写真散歩

カメラを持って気ままに散歩

夏の終わりに・・・

2019年08月31日 | 京都
今日で8月も終わりですね。
めっきり涼しくなって過ごしやすくなってきました。
そんな夏の終わりに(正確には夏休暇の終わりに)少しだけ遠出をして福井の小浜まで出かけてきました。
前々から職場の複数の同僚に、ここは良い、ここは良いと聞いていたので
思い切って行くことにしたのです。
思い切ってと言っても家から車で1時間ちょっとですけどね~
駐車場に着きました。
目的の場所はこの川を渡った向こうです。
涼し~
少し歩くと山門が見えてきます。
お~ なんか良い感じ♪
ここは明通寺、真言宗御室派 のお寺です。
鐘楼もなんだか風格がありますね~
この明通寺は806年に、北陸地方を巡行中の当時の征夷大将軍であった坂上田村麻呂が創建したとされるお寺です。
坂上田村麻呂・・・昔々、社会の授業で名前を聞いたことある!!
受付で拝観料の500円を払って更に奥に進みます。
このお寺は、坂上田村麻呂が天下泰平、諸人安穏のために創建したそう
最盛期には、25の僧房を抱えていたそうですが、創建から400年のうちに3度の火難にあって、創建時のものは全て焼失しているそうです。
その後、鎌倉時代になって再興され、現在に至っています。
見えてきました!!
国宝の本堂と三重の塔です。
この本堂には、薬師如来、降三世明王、深沙大将の3体が安置されいます。
写真は当然のことながら撮れませんでしたが、本堂に入れてもらってちゃんとお参りや説明を受けることができます。
説明を受けている間、本堂の中には冷たい風が入ってきて、本当に気持ち良かったです。
三重の塔を撮るのは難しい・・・
皆が良い、良いって言う理由がなんとなく分かったような気がしました。
境内にたたずんでいると、煩悩だらけの私ですが、穢れが清められていくよう・・・
直ぐに穢れますが(笑)
あっ、錦鯉!!
ゆっくりゆっくり来た道を帰ります。
それにしてもいつになったら手水舎を上手く撮れるようになるんだろ・・・
帰る道には、客殿があって、そこにも不動明王立像が安置されてました。
奥に見える大木は樹齢およそ500年のかやの木です。
おわり・・・


夏の特別遠征企画第3弾・・・山が私を呼んでいる 終わり

2019年08月30日 | 京都
涼しくなったと思ったら、秋雨前線の影響で毎日どんよりさん続きですね。
早くすっきりとした秋空を見てみたいものです。
さて、いよいよ伊吹山も今回で終わりです。
山頂にはヤマトタケルの像が!!
まったく基礎知識がありませんでしたが、今から2千年ほど前、日本武尊は伊吹山の荒ぶる神を退治しに伊吹山に登りますが、途中で白い大きな猪と出会います。  
日本武尊はこの猪を「伊吹の荒ぶる神の使いの者」と思い、「今殺さなくても、帰りに殺してやろう」と言われたが、この猪こそ伊吹の荒ぶる神自身だったのです。  
荒神は日本武尊の言葉を聞いて大氷雨(雨と霧)を降らせ日本武尊は命からがら下山し、伊吹山の麓に湧き出る清水のもとで休みようやく正気を取り戻します。   
その清水がこの前行った醒井なんですね♪
なるほど~

山頂のお店で軽く昼食(天ぷらうどん)をとった後に下山をします。
どうせならもっとおしゃれ~なお昼ご飯を食べたかったけれど、ほぼどのお店もメニューが同じで麺類、あってもカレーぐらいなので我慢です。

来た道を帰るというのもいいのですが、チャレンジャーとしては別の道を通ってみたい!!
ということで東ルートを通って帰ることにします。
西ルートから比べると距離も結構あるらしく所要時間は1時間!!
道は岩がゴツゴツと出ていて歩きにくい感じ
残念ながら見掛ける花も少なめです。

