古今東西のアートのお話をしよう

日本美術・西洋美術・映画・文学などについて書いています。

毛利悠子 アーティゾン美術館

2024-11-21 20:19:45 | 絵画(レビュー感想)




『アーティゾン美術館では、2020年の開館以来、石橋財団コレクションとアーティストとの共演、「ジャム・セッション」展を毎年開催しています。第5回目となる本展は、国際的なアートシーンで注目を集めるアーティスト、毛利悠子を迎えます。
毛利は、主にインスタレーションや彫刻を通じて、磁力や電流、空気や埃、水や温度といった、ある特定の空間が潜在的に有する流れや変化する事象に形を与え、立ち会った人々の新たな知覚の回路を開く試みを行っています。
本展タイトルに含まれる「ピュシス」は、通例「自然」あるいは「本性」と訳される古代ギリシア語です。今日の哲学にまで至る「万物の始原=原理とはなにか」という問いを生み出した初期ギリシア哲学では、「ピュシス」が中心的考察対象となっていました。当時の著作は断片でしか残されていませんが、『ピュシス=自然について』と後世に名称を与えられ、生成、変化、消滅といった運動に本性を見いだす哲学者たちの思索が伝えられています。絶えず変化するみずみずしい動静として世界を捉える彼らの姿勢は、毛利のそれと重ねてみることができます。
毛利の国内初大規模展覧会である本展では、新・旧作品とともに、作家の視点から選ばれた石橋財団コレクションと並べることで、ここでしか体感できない微細な音や動きで満たされた静謐でいて有機的な空間に来場者をいざないます。』アーティゾン美術館HPより


毛利悠子 Decomposition 2021年―

 
毛利悠子

『1980年神奈川県生まれ。現在は東京を拠点に活動。2006年に東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術 表現専攻を修了。
コンポジション(構築)へのアプローチではなく、環境の諸条件によって変化してゆく「事象」にフォーカスするインスタレーションや彫刻を制作。近年は映像や写真を通じた作品制作も行う。
主な個展に第60回ヴェネチア・ビエ ンナーレ国際美術展日本館(2024年)、カムデン・アーツ・ センター(2018年)、十和田市現代美術館(2018年)など。 そのほか第14回光州ビエンナーレ (2023年)、第23回シド ニー・ビエンナーレ (2022年)、第34回サンパウロ・ビエ ンナーレ (2021年)などに参加。』パンフレットより




毛利悠子 Decomposition 2021年―

ジョルジュ・ブラック 梨と桃
1924年

毛利悠子の果物と石橋財団コレクションの作品が呼応しています

果物に刺された電極から、電線はこちらへ

毛利悠子 Calls 2013年―
とコンスタンティン・ブランクーシ 
接吻 1907―10年



毛利悠子 Piano Solo:Bell-lle
2021年―/2024年
対には、モネの「雨のべリール」1886年

今回の個展で、象徴的なデュシャンの作品
裏側 ガラスに映る
『遺作』を想起します
マルセル・デュシャン
マルセル・デュシャンあるいはローズ・セラヴィの、または、による(トランクの箱)シリーズB 1952年、1946年(鉛筆素描)

デュシャンの素描、毛利の写真、マティスの素描が呼応する


毛利悠子 Bride, Contingency
2016年-/2024年 写真

【参考】マルセル・デュシャン
花嫁は彼女の独身者たちによって裸にされて、さえも(通称《大ガラス》)1915―23年

デュシャンの大ガラスからの引用
毛利悠子 めくる装置、3つのヴェール 2018年―

奥にマティスの素描3点



毛利悠子 I/O 2011年―

ジョゼフ・コーネル 
見捨てられた止まり木 1947年

毛利悠子 鬼火 2013年―

4FのINFO ROOMに毛利悠子が海外で行った個展のビデオが流れていた



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毛利悠子の作品は、デュシャンの静的なコンセプチュアリズムに、変化、流れの動的事象をあらわす、メディアミックスによる、メディア・アート、サウンド・アートのインスタレーションといえる… 横文字だらけの現代アート?

