継続調査中。
MPI_File_set_view()は可搬性を高めるために利用が望ましい。
●MPI_File_open( MPI_Comm comm, char *filename, int amode, MPI_Info info, MPI_File *fh )
コミュニケータに属するプロセスで同じ関数を呼び出す。
MPI_Comm comm
:コミュニケータ
char *filename
:
int amode
:アクセスモード
- MPI_MODE_RDONLY 読込のみ可能
- MPI_MODE_RDWR 読込みと書き込みの両方可能
- MPI_MODE_WRONLY 書込みのみ可能
- MPI_MODE_CREATE ファイルが無い場合、新規作成
- MPI_MODE_EXCL 既にファイルがある場合にエラーを返す
- MPI_MODE_DELETE_ON_CLOSE ファイルを閉じる際に消去
- MPI_MODE_UNIQUE_OPEN 同時にファイルをオープンしない
- MPI_MODE_SEQUENTIAL 逐次的なファイルのオープン
- MPI_MODE_APPEND 全てのファイルポインタをファイル終端にセット
MPI_Info info
:MPI-IOに関するヒント
MPI_File *fh
:ファイルハンドル
●MPI_File_set_view( MPI_File fh, MPI_Offset disp, MPI_Datatype etype, MPI_Datatype ftype, char *datarep, MPI_Info info )
全プロセスで呼び出しする。
MPI_File fh
:当該ファイルのファイルハンドル
MPI_Offset disp
:オフセット値
MPI_Datatype etype
:ファイルビューを表すftypeを生成する基になるデータ型
MPI_Datatype ftype
:ファイルビューを表すデータ型
char *datarep
:以下の3種類の内のどれかを指定
– native: メモリ中のバイナリデータ表現と同じ表現(同一計算機内での利用を想定したデータ表現)
– internal: 同一システム内で互換するデータ表現
– external32: 異なるシステム間でも互換性のあるデータ表現
MPI_Info info
:MPI_Infoオブジェクト(key,valueペアで指定されたパラメタ群)。特に設定するものが無い場合、MPI_INFO_NULLを引数に与える。
<参考>
東京大学情報基盤センター:
「MPI基礎:並列プログラミング入門」ファイル入出力(pp.30)
理研AICS 辻田祐一:
MPI-IO(pp.7-11)