良い天候に恵まれた3連休、春に出かけた大洞山トレッキングに再び行ってきました。今回は、山の恵みを目的に、そして、右膝の回復を確かめるリハビリを兼ねていました。
午前9時、大洞山の林道、三多気(みたけ)からの自然歩道付近で、案内のMさんと待ち合わせ。まずは林道に沿ってキノコ探しと、目的の一つとしていた「さるなし」と「マタタビ」の実探しからトレッキングのスタート。Mさんによると「車で走り抜けると見落としてしまうような道ばたに歩いていくとキノコが見る。」そう。限られたエリアだけだったがキノコをゲット。残念ながら今年は「さるなし」は実がほとんど生っていなくて、「マタタビ」だけは何とか収穫できました。
道ばたで見つけたキノコは「畑シメジ」、畑など少し明るく風通しの良い場所に生えるそうで、時期が良ければ結構採れるそうですが、今夜鍋ものに入れる程度いただいてきました。
「さるなし」は結局採れなかったので、マタタビの実を取りました。マタタビの実には虫が入ることが多く、ごつごつした形になりその実をマタタビ酒にしたことはありましたが、虫が入らず、もとの形の実を見たことは初めてでした。珍しいことです。
しばらく林道で秋を楽しんだあと、東海自然歩道から大洞山雌岳山頂を目指して斜面の石段を登っていきました。右膝はずいぶん回復し、何とか痛めず頂上までいい汗をかきながらおよそ30分で登り切りました。頂上からさらにおよそ30mほど高い大洞山雄岳を眺めることができました。来年には、雌岳~雄岳~尼ヶ岳の縦走をしたいと会話も弾みました。また、眼下には太郎生地区の集落をはっきりと見下ろすことができました。
昼食を取っていると、5パーティー(10名ほど)と出会いました。紅葉にはまだ早い時期ですが、結構上ってくる人もあるようです。
下りはかなりきつい下りでしたが、膝の調子も順調、林道まで一気に降りることができました。
林道に降りると関西から一人でバイクツーリングに来て休憩している青年に出会いました。尼ヶ岳が好きでこの辺りの山にも登っているそう。自分はどちらかというとバイクの方が気になって、しばしバイク談義。林道を走る場合、林道のツーリング案内地図もあるそうです。でも私は大型バイクでこんな山道は一人ではまだまだ走る予定はありません。山の中でバイクを倒したらとてもリカバリできそうにありません。安全運転、安全運転。
ようやく麓に降り、上る前に見つけておいた、山椒の木を切って、幹はすりこぎ用、そして実をしごき取って、粉山椒用にいただくことにした。山椒の実は赤く色づいていたが、タイミングとしては絶好で、一部がはじけて実が落ち皮が茶色く乾燥している物もあった。黒い実を取り除いて外の実の皮を茶色く乾燥させた物をミキサーで粉末にするか、すりこぎですると、うなぎを食べるときにふりかける粉山椒が出来上がる。家に持ち帰ってしばらく乾燥させ・・・、楽しみがもう少し続きそう。すりこぎは半年ほど乾燥させて形を整えたら、来年の春の山菜シーズンにでもすり鉢を準備して、すりこぎデビューをさせてあげようと思っています。
そして、Mさんのご厚意でな「めたけ」もいただいた。夜、早速吸い物にして家族でいただいた。春も山菜・木の芽など自然の恵みが多いが、秋も捨てた物ではありませんね。それにもまして、健康を実感できたこと、足の痛みもほとんどなく、楽しい一日を過ごせました。自然に感謝、感謝。今夜は心地よい疲労感とともに眠りにつけそう。