世界は反民主主義の強権的ポピュリズによって、より排他的な分断社会に向かっている
そして、ウクライナとゴザ地区の戦闘は先が見えない

奈良美智も会田誠も塩田千春も、今日の世界の、国内の動静についてSNS等で発言し、作品に表している


さて、この時代に、ギリシア哲学の「ピュシス」に思考を巡らし、デュシャンを想起する、回顧的?で高踏的なアートとはなんだろう

★★★☆☆

アートの在り方を考えさせる
展覧会でした

2024/11/13

2024-11-13 23:27:34 | 絵画(レビュー感想)

近代数寄者(茶人)の一人、荏原製作所創業者、畠山即翁こと畠山一清(1881〜1971)は東京白金台の私邸に、自身のコレクションを展示する「畠山記念館」を1964年に開館した。


2019年3月から改築工事のため長期休館し、2024年10月5日に「荏原 畠山美術館」としてリニューアルオープンした。


門の家紋は、能登の守護大名畠山氏の紋で、畠山一清はその末裔


庭園に新たに水盤が配置された


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開館記念展は、
展示作品は撮影禁止のため、写真はネット画像を借用しました。

Ⅰ . 祝祭の宴〈本館2階展示室〉
狩野探幽 白鳥図 江戸時代17世紀

大変モダンな洋風の感じがする白鳥図、展示の中で目立っていました
たぶん、西洋画の粉本があったのでは?
写真は無いが、「竹林山水図伝夏珪 南宋時代13世紀、とても気に入りました
左、重要文化財 伊賀花入 銘からたち 桃山時代17世紀
右、重要文化財 割高台茶碗 朝鮮時代16世紀
Ⅱ. 能楽ー美意識の支柱〈新館2階展示室〉
即翁は、能に親しみ、宝生流の免許皆伝
新館 苔庭

庭園は、ヨーロッパ/日本で活躍する建築デザイン集団「KunstWet 」がてがけている

泉屋博古館東京に向かう


『新潟県に生まれた尾竹越堂(おたけ・えつどう1868~1931)、竹坡(ちくは1878~1936)、国観(こっかん1880~1945)の三兄弟は、明治から昭和にかけて文部省美術展覧会をはじめとした様々な展覧会で成功を収め、まさに「展覧会の申し子」として活躍しました。しかしながら、竹坡を筆頭に実験的ともいえるラディカルな表現を試み、また時にエキセントリックな生き方を貫いた尾竹三兄弟は毀誉褒貶にさらされ、美術史の語りから零れ落ちていきました。展覧会制度の光と影のなかで、新しい日本画の可能性を示した彼らの革新的かつ魅力に溢れる作品は、きっと今の私たちの眼にも新鮮に映るはずです。
』泉屋博古館東京HPより

展覧会は、撮影禁止のため写真はネット画像を借用しました。
尾竹三兄弟 右上、越堂 左、竹坡 右下、国観

尾竹国観 絵踏 1908
(この作品のみ撮影可)

『絵踏』は、明治43年に国画玉成会に出品されるも、翌日の懇親会で竹坡が、会長の岡倉天心に、自身が審査員に選ばれなかった事を面責したため、竹坡は除名、国観も退会した。そのため、すぐさま撤去された幻の作品。そののち、尾竹三兄弟は美術史から消された?

オタケ・インパクト
日本画アナキズムの代表作品
尾竹竹坡 星の冷え・月の潤い・太陽の熱 1920

未来派の影響を受けた作品


尾竹竹坡 大漁図(漁に行け) 1920

インド人のような顔立ち、魚も見慣れぬ形、密集する図はインドの細密画、川端龍子を先どっている


尾竹越堂 失題 大正時代

リニューアルした、荏原 畠山美術館の庭園は無料で見学できます。

泉屋博古館東京のオタケ・インパクトは、知られざる尾竹三兄弟の画業を知るチャンス!!

★★★★★

お勧めします




美しい春画 細見美術館

2024-11-04 16:02:27 | 絵画(レビュー感想)

2013ー14年にイギリス大英博物館で大評判となった「Shunga:sex and pleasure in Japanese art」をふまえて、2015年東京永青文庫で開催された「春画展」は、入場者数が20万人を超え女性が6割と大きな社会的ニュースになった。翌年京都細見美術館に巡回した。
2023年には、春画をテーマにした二本の映画『春画先生』『“春の画 SUNGA”』が公開されました。
2024年東京大倉集古館で『浮世絵の別嬪さん 歌麿、北斎が描いた春画とともに』では、肉筆美人画と歌麿、北斎の春画を会場を変えて展示した。

春画を美術作品として公開し、鑑賞者も予断を交えず鑑賞するという環境が整って来ている。

そして、満を持して、細見美術館の「美しい春画 ー北斎・歌麿、交歓の競艶ー」
(展覧会は、一切撮影禁止のため、写真はネット画像および図録から借用しました)

