うっさの独り言ーー日本刀大好きオヤジのひとりごと

日本刀から居合、抜刀、車、骨董大好き

試斬ー抜刀用刀2

2015-08-30 09:57:12 | 日記
丹後守兼道は大阪新刀で、業物の刀鍛冶です。寛文新刀の体配ー棒のような感じの物です。有名な虎徹も同じ時期なので、同じような棒のような感じです。
大阪新刀は商人向けの華麗な刃紋の実戦刀ではないと思っていました。69.6㎝重ね0.7㎝と華奢な感じです。個人的に刀は反りがあったほうが斬れると思っていましたが、反りの少ない寛文新刀でも良く斬れると考え直されました。大阪新刀は斬れないとも思っていました。
写真の上が兼道です。下の半太刀拵えが室町中期の反りの有る無銘の冬廣です。
反りの具合が良く解ると思います。

試斬ー抜刀用刀1

2015-08-30 09:18:08 | 日記
抜刀道場で初めて斬らせて頂いた刀は軍刀直しでした。軍刀は重ねが厚いので畳表を斬り易いように研いで薄くしてありました。重ねの厚い刀は竹を斬るのに適しています。
その刀は道場の貸出用でしたが、思っていた以上に斬れました。即入門して、2回目位には自分の刀が欲しくなり、館長先生が探して購入された刀を譲って頂きました。越前関の刀でハバキが格好良く重ねもありましたし金具も時代金具でしたので気に入りました。
居合を始めて直ぐの頃だったので、刃筋も定まらない時期でした。試斬中にホンの少し曲げてしまいました。当時は自分も試斬される研師さんがみえて直ぐに直して頂きました。ほどなくして刀屋さんから値打ちな刀があると連絡がありましたので、見に行って直ぐ譲って頂きました。
丹後守兼道初代銘でした。前の所有者が茎をグラインダーで削りピカピカにしてしまったので真贋は半々というものなので値打ちになったようです。華奢な刀に見えますが曲がりもせず良く斬れます。
掘り出し物でした。