台風26号は、上陸することなく犬吠埼をかすめて三陸沖に到達し、夕方には北海道沖に達した。朝から午前中は、私たちの地域も雨風が強まり、「どうなることか」と心配されたが、午後になると雨が弱まって夕方には曇りになった。台風が温帯低気圧に変わると風はかえって広い範囲で強くなるとのことだから、明日の午前中まで風について注意をしないとならないだろう。
台風が接近する中、背中にできた「出来物」の治療に久慈市内の皮膚科に行った。医師は、「これは手術しなくては」とあっさり手術を決定し、チョンと麻酔を打って出来物を切り開き中身を押し出してしまった。説明では、これで再発はしないそうである。ただ、明日は医院が休みなので明後日消毒に行かないとならない。それと、傷がふさがるまで風呂に入れないのがこまる。
皮膚科に行ったついでにスーパーに立ち寄ると、秋サケのアラを売っていたので398円で売っていたので購入。今晩のメインはサケ汁にした。北海道ではサンペイ汁なのだろうが、私流のサケ汁である。タラの場合もそうだが、アラであつくるのが美味しい。サケ汁の場合は、ジャガイモ、ニンジン、ハクサイ、シイタケ、長ネギを入れ、味は白みそ、酒かす、塩、醤油で整える。出汁は最初にコンブでとって、最後に香り付けでカツオの出汁を加える。それに、ネベッコ(カックイとも言う)というキノコの甘酢卸和え(奥左)、ダイコンのガックラ漬(道の駅で購入)(奥右)を添えた。今、久慈地域ででは久慈川などにサケが登ってくる。岩手県の沿岸の川はほとんど河口でサケを捕まえ採卵して稚魚を育て放流している。放流したサケの一部は間違いなく、放流した川に戻ってくるのだからたいしたものである。しかし、最近は回帰率が下がっているらしい。放流量が増えて、北の海ではサケが過剰になっているという。調和のとれた自然の利用というのはなかなか難しい問題である。