タケ・タケ・エヴリバディ!

当ブログは「竹と生きる・竹を生かす」をメインテーマに、管理人の田舎暮らしの様子をお届けします。

だいろの湯(多宝温泉)

2024年03月21日 | 新潟県内の日帰り温泉

昨日参加した「新潟ハーフマラソン」で、冷たい雨でずぶ濡れになり身体が冷え切ったボクは、日帰り温泉で身体を温めて帰宅することにしました。

今回のターゲットは、かねてから「行きたい」と思っていた「だいろの湯(多宝温泉)」です。知人から「あそこの温泉はいいよー」って評判を聞いていて、「いつか行きたいな」って思っていたんですよね。まぁ同じ新潟市内ながら、ビッグスワンから「だいろの湯」まで30㎞ほどありましたけどね。

新潟市西蒲区(岩室)にある「だいろの湯」。県道・新潟寺泊線を通っていくと、こんな大きな源泉の櫓(やぐら?)が目に飛び込んできました。ちなみに「だいろ」というのは「かたつむり」のこと。この「だいろ」が地元の岩室甚句に歌われているので、この名がついたようです。普段は角を出してじょんのびしている「だいろ」ですが、代官や役人が見回りに来たときは、殻の中に閉じこもる様子が岩室甚句に歌われているのだそうです。江戸時代当時の農民の生活の様子を歌ったのでしょうね。

はい。玄関の入口はこんな感じです。「温泉かけ流し」「天然自噴温泉」の大きな文字が目を引きます。とにかくこの「だいろの湯」は、源泉を3つも持っていること、かけ流し(循環しない)であること、あと加熱しないこと(温度の低い源泉には高い源泉を混ぜて温度調整している)ことがウリみたいです。

館内に掲示されていた「温泉分析書」です。3つ源泉があるということで、3種類の分析書が掲示されていました。こりゃぁいい。1回の来所で3つの温泉を楽しめるなんて、リーズナブルじゃありませんか。入館料は990円ということで日帰り温泉としてはちょっとお高いですが、3で割れば1つの源泉につき330円ですからね。これはお得です。

はい。こちらが3つの源泉を紹介したパンフレットです。さすがに浴場をスマホで撮影はできませんからね。1号源泉は硫黄の含有量が県下有数で50畳大庭園露天風呂で、2号源泉は弱アルカリ性のやわらかいお湯でジェットバスのある薬師の湯、3号源泉は露天岩風呂で入ることができます。全部の湯にゆっくりと入りましたが、それぞれ特徴があっていいですねぇ。では、温泉分析書も見てみましょう。

これが1号源泉です。泉温が63.4℃というのも、毎分160Lの自噴量もすばらしい。このお湯が張られた50畳の屋根付き露天風呂も、ゆったりしてとても気持ちよかったです。お湯の色はグリーンぽかったような気がしました。湯船に浸かると目線の先に、「だいろの湯」の意味や「温泉のこだわりや説明」が大きな文字で掲げられていて、メガネを外して温泉に浸かっているボクにもよく見えました。

これが、第2号源泉「薬師の湯」の成分表です。泉温は26.8℃なので、第1・第3号源泉と合わせて温度調節をしているみたいです。ボクは最初にこのお湯に入ったのですが、マラソン大会で冷えた身体に温泉の成分が染み込んでいく感じがして、とても心地よかったです。硫黄臭(いわゆるタマゴの匂い系)も強く、芯から温まる感じ。一番長く入っていましたよ。温泉の色は白濁している感じです。ジェットバスの水流も、マラソンで疲れた身体に実に気持ちよかったです。

はい。これが3号源泉です。pH(ペーハー)9.1ってアルカリ性が強いですね。このお湯は露天風呂で味わったのですが、なんたって昨日は外気温4℃の3月とは思えない寒さでしたので、44.8℃の源泉は外気で冷やされて「超ぬるい」状態。お客さんの中に「露天風呂、ぬるすぎるよ」と従業員の女性に話している人もいましたが、「うちは加熱していないんで、すいません」ということでした。

まぁそんなことで、極寒の「新潟ハーフマラソン大会」で冷え切った身体も、「だいろの湯」ですっかり温まり、疲れた筋肉も温泉成分に癒やされて、とても気持ちよかったです。ボク的には2号源泉の「薬師の湯」が一番気に入りました。帰りは岩室→弥彦→分水→寺泊→与板と下道で帰ってきて、高速料金も節約できたのでとてもヨカッタです。マラソン大会から日帰り温泉というパターンも、実にいいですね。クセになりそうです。

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ぐしょ濡れで完走!新潟ハーフマラソン!

