山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

作家生活

2011-12-15 23:39:18 | モノローグ【エトセトラ】
12月3日の指宿公演を終えて劇団での稽古が年末までなくなった。その間は次回公演の台本書きや映像シナリオ、計画書などのモノ書き生活に入った。作家生活である。

■12月13日【温泉】

今日が締切日だと思っていたある書類を提出した。ところが締切日は来年の1月13日だったのだ。この書類を作るために3日間は費やされた。いつもならばギリギリまで提出をしない私だが、この勘違いで得をしたような気分になる。
座長、サキ、クドシンと4人で我が家の近くにある菊南温泉に行く。岩盤浴、サウナ、マッサージ、食事などが楽しめ、午後から半日ゆったりしてきた。ブルジョア気分。これも勘違いなのである。・・・次回公演の台本、映像シナリオ、事業計画書など、年末までに完成しなければならない作業が残っている。これは勘違いではない。

■12月14日【台本書き】

「サダひとり~阿部定事件」第2稿目を書いている。滅多に口に出して言うことはないが「グルジー!」。思うようにペンが進まない。口に出さなくてもここでは書き留めておこう。「書けない。」あ~、スッキリした。
ある意味、作家らしい生活になっている。頭の中がエロスとグロテスク、ナンセンスで渦巻く。イメージが活字を上回っている。この事件の背景を考えると戦争の歴史ばかりを語っている。チガウ!劇は説明ではない。もっとエロチックに!

■12月15日【夜の散歩】

午後8時に近くの八景水谷公園へ出た。ちょっと走ってみた。息が切れた。腰の調子は良いが胸が揺れて重い。気分転換にはなった。自分の身体をイジメルことの快感。これだ!
そうか、劇は体育だ。身体が見えない舞台は面白くない。この単純なことを貫こう。夜の散歩をしながら肉体関係を妄想する。まず、自分が役者としての身体を作ること。
作家も腕力である。