写真散歩

カメラを持って気ままに散歩

弥生に咲く花 4

2018年03月31日 | 小笠原

最近よく上げてるトップの写真↑は本文とは関係ないので気にしないで下さいね。

今日で3月も終わり…
内地からの桜の便りに若干いじけそうになってます…
が、いじけてても仕方がないので、今日は私が休日には必ずと言っていいほど立ち寄る場所を案内しようと思います。

場所は大神山公園内にある「ヒメツバキの谷」
まずは大神山公園がどんな感じかと言うと…

一番手前のこんもりした低い山が大神山公園です(右奥にあるのが前回投稿した旭山です)
ここの裏側…この写真の向かって左側に行くと…

「ヒメツバキの谷」があります。

では、さっそく行ってみましょう♪

ここが私のお気に入りの場所。滅多に人も来ないので、このベンチに寝転がって空を見上げたり、鳥を待ったり、待ったり、待ったりしてます…でも滅多に来ない(>_<)


空を見上げるとモモタマナの葉っぱ(この前のラブラブハートの写真はここで撮りました。)が赤く色づいてます。
今回の台風であらかたもう葉っぱは落ちたでしょうね。

いつまで待ってても鳥は来ないので出発。
先日、ムニンタツナミソウを投稿しましたが、撮ったのはここになります。

この写真だと分かりにくいですが、階段横に白い花が見えるでしょう?
ここの階段で寝転がって撮りました。


階段だったので痛かった… これでもけっこう苦労して撮ってるんですよ~


谷を登ったところから見下ろした写真です。ここの谷を登って、もう一つあるエントランスに行くと…



フイリソシンカ(マメ科ハマカズラ属、インド・ビルマ・中国原産)が薄紅色の花をたくさん咲かせていました。
(ネームプレートにはアカバナハカマノキのありましたが、花の色からしてフイリソシンカだと思うので、フイリソシンカにしておきます)
ついこの間花が咲いてたんじゃなかったっけ?と思って調べたら、春と秋の二度咲くそうです。
良かったボケてしまったのかと思った(笑)


ひっそりとオクナ・セルラタ(オクナ科)…ミッキーマウスの木って言った方が分かりやすいですね。
が、花をひっそりと咲かせてました…

肝心のヒメツバキの花はどうしたのか?と思うでしょうが、ヒメツバキの花は夏頃に咲きますので、咲いたらまた紹介しますね。

Yasuの木々を見上げたかった・・・

2018年03月30日 | 小笠原


一週間お疲れ様でした。この週末もお天気は良いみたいですからお花見日和になりそうですね。
楽しんできて下さいね。

ということで今回は、前々回のブログで紹介した旭山を紹介しようと思います。
覚えてるでしょうか?
旭山は父島北部に位置している標高267m高の山です。一見高そうに見えますがそれほどでもないですよ。
名前の由来は咸臨丸が来島した幕府の巡検隊が日本国旗をこの山頂に立てたことに由来してます。


これが旭山の遊歩道の入口です。常にいいかげんなので時間は測ってないですが麓から歩いて30分ぐらいかな?
ちゃんと道路が整備されてるので歩いてきても辛くないです。

今回は木々を見上げちゃうんだもんね!!
いざスタート♪


あれ…木々の見上げ方が分からない…(>_<)
どこをどうやって撮ればいいのだろう…固有種の木もたくさんあるのに…

なつみかんさんの凄さを改めて実感しつつ、私は凄くないので早々に木々を見上げるのは諦めて、いつものように俯くことにしました…

すると…俯いた先にも固有種が!!

キンモウイノデ(金毛猪手)、オシダ科で常緑性のシダです。山を歩いているとよく出会うシダです。 キンモウイノデという和名は、葉柄基部に多くつく鱗片(りんぺん)の黄褐色~褐色の色に由来しています。 鱗片は、根茎、葉柄、葉の軸などに2列以上に並ぶもので、様々な色や形があり、シダ植物の分類で重要な特徴になります。
重要な特徴になると言われてもさっぱり分かりません(>_<)
気分を取り直して前進あるのみ!

おっ、これはよく見る知ってる苔♪

ムニンシラガゴケ(無人白髪苔)シラガゴケ科で固有種
クッション状に群生する雄株と雌株があるコケ。葉は厚く、乾くと白緑色になります。
天気の良い日が続いてたので、この状態が乾いてる状態ですね。


ホソバクリハラン(細葉栗葉蘭)ウラボシ科でこれも固有種です。
常緑着生シダ。葉は蜜に出て、単葉で線形-披針形、両面とも細い脈が見えます。
なるほど~私は細い脈は見て来ませんでした(だって今知ったんだもん)


ムニンエダウチホングウシダ(無人枝打本宮羊歯)ホングウシダ科の固有種
常緑地性シダ。葉は2回羽状複葉で頂羽片ははっきりしません。小羽片の辺緑はほとんど切れ込まないそうです…
偉そうに書いてますが何言ってるのか理解不能です…

木々を見上げても駄目…下を俯いても駄目…
トボトボと前を向いて歩くことにします。
そろそろ山頂に近付いてきました。

ねえ、しいちゃん。旭山山頂と旭山南峰の分岐点まで来たけどどっち行きたい?
南峰にはムニンタイトゴメ(ベンケイソウ科・固有種)があるけど?
南峰がいい?
じゃあ旭山山頂に決定♪(笑)


