山下建築舎.blog

東近江市で住宅設計をしている建築事務所

外壁下地

2011-10-12 | 建物
屋根、外壁のシートが張れました。



先月の上棟から2週間 
検査機関の中間検査、瑕疵保険の上棟後の検査 いずれも終わり
工務店さんにより順調に工事が進んでます。

屋根はお施主様直営にて日本瓦を葺かれました。
鬼瓦には縁起物の飾りが付いたものが使われていました。
周囲に切り妻屋根(普通の屋根です。)の日本家屋がたくさん建っていますので
やはり日本瓦がよく似合います。

外壁に張られた白いシートは透湿シートです。
現在建てられている住宅は、ほぼこの種のシートが
下地に張られています。
室内で発生する湿気を外部に逃がすためのシートで
水は通しませんが湿気は通すように出来ています。
このシートの上に桟を打ち、外壁材を張ることで
空気の通る通気工法になります。

冬、室内を暖房し 外部が冷え込んでいるような時
室内から侵入した湿気は外部に近くなるほど結露しやすくなります。
通気工法にすることで湿気を逃がし
結露しない様にするのがこの工法のねらいです。

また、室内側には防湿気密シートを張り
壁内に湿気が侵入しない様な工夫も必要になります。
断熱を高めると室内と外部の温度差が大きくなり
壁内結露の可能性が高くなるため
湿気を壁に入れない、入った湿気は外部に逃がすような
造りが必要になります。

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