奈良先端科学技術大学院のベンチャー企業「ホープフル・モンスター」が開発した「ザ・セキガエ」という計算システム。合コン参加者のなるべく多くが、不公平なくそれぞれの好みの異性の近くに座れるように席を決める計算システムである。国際会議の査読を通過したれっきとした論文である。研究目的・背景の部分を読んでみたいものである。
S. Kuroiwa, Y. Murata, T. Kitani, K. Yasumoto and M. Ito: "A Method for Assigning Men and Women with Good Affinity to Matchmaking Parties through Interactive Evolutionary Computation(対話型進化計算に基づく男女の相性を考慮した合コンへの割当手法)," Proc. of the 7th Int'l Conf. on Simulated Evolution and Learning. 2008(to appear)
全文→奈良先端科学技術大学 伊藤実研究室
<仕組み>
(1)参加者に番号を割り振る
(2)参加者が近くに座りたいと思った相手の番号を第1~3希望まで選び、自分の携帯電話のメールで「ザ・セキガエ」に送信
(3)全員の希望に最も近い席順をサーバーが数学の「組み合わせ」を応用した情報処理学を使い計算
(4)数秒後に携帯メールに座席表を返信する。
男女5人ずつが横一列に向かい合って座る場合、約100万通りの席順があるが、98%以上の確率で第1~3希望の異性が自分の正面に座る席順をはじき出せる。男女15人ずつまでならこの確率を維持できるという。好みが1人に集中するような場合は、希望に添えないこともある。
S. Kuroiwa, Y. Murata, T. Kitani, K. Yasumoto and M. Ito: "A Method for Assigning Men and Women with Good Affinity to Matchmaking Parties through Interactive Evolutionary Computation(対話型進化計算に基づく男女の相性を考慮した合コンへの割当手法)," Proc. of the 7th Int'l Conf. on Simulated Evolution and Learning. 2008(to appear)
全文→奈良先端科学技術大学 伊藤実研究室
<仕組み>
(1)参加者に番号を割り振る
(2)参加者が近くに座りたいと思った相手の番号を第1~3希望まで選び、自分の携帯電話のメールで「ザ・セキガエ」に送信
(3)全員の希望に最も近い席順をサーバーが数学の「組み合わせ」を応用した情報処理学を使い計算
(4)数秒後に携帯メールに座席表を返信する。
男女5人ずつが横一列に向かい合って座る場合、約100万通りの席順があるが、98%以上の確率で第1~3希望の異性が自分の正面に座る席順をはじき出せる。男女15人ずつまでならこの確率を維持できるという。好みが1人に集中するような場合は、希望に添えないこともある。