振り返って見る山頂が良い感じです。
ここで見かけた花を紹介
東側のルートで多く見掛けたのが
イブキトリカブト(キンポウゲ科)
花の形は普通のトリカブトと同じようですが、なんとなくこじんまりとして見えました。
それにしてもせっかくなのに思うように撮れなかった・・・
お次は変わった花のシオガマギク(ハマウツボ科)

半寄生の植物で、山地に咲く花となります。
こちらは可愛いハクサンフウロかな?
そうやって花を探してるうちに駐車場に到着です。
以前、なつみかんさんが、しいちゃんに駐車場にも花があると言ってたので探してみます。
ルートでは見ることができなかったヤマホタルブクロ(キキョウ科)を発見しました。
ルートでも少しは見れたけど、ここのが一番綺麗だったカワラナデシコ(ナデシコ科)も♪
もう一周ぐらい登山道を回ってきたかったけれど、帰省の途中だったということを思い出したので帰ることにします・・・
またいつか必ず行きたいと思います。

夏の特別遠征企画第3弾・・・山が私を呼んでる編②

2019年08月29日 | 京都
伊吹山の西ルートの道はなだらかだし、小石が敷いてあるので歩きやすいです。
下の駐車場から山頂までは40分もあれば到着するのですが、花を見つけながら景色を眺めながらなので私は1時間以上かかってしまいました。

少し歩く度に違う花を見つけられるので楽しいです。
セリ科の花は詳しくないのですが、植物ガイドによればシシウドかな~
こちらは変わってミヤマトウキ(セリ科シシウド属)かな?
難しい・・・
まあ、見れただけでも良しとしましょう。
少し歩くと、一株だけコオニユリ(ユリ科ユリ属)の花が咲いてました。
ふと振り返ってみると気持ちの良い、雄大な風景が広がってます。
足元に、イブキフウロ(フウロソウ科)の花を見つけました。
この他にもフウロソウを見つけられたのですが、イブキフウロの特徴は花びらの先が3つに分かれてるので分かりやすいです。
頂上が見えてきました。
何もないだろうと思ってたのですが、結構賑やかな感じですね。
麓から登山してきてる人もけっこう多かったです。
山頂に到着♪
続く♪

夏の特別遠征企画第3弾・・・山が私を呼んでる編①

2019年08月28日 | 京都
南房総から京都への帰りの途中にその山はあります。
前から行きたいと思いつつ、もう3年が経ってしまいました。
そんな山にとうとう今回行ってきたのであります。
私を呼んだその山の名前は伊吹山!!
麓から登山するのが本当なのでしょうけど、久し振りの長距離を運転して身体はバキバキ+渋滞に巻き込まれてヘトヘトということで、今回は車で登ることにします。
まあ最初から歩いて登る気は、これっぽっちももありませんでしたが(笑)
楽して行ける所には楽して行くのだ!!

関ヶ原のICを降りてしばし、伊吹山のドライブウェイに入ります。
通行料金は3,090円也
高いな~と思うかも知れませんが、入場料も含んでるんだと思えば安いのかも。しかも往復でこの料金です。
全長12キロの道をゆっくり登って行くと、9合目にあるスカイテラスに到着しました。
スカイテラスの標高は1,260m!!
お~ 久しぶりの1,000m越えです。
早速西ルートから登って行きましょう♪
前日まで天気が悪くて行けるかどうかハラハラでしたが、雲は多いもののまずまずのお天気です。

登って直ぐに目に入ってきたのが、クサボタン(キンポウゲ科センニンソウ属)の可愛い花
いきなり会いたかった花に会えて嬉しい♪

クサボタンに会えただけで、来た甲斐がありました。
もう帰ってもいいぐらい(帰らないけど)

こちらはクサボタンの花後の様子
なんとなくセンニンソウの花後にも似てますよね♪
それにしても、さすが高い山だけあって吹き渡る風が冷たくて気持ちいいです。
今回一番多く目についたのが、ルリトラノオ(オオバコ科クガイソウ属)と

