写真散歩

カメラを持って気ままに散歩

ムニンノボタン

2018年07月21日 | 小笠原

ハシナガウグイス可愛い~ 思わず今日の投稿は「鳥さん」に変えようかなって思ったぐらいです。

でもせっかくムニンノボタンを撮りに行ったので、ムニンノボタンの紹介をしますね。
ムニンノボタンの花が咲くのはこの山の向こう側…
険しい山道を登って行って…

というのは冗談で(そんな所なら行かないし)、近くまでちゃんと道が走ってます。

この道は夜明山周回道路。今まで紹介した中央山や傘山はこの道路で山頂近くまで行くことができます。
さあ、近付いてきました。近くには国立天文台のパラボナアンテナがあります。

ちなみに夜に光るキノコをグリーンペペと言うのですが、このパラボナアンテナは夜にオレンジ色にライトアップ?されているのでオレンジペペと言うそうな。

入口に到着です。

ここを少しだけ奥に行くと…
咲いてありました。ムニンノボタン♪

ノボタン科の植物で父島だけに生育する植物です。ちなみに母島にだけ咲くのはハハジマノボタンと言って、ムニンノボタンは白花ですが、ハハジマノボタンは赤味がかかってます。

発芽時には日陰と湿潤を必要とし、成長すると日照を必要とするという一見矛盾した生育特性があり、干ばつ、風害などによって上層木をはじめ生育地の植被状況が変わるたびに、生息が脅かされているそうで、数が極めて少なくなっているそうです。ちなみにここにあるのは全て植栽株となっています。


高さは1m程度の常緑小低木です。



花後

絶滅危惧種になってしまったのは、以前はこの実を食べる鳥がいて分布を広げることができたそうなのですが、その鳥が絶滅してしまったため分布を広げることができないためとも言われています。


イマ億な写真しか撮れませんが、初めて見ることができたので嬉しかったです。
このまま植栽が上手くいって絶滅危惧種でなくなればいいなと思いました…

それでは、暑い日々で大変ですが元気でお過ごし下さいね。
メジロのヒナもおやすみなさい。