2024年03月20日 | 健康・スポーツ・生涯学習

ボクにとって今年の初レースとなる、「新潟ハーフマラソン2024」に参加してきました。いやぁ〜!寒かった!天気予報を見てある程度の覚悟はしていましたが、雪こそ降らなかったものの、氷雨のような冷たい雨が頭の先からつま先までぐっしょり濡らし、特に最後の4kmは泣きそうになりながら走り切りました(泣かなかったけど)。もうパンツまでぐっしょりですよ。しかも冷たい。

この新潟ハーフマラソンのスタートとゴールは、ボクらアルビサポの聖地であるデンカビッグスワンですからね。ボクとしても「ビッグスワンで無様な走りはできない!」なんて思っていたんですが、もうゴール直前はヘロヘロでした。よく走り切りました。

今回もボクは、アルビユニを着て大会に参加しました。ボクと同様に「亀田製菓」を胸に走っていたランナーもたくさんいらっしゃいました。本当はきちんとアイコンタクトをしたり、声を掛け合ったりして交流を深めたいところだったのですが、今日の悪コンディションでボクも自分の走りに必死でなかなかその余裕がありませんでした。それでもブログでも互いに交流している50foxさんの姿を見つけて、声をかけさせていただくことができてヨカッタです。50foxさん、ありがとうございました。お疲れ様でした。

大会は多くの補助役員(ボランティアも多かったのでしょうね)の皆さんのおかげで、悪天候ながらもボクらは充実した気持ちで参加しレースを終えることができました。途中までは結構いいペースで走れている感触もありました(最後の4kmのあの冷たい雨がなぁ…)。レース後の「おにぎり」や「振る舞い餅」や「ミニラーメン」も美味しかったです。関係者の皆さんに心より御礼申し上げます。補助役員も寒かったでしょ?

家に帰ってきて、ネットで記録証をダウンロードしました。もう、そういう時代なんですね。記録証も雨に濡れなくて済むしね。ビックリしたのは、実はボクこの「新潟ハーフ」に出場するのは7年ぶり2回目なんですが、タイムが7年前よりも9分も早くなっていました。へぇ〜還暦を過ぎても記録って伸びるんだなぁ…(まぁ前が遅かったってこともあるけど)って、ちょっと嬉しい気分です。女房に自慢をしたら、「調子に乗らないように!」って釘を刺されました。そうですね。ボクら高齢者は、「無理せず、楽しく、笑顔で完走」が第一ですよね。

さて、次は4月6日の「燕さくらマラソン」です。桜が満開だといいな。

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耐雪梅花麗(雪に耐えて梅花麗し)

2024年03月19日 | ふるさと長岡・嗚呼!田舎暮らし

孫と一緒に家の周りをグルッと歩いていましたら、庭の隅っこにある梅の木が小さな花をひっそりと付けていました。

昨日あたりは雪も舞っていて随分寒かったのに、梅の木はちゃんと春を感じて咲いてくれたんだな…と、感激しました。

梅の花を見ると、ボクは「雪に耐えて梅花麗し」という言葉をが思い出します。これは広島カープで活躍した黒田博樹投手が座右の銘としていたので有名な、元は西郷隆盛の言葉です。西郷隆盛が甥宛てに送った手紙の中に書かれた漢詩の一節、「耐雪梅花麗」がその起源のようです。

厳しい雪の寒さに耐えてこそ、梅の花は美しく咲く。人間も、多くの困難を経験してこそ、大きなことを成し遂げられる。まぁそんな感じの意味です。

黒田投手は高校の授業でこの言葉を知り感銘を受けて以来、これを座右の銘としました。実は黒田投手は高校3年間、控え投手だったために公式戦で一球も投げられずにいました。しかし大学進学後にトレーニングの成果が出始め、卒業後はカープに入団しエースとして活躍します。その後、アメリカのメジャーリーグでも活躍し、再びカープに復帰すると現役最後の2016年、日米通算200勝を達成。カープ25年ぶりのリーグ優勝に貢献して野球人生の有終の美を飾りました。

人生で壁にぶち当たっても、目をそらさず精一杯やっていくと、得るものが必ずあります。そのすべてが私たちの肥やしとなり、いつか花を咲かせる時がくるでしょう。ボクの周りにも苦楽に耐え、素晴らしい花を咲かせている方がいらっしゃいます。自分自身もそうありたいと願って生きてきましたが、花は咲いたような、咲かないような…。

まぁ「花が咲く」という事象1つを考えてみても、「他人から見てきれいな花が咲いている」だけでなく、「見た目はたいしたことなくても自分にとってかけがえのない花」とか「家族にとってはかけがえのない花」ってこともあるわけなので、そんなに深刻になる必要はないのかもしれません。まぁ「人生は生きてるだけで上等」って考え方もありますからね。誰もが西郷隆盛や黒田博樹や大谷翔平や藤井聡太になれるわけはありません。野に咲く雑草の花だって、価値ある花であるわけですよ。

あれ?「♫世界で一つだけの花」になっちゃった?

