハ(1685~1750)のコンチェルトを演奏したのは、オランダ・バッハ協会と鈴木俊介(ヴァィオリン、音楽監督)。
演奏しているのは、協奏曲第一番ニ短調BWV1052。
通常チェンバロ協奏曲第一番として識られているコンチェルトです。
原曲はヴァイオリン協奏曲だったと言われていますが、自筆譜等は残っていません。
佐藤は、バロックヴァィオリンで原曲を復元した演奏をしています。
佐藤のエッジの効いた音が素晴らしいアーティキュレーションを生む演奏です。 協奏曲は、旋律らしい旋律のないデモーニッシュな律動のエネルギーが充満し、最終楽章の解放まで持続します。
youtubeの映像では、「夜警」の自警団や、「見本監察官たち」が、佐藤の演奏を注意深く吟味しているように見えます。
バッハの作品(編曲を含め)であることは確かでしょうが、私には、バロック、古典を超へ後期ロマン主義的な情熱を感じます。
オランダ・バッハ協会
レンブラントと供に、バッハの戦慄と佐藤俊介のパッションを体感してください。
(写真は全てネット借用です)
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