開けてきました。旭山山頂までもう直ぐです。


これが二見湾の風景…この前の夕陽を撮ったのが右側の山になります。


南の方を向くとこんな感じ。私が良く行く農業センターはこっちになります。


これが私の住んでるところ…

ちなみにしいちゃんが行きたいって言ってた南峰はこんな感じです。

またここには行くのでブーブー言わないでね。


帰りにシマギョクシンカ(アカネ科・固有種)の蕾も見つけたから(^^)

【番外編】ラブラブ💖

2018年03月28日 | 小笠原


みなさんがラブラブで羨ま…微笑ましいのでラブラブな写真を投稿しようと思います。
ラブラブの象徴と言えばハートと言うことで…

これはタコノキの枝を切った跡です。ねっ、ハートの形してるでしょ?
(偶然じゃないか!!と関西方面から聞こえてきそうな気がしますが気にしない♪)
いまタコノキを調べて知ったのですが、固有種だったんだ…
内地の植物園とかでも見るから南方ではメジャーな木だと思ってました…(>_<)

これがタコノキの実で時間が経つとオレンジ色になります。
食べれるって書いてあるけど、食べたいとは思わないですね~
島でも食用とかで売ってもいないので、きっと美味しくないのでしょう。
島にいるネズミが食べるみたいです。

話がそれちゃいましたが、ラブラブハートに戻ります…(-_-;)

これはテリハハマボウ(アオイ科 フヨウ属)の葉っぱ。
これも固有種だとは知りませんでした…(>_<)
花の写真を撮ってくるのを忘れましたが…フヨウのような黄色い花を咲かせます。
一日花で夕方には赤くなって、ツバキのようにそのままポトリと落ちてしまいます。


これはモモタマナ(シクンシ科)に属する樹木の葉っぱです。
もちろんこんな形の葉っぱではなくて、重ねてハート形にしてみました(暇なのね…)
ちょうど今は葉の入れ替え?の時期で紅葉した後に落葉します。

では、引き続きラブラブでお過ごし下さいね(^^)/

【特別編】たそがれ・・・

2018年03月27日 | 小笠原


なにもなく過ぎてゆく寂しい日曜日…
海を眺めながらたそがれたい気分になったので出掛けることにしました…


目的地は三日月山園地にある展望台です。
ちょうどこの正面にある山の向こうになります。


ここが私の住んでいる西町、正面に見える山は旭山、近々ブログに旭山で撮った「YASUの木々を見上げて」(あれっ…どこかで見たようなフレーズ…)を投稿しますので覚えておいて下さいね。


麓から展望台までは山道を徒歩で登ること約20分
道はちゃんと整備されているので車だったら直ぐです。


だいぶ上がってきました。この道端には特に珍しい植物もなくモクマオウ、ギンネム等の外来種が多いので華麗にスルーしていきます。


見えてきました。ここが展望台、俗にいうウェザーステーション。
なんでウェザーステーションって言うのかと言うと、ここに気象庁の施設があるからですね(そのまんま)


ここに見に来たことはないけれど、ここからでもクジラを見ることができるんですよ。
この日も遠くにクジラのブロー(潮吹き)が見えました。


この日は天気がいいので、夕陽を眺めにもう人が来てます。

ちなみにここから南の方を眺めると…

こんな感じです。画面左の奥にうっすらと見えるのが母島(有人島)です。

さあ座る場所を確保して、たそがれモードに入ります。

そうそう。たそがれ…黄昏とも書くのでこういうのをたそがれというのだと、さっきまで思ってましたが違ったのですね。
たそがれは日没直後、雲のない西の空に夕焼けのの赤さが残る時間帯を言うそうです。
「たそがれ」は元々、「たそかれどき」の略で夕暮れの人の顔の識別がつかない暗さになったとき「誰そ彼(だれですかあなたは)」と尋ねる頃合いからきたんだそうです。
なるへそ♪

たそがれてる暇もなく日が沈んできました。



この日は雲もなく綺麗に夕陽が沈むのを見ることができました。

で、これがたそがれです。

「寄りてこそ それかとも見め たそがれに ほのぼの見つる 夕顔の花」
                          ~源氏物語より~

弥生に咲く花 3

2018年03月24日 | 小笠原
今日お見せするのは

オオハマボッス
オオハマボッスはハマボッス(サクラソウ科オカトラノオ属の越年草。日本の北海道〜沖縄県、中国、東南アジア、インド、太平洋諸島といった広範囲に分布。海岸に生育する海浜植物)の変種で、小笠原諸島にだけに生息する固有種です。
育てやすいからか、広場や公共施設の花壇とかでもよく見かけます。
トップのこの写真も広場に植えてあったものを撮ったものです。

先日の祝日にこれも浜辺に咲く固有種

オガサワラアザミの状況を確認にしに行ったところ、オガサワラアザミはまだこのような感じで大きなロゼット状態だったのですが、その傍らに

オオハマボッスが自生している場所を見つけました。

ここは先日のブログにも投稿した扇浦の浜辺になります。
どんな所かというと…

こんな感じでそんなに大きな砂浜ではないけれど、名前のとおり扇状になってるでしょ?
穏やかな時は本当に綺麗です…

私の住んでいる場所はこの対岸になるのですが、ここまで5キロぐらいです。
前は良く走ってきてましたが最近はサボりまくりです(-_-;)
しいちゃんを見習ってそろそろ走らないと…

で、問題は、自生してる場所を見つけられたのは嬉しいのですが…

このオオハマボッスとオガサワラアザミが自生している場所は休憩所のトイレの前…しかも女子トイレの前(>_<)
女子トイレの前でカメラもってウロウロしてたら超怪しいですよね…
通報されないように気を付けて撮ろうと思います(-_-;)

その近くではオッタチカタバミ?が優しく咲いてました…