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網代焼(あじろやき)

2024年03月18日 | ふるさと長岡・嗚呼!田舎暮らし

先日のこと。某道の駅で「網代焼(あじろやき)」を見つけたので買ってきました。以前にはわが家の近くのスーパーの米菓コーナーにもあったのに、ここ数年はお目にかかったことがなかったので、とても懐かしかったです。「あぁヨカッタ!まだ製造されていた!」って安心しました。

「網代焼(あじろやき)」というのは、ボクが小さい頃から慣れ親しんできた駄菓子で、柏崎市の新野屋という菓子メーカーが作っています。主原料は、うるち米の米粉・えび粉だけ。味付けも、食塩・砂糖・醤油とシンプルなのが特徴です。素材や味付けは、小魚粉からえび粉に変えた以外、開発当時の1907年(明治40年)と同じ。米粉は、網代焼に適した粒の大きさにするため、全て自社で製粉していえるそうです。また、他のせんべいとは違い、生地を作る段階で、米粉・えび粉・砂糖・食塩を混ぜ合わせるのだとか。こうすることで、海老の香り高い風味を感じられるように仕上げているらしいです。

はい。パッケージにも、しっかり説明書きが記されていました。この「網代焼」、ホントに美味しいです。そして懐かしい味なんですよ。

「やめられない・とまらない」の元祖とも言える、新潟県(中越地区)で生まれ育ったボクらにとってはソウルフードです。地元民のボクらは近所のスーパーでは買えませんが、ネットでは全国のファンにしっかり販売しているんですね。そういう時代なんですね。

 

【新潟直送計画】網代焼(あじろやき) - 菓子道楽 新野屋

1894年(明治27年)に、柏崎市で創業した「菓子道楽 新野屋」は、現存する最古の工業米菓企業といわれています。今回ご紹介する「網代焼」は、工業米菓の礎を築いた名菓。小...

新潟直送計画

 
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ロウ・アンド・ロウ(村山由佳)

2024年03月17日 | 読みました!見ました!

村山由佳の長編小説「ロウ・アンド・ロウ」を読了しました。たぶん新潟日報の書評を読んで図書館に予約を入れた本ですが、順番が回ってきて本が手元に届くまでに半年以上かかっているので、どんな内容の本を予約したのかまったく記憶がありません。手にした本は530ページもある分厚い本で、「え〜?こんな厚い本を最後まで読めるかな?」と不安になりました。

内容は、ドロドロの不倫小説でした。「あ〜まずいよ、そこは理性をもって!」などとハラハラしながらも夢中で読んでしまい、530ページの長編小説を数日間で読破してしまいました。内容はこんな感じ。


東京の広告代理店に勤める43歳の涼子は、3歳年下で美容師の夫・孝之と結婚して13年。毎日の生活にうっすら不満を抱えつつ、表面的には凪いだ日々を送っていた。ところが、20代の美登利を美容院のアシスタントとして招き入れたことで少しずつゆらぎが生まれて...。気づかぬうちに“深い川”に隔てられた二人は再び漕ぎ寄ることができるのか?夫婦、そして、男と女の心理を細密に描き出した傑作長編。


ところで、題名の「ロウ・アンド・ロウ」をボクは最初「Low & Low」かと思って「なんだこりゃ?」って感じだったんですが、「Row & Row」だったわけですよ。「Row」は「(舟を)漕ぐ」です。「Low」の「低い」ではない。わっはっは。なんとも恥ずかしい勘違いでした。

ボクが学生時代に、長谷川きよしや加藤登紀子や野坂昭如らが歌っていた歌に「黒の舟唄」という曲がありました。その歌詞に「ロウ・アンド・ロウ」というフレーズがあったのを思い出しました。

男と女の間には
深くて暗い河がある
誰も渡れぬ河なれど
エンヤコラ今夜も舟を出す
Row & Row Row & Row
ふりかえるな Row-Row

う〜ん。男と女の関係には多くのドラマが生まれやすいってことですよね。不倫も含めてね。この小説、際どい性描写の場面もありますから、お読みになる場合にはご承知おきください。

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