展覧会図録に「鼎談 美しい春画を愉しむ 對龍山荘にて」で、細見美術館館長と2人の学者が春画について会談している記事があります

對龍山荘は、京都南禅寺界隈の別荘建築群の一つで、庭園は七代目小川治兵衛作庭の国指定名勝、建物は重要文化財で現在はニトリホールディングスの所有となっています
ちなみに、對龍山荘は、現在予約制で見学(庭園)できるようです🤗

さて、鼎談では、對龍山荘の聚遠亭床の間に、歌麿「階下の秘戯」を掛けて鑑賞しています
余談ですが、オヤジ三人が春画を見ている図は……ん~~😮‍💨

どう見ても好感が持てる(アカデミックな)構図とは言い難いが、裕福な商人が、好事家を集めて春画を愉しんでいるという雰囲気はある?
やっぱり、こっちの構図の方ががいいですね
展覧会のメインビジュアル、喜多川歌麿「夏夜のたのしみ」

鼎談の中で、「階下の秘戯」と歌麿の大作「深川の雪」との類縁を語っています
歌麿 深川の雪 約2m×約3.4m

深川の雪」は江戸・深川の料亭の2階座敷で辰巳芸者や、料亭の中居たちに幼い男の子1人を含む総勢27名を描いた作品
階下の秘儀」も料亭の階段で絡む男女と、それを盗み見る料亭の女中の自慰を描いており繋がりがあると推察しています

今回の展覧会で一番感動したのが、この「階下の秘儀」です
巻末の作品解説には、こうある
『階下の秘儀
喜多川歌麿
絹本着色 一幅
享和年間〜文化三年(1801〜06)
58.8×68.8  似鳥美術館
喜多川歌麿による掛軸の春画。階段の途中で交接する男女と、階段下の陰で自慰をする女を描く。陰毛も生え揃っていない若い娘が、 階段を二階へ上がろうとしたところでにわか に催した男に後ろから捕まってしまったよう だが、右手で男の手首をつかんでおりまんざ らではない。階段裏の年嵩の女は、色数を抑 えた渋い縞模様の着物に髪の装飾も控えで、 女性自身に大根を挿し入れ、淫水が流れ出て いる。階段途上の二人の房事に淫猥な気を誘われたものだろう。板の間には、まな板と包丁、切りかけの大根があり、料亭の裏方が舞台となっていることがわかる。背後の富士を描い た墨画屏風に「哥麿筆」と隠し落款が入れられ ている。』


私は、この「キャプション」をみて思わず笑ってしまった!
まさに『笑い絵』である
とても気に入って、何度も見入ったが、周りに笑っている人はいなかった?!
特に気に入ったのは、階段でまぐわう男性の左足の描写である
この筋肉の緊張感!!
剣道で飛び込み面を決める剣士のようではないか!?😮
歌麿の最高傑作の一枚といって 
いいのでは、と思います
この一枚を見ただけで十分でした
春画の楽しみの一つは、北斎に代表される大胆な構図です
春画は男女、男男、女女、人動物・魚の2人?の交接場面を描くという決まりがあるため、画面にどうインパクトを出すかが命です
北斎は、浮世絵の制限(交接を描く)の中で様々体位をデザイン化して、全くエロくないアートを完成させました


当時の庶民(あるいは上級町衆)が、北斎の画で劣情を催したとは思えない
色彩や構図あるいは詞書に感興し、「驚き」や「笑い」を誘ったのだろう
春画の愉しみのもう一つは、性愛の愉しみ、甘美さ、危うさ、あるいは、ほのぼのした描写であろう


観る者の練度によって意味解釈が変わってくるだろう
まさに、優品が結集した春画展といえます。京都を訪ねるなら何をおいても見るべきでしょう。ちなみに、北斎はヨーロッパではレオナルド・ダ・ヴィンチに伍している?そうですが、欧米人の観客はほぼいませんでした?!😮

これだけ春画の優品が集まる展覧会はなかなかありません
★★★★★
お勧めします

京都 塩田千春展 中之島美術館

2024-11-02 23:29:30 | 絵画(レビュー感想)

今回の奈良、京都、大阪の旅で、楽しみな展覧会は二つ
一つは、大阪中之島美術館の
「塩田千春展」、もう一つは、細見美術館の「春画展」です
どちらも素晴らしい内容でした

