現在、佐渡ヶ島にしかいないという話で、日本の面積378000k㎡÷佐渡ヶ島の面積854.8k㎡
854.8k㎡÷378000k㎡=0.002=0.2%
減少率=99.8%
トキ。
テレビでよく見たら、顔は赤く、体は白く、まさに、日本の日の丸を背負って立つと言っていい鳥です。
全世界にトキの種族はいるようですが、日本を留鳥とする、朱鷺色で顔の赤い日本の個体群は、日本と周辺にしかおりません。
体も夏に、トキ色に色づき、朝明けのようなあわい色。
まさにこれも日、いずる国の鳥。Nipponia nippon。
日本人は、いつか、この鳥を見なければなりませんね。
かつては全国に分布していましたが、今では、見たことがない人が大半です。
私も本物を見たことがありません。
EUのナチュラビューア2000で見ますと、トキというのは灰色トキが指定されているのが見られました。
その他はあまりなく、これは、もうひとつ上の、大型水鳥で指定されているからだと分かりました。
もっと大きいコウノトリ目、ペリカン目の種が複数、指定されています。
以前からフリーイラストのために、トキの練習をしているのですが、なかなかうまく描けませんので、しばらく止まっていましたが、今回、イラストレーターの練習も兼ねて、また描いたイラスト。
テレビでは、木を見て、巣を作ると言ってましたが、これは日々観察していると、アゲハ蝶もそういうことがあります。
木でも、卵がしきりにつくぼろぼろになる木と、いつまでも人気のない、イモムシを育てられない木というのも、あります。
トキもそうでアゲハもそうなら、本当に優良木ってのはあるんだなあと思いました。
アゲハもそうですが、よく見て、よく選んで、賢いのだと思います。
さて、トキのエサについてです。
トキの野生復帰と佐渡島
第4節 トキの野生復帰はどのように行われているか より 引用
「湿重で200g前後である」とのこと。
「これをもとに計算すると、環境省が数値目標としている 60 羽のトキ(後述)が生きていくためには、年間約 4.4t のエサが必要とされ、その安定的供給のためには、10 倍の約 44t の餌が必要になると見積られている。
この数値を目標にしてトキが生息できる自然環境づくりが検討され、餌場に関して以下のような目標が提案された。
① 水田や水路には 7 ~ 8cm のドジョウが 1 ㎡あたり 1 匹以上生息する
② 水田や湿地ではヤマアカガエルの成体が 10㎡あたり 1 匹生息する、もしくは早春の水田1ha に 15 個程度の卵塊が見られる
③ 畦畔や周辺の草地には 1 ㎡あたり大小合わせて 2 ~ 3 匹のバッタが生息する
④ 沢にはサワガニが 1 ㎡あたり大小合わせて 2~ 3 匹生息する」
(湿重とは、水分も入れてのこと)
ということで、例えば、うちの地域を例に(帰って来てほしいので)計算してみました。
500×500メートルの田んぼ地区なら・・・
ドジョウ
250000㎡=25万匹?
ヤマアカガエル
=2万5千匹
バッタ
=50万匹
サワガニ
=50万匹
うちの近所なんて、カエル2種類(吸盤がある)、水路にはメダカぐらいであとはフナが少々。
このドジョウ25万匹、サワガニ50万匹がいる環境と、ドジョウ0,サワガニ0、ジャンボタニシの巣窟のうちのセメント農地整備地域。
まるで雲泥の差。
もう農地整備はしない方がいいですね。(うちの地域、はやくもとに戻して)。畔も大事です。セメントで固めている場合ではないです。
ここにさらに、コウノトリ、カワウソとなってくると、もっと必要になって来ますね。
都市のアーバンライフもセメント化も時代遅れになりましたが、農地の工場化も空虚で形骸化したものになって来ました。
でも、これは単に、セメントを土に変えただけでは戻らないでしょうね。
自然が強い環境にして行くことが必要です。
魚道ではなく、自然に流れる川や水路、田んぼがやはり必要ということでしょうね。
日本にはトキが以前のようにあちこちいるほうがいいと思います。
なにせ、日本の鳥ですから、遠い外国から観光に来る人らには、ぜひ見てもらったほうがいいです。
日本を代表する鳥となったら、日本観光に来る人らは、ぜひ見たい、見に行こうと、観光集客にも良いはず。
確かに中国韓国にもいますが、日本の自然を見に来たのに、いないとなると、残念です。
我々が外国へ旅行する時、あれが絶滅したんだよ、今はいない、と聞いた自然に、どれほど魅力を感じますかね。
また、そういう国への思いも、どう抱くか・・・
我々も、いつでも、トキが見れるようになれば幸せな気分を感じられます。
トキが来たら、自然も豊かになるし、トキも綺麗です。
群れで飛ぶ姿の綺麗さに、私は感動しました。
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