タケ・タケ・エヴリバディ!

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医師 中村哲の仕事・働くということ

2024年07月01日 | 読みました!見ました!

柏崎市産業文化会館で開催された、映画「医師 中村哲の仕事・働くということ」の上映会に行ってきました。

中村哲さんの生き方についてはこれまでにも断片的な知識はあったのですが、今回映画を見てあらためてその凄さに感銘を受けました。まずは中村哲さんのプロフィールを紹介しましょう。

戦乱と干ばつに苦しむアフガニスタンで、36年間にわたり人道支援を続けた中村哲さん。医師という立場を超えて井戸の掘削や用水路の建設にも取り組み、多くの命を救った。中村さんは昭和21年福岡県生まれ。九州大学医学部を卒業し精神科医に。昭和59年パキスタン北部ペシャワールの病院に赴任、医療支援に取り組む。アフガニスタンを大干ばつが襲って以降は水資源の確保にも取り組み1600本以上の井戸を掘削。さらに25キロ以上にもおよぶ用水路も建設し砂漠化した大地に緑を蘇らせた。令和元年、何者かに銃撃され死亡。貧困という荒野を緑豊かな大地に変えることを夢見た73年の生涯だった。

まぁこんな感じです。

この映画は中村哲さんの実際の活動を追ったドキュメンタリーです。生涯をかけて、現地の人々と共に、現地の人々のために働いた中村哲さん。その軌跡を通し、“働く”とは何かを問いかける映画です。中村さんは自身のの活動について、「私たちに確乎とした援助哲学があるわけではないが、唯一の譲れぬ一線は、『現地の人々の立場に立ち、現地の文化や価値観を尊重し、現地のために働くこと』である。」と語っています。「人は人のために働いて支え合い、人のために死ぬ。結局はそれ以上でもそれ以下でもない。これは人間の仕事である。」中村さんの言葉がずっしりと心に響きました。

ただね。この上映会に参加している人たちの平均年齢は、明らかに70歳以上でした。もちろん高齢者にも多大な感銘と生き方のヒントを与えてくれる映画ではありますが、やっぱりこの映画は、これからの時代を生きる若者たちに見てほしい映画だよな…と思いました。でもまぁ65歳のボクとしても、「まだ自分も人のためにできることがあるんじゃないかな?」と、考えるきっかけにはなりました。


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