まずは、大阪から…



ダイビルの2階から中之島美術館へ、ペデストリアンデッキを歩いて到着






(ネット画像を借用)


『塩田千春(1972年生まれ)の出身地・大阪で、16年ぶりに開催する大規模な個展です。現在ベルリンを拠点として国際的に活躍する塩田は、「生と死」という人間の根源的な問題に向き合い、作品を通じて「生きることとは何か」、 「存在とは何か」を問い続けています。本展は、全世界的な感染症の蔓延を経験した私たちが、否応なしに意識した他者との「つながり」に、3つの【アイ】-「私/I」、「目/EYE」、「愛/ai」を通じてアプローチしようというものです。それぞれの要素はさまざまに作用し合いながら、わたしたちと周縁の存在をつないでいると考えます。インスタレーションを中心に絵画、ドローイングや立体作品、映像など多様な手法を用いた作品を通じて、本展が 「つながる私」との親密な対話の時間となることでしょう。』展覧会HPより




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塩田千春 インターライン 2022/2024

彼女の作品には、それを見て、そこに入って、それに包まれる、根源的身体性の感動がある





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塩田千春 巡る記憶 2022/2024

私の記憶のしずくが水盤に落ち、波紋が広がり、白い糸に伝播する


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塩田千春 多様な現実 2022/2024



塩田千春 絵画作品 「無題」「風景」1992



塩田千春 家から家 2022/2024



塩田千春 地と血 2013

私の血は、私の地


(上記3枚ネット画像から借用)

塩田千春 ウォール 2010

私の体は無数の血管で出来ている、体に血が流れ、体を巡る、私の体は私の血の壁でもある




塩田千春 他者の自分 2024

私とは何か、私の臓器は、生と死を繋いで新しい命を育んでいる



塩田千春 第二の皮膚 2023









塩田千春 The Eye of the Storm
2022/2024


(ネット画像を借用)

会場映像、多和田葉子との対談

★★★★★

ランチへつづく



奈良 依水園 京都 石崎光瑤展

2024-11-02 23:11:51 | 絵画(レビュー感想)

奈良の日本庭園?と言われてもすぐには答えられない


もっとも東大寺、興福寺、春日大社、若草山など周辺全域が公園ともいえるが…




日本庭園は主に平安時代の寝殿造庭園から発展してきており、奈良時代の庭園は「曲水の宴」の会場となる場所であった


近年、復元された特別名勝の「平城京 二坊宮跡庭園」(下写真)「平城京 東院庭園」がそれである

(ネット画像借用)


屋外のパーティ会場的な景観です


そんななかで、京都風の日本庭園は、国指定名勝「依水園(いすいえん)」ですね


江戸初期に御用商人の別邸として造られた「前庭」と明治時代に実業家が造園した「後庭」から構成されています

「前庭」明治時代の茅葺き屋根の「三秀亭」

茶室「梃秀軒」の露地を通って、「後庭」に出る

「後庭」築山の奥の建物は東大寺南大門、右に春日奥山の借景

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「氷心亭」兜造り風の茅葺屋根に水屋の屋根はキングポストトラス

「氷心亭」の内装、平天井と船底天井の組み合わせ



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水車小屋、滝


「三秀亭」でランチ

前庭を眺めながら食事ができます

麦とろ定食

意外?に美味しかった🙂


京都文化博物館の
「石崎光瑤 若冲を超えろ!絢爛の花鳥画」へ

(ネット画像借用)


石崎光瑤物語
漫画:日本画家・河野沙也子
展覧会パンフレットより


石崎光瑤 森の藤 1915年
南砺市立福光美術館蔵

石崎光瑤 白孔雀 1922年
大阪中之島美術館蔵

石崎光瑤 燦雨 1919年
南砺市立福光美術館蔵

撮影不可の「金剛峰寺奥殿〈虹雉〉襖絵」1934年

(上記2枚ネット画像借用)

ヒマラヤシャクナゲと雉
ヒマラヤ登山の写生が活きているのだろう、この襖絵が一番好きでした

京都文化博物館の休憩スペースから見る石仏


織田信長が足利義昭の居館として築いた「旧二条城」の石組として付近の寺院から調達したもの

「若冲を超えろ!」と大仰なキャッチでしたが、若冲とは比較にならないのでは😮‍💨
同時代の土田麦僊、菱田春草、速水御舟とも作家性、力量の差を感じました

夜の部に続く…