帳場の山下さんの魚河岸日々雑感

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のえち物語⑥

2010-04-11 16:23:00 | 日々雑感
ここは去勢や避妊の手術をして受け渡しをしてくれるところで、のえちは避妊の手術をほんのちょっと前にしたばかりで、お腹ははげているし、糸もついたままの状態。
三日間飲ませなければいけない抗生物質のお薬や、お腹がゆるくなった時のお薬などをいただき、使っていたトイレの砂やドライフードも少量分けていただいて、手術費用など所定の費用を払って書類にサイン。



私の太ももの上ののえちyellow1

のえちは茨城の保健所に保護され、こちらのライフボートに来たのだということでした。
保健所ということは、本当に風前の灯の命だったのかもしれない。それにしても茨城から千葉の柏までとはまた遠い……。
のえち、のえち、一体貴女の身の上に何があったの?

なんてことはもちろん知る由もなく、ただこの子が茨城から来たんだ……ということが頭に焼きついたのでした。
ちらりと見えた書類に、花梨、という名前が記されていました。
どこかの時点でこの子につけられた名前だったみたい。

(続く)