サラシナショウマ(キンポウゲ科サラシナショウマ属)の花でした。
夏と秋の花の入れ替わりの時期なんですね。
山道からスカイテラスを振り返ってみます。
雲の上を歩くのは気持ちいいです。
写真はイマイチなれど、イブキアザミ(キク科アザミ属)もちらほらと見えます。

いっつも後で後悔するんだけど、もっとレンズとかを選んで慎重に撮れば良かった・・・
レンズ交換するのが面倒になってしまって・・・
シモツケソウを背にミヤマコアザミ(キク科アザミ属)
ゆっくり歩いて行くと少しずつ違う花を見つけることができて楽しいです。
頂上へと続く♪

夏の特別遠征企画第2弾・・・②

2019年08月27日 | 京都
急に秋めいてきて、随分と過ごしやすくなりましたね。
暑がりなので大助かりです♪

さて、前回の崖観音からの続きです。
ふと灯台を見たくなったので、まだ行ったことのない灯台を目指すことにしました。
ナビを設定してゴーです。(ほぼ一直線なのでナビを設定するほどでもなかったですが(笑))
30分ぐらいで目的の灯台に到着です。
そんなに広くないけれど、ちゃんと駐車場もあって助かりました。
崖観音の時にはドヨンとした曇り空だったのに、ここは青空が広がってます。
う~ どうせなら洋風のカッコイイ風景だったら良かったのに、思いっきり漁港の雰囲気ですね(笑)
今回来た所は野島崎灯台になります。
知識も何もなかったのですが、この灯台は今年で150周年になるんですって
それにこの灯台、200円を払えば登れるそうです。
さっそく登ってみましょ~ 灯台に登るのなんて初めてだ!!
灯台の入口から狭い螺旋階段を登っていきます。
かっこつけて撮ろうと思ったけど失敗した銘板(笑)
階段は77段あって、その後は鉄製の急な階段になります。
良かった。ひっかからずにまだ余裕でくぐれた♪
この灯台の高さは地上から頂部まで29m、水面から灯火までが38mあるんだそうです。
ガスってるせいか、見通しは効かなかったけれど、それでも海風が気持ちいいです。
これは西側を見たところ
これは来た方向の北側を見たところ
右下にある神社は、びっくりしたのですが「厳島神社」です。
とは言っても広島の厳島神社とのかかわりはないみたい。
地元では野島辨財天として親しまれてるそうです。
そしてこれが南側~ 太平洋の海原が広がってます。
なぜか東側は撮り忘れてました(笑)基本、西側と同じような風景です。
見ると遊歩道があるようなので行ってみることにします。
肝心の灯台の説明をするのを忘れてました。
この野島崎灯台は、慶応2年にアメリカ等4か国との間で結ばれた 「江戸条約」によって建設を約束された八つの灯台の一つで
明治2年12月18日に完成し初点灯され、日本の洋式灯台としては、観音崎灯台に次いで2番目のものなんだそうです。
関東大震災の時に、地上6メートルで折損、倒壊してしまい。 現在の鉄筋コンクリートの灯台は、その時の復旧工事によったものです。 
その後、電化され現在730,000カンデラの光りを放ち、光達距離は17海里(約31km)もあるんですって
全く知りませんでした・・・
灯台を降りて海に向かって遊歩道を歩きます。
遊歩道の傍らにはハマナデシコや
ミヤコグサがチラホラと咲いてました♪

端まで来てびっくり
ここが房総半島の最南端だったのね・・・
考えてみたら南下してきたのだから、当然と言えば当然かもしれませんが・・・
大きな岩の上に不自然にベンチが・・・
よくある「恋人達の聖地」とかってやつでしょうか?
やだやだ・・・と思いながら登ってみたら
そんなことはなくて、ただのベンチでした(笑)
ここでは朝日と夕日が見えるんだそうです。
う~ん真昼間に来てしまった私はどうすればいいのだろう・・・
その岩から振り返って灯台を望みます。
考えてみたら、地元で過ごした倍以上の年月を他の土地で過ごしてしまっているけれど、また来年帰って来たときに、地元の行ったことのない場所に行ってみるのも楽しいかも・・・
そう思った遠征第2弾でした。
おわり