皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。
寒いですね。日本列島は数十年に一度という寒波に見舞われています。特に西日本は厳しい寒さとなっているようですね。ここ沖縄でも本島最北の国頭村奥で最低気温が7.2℃まで下がりました。沖縄はこれに風が加わり、体感では1~2℃になります。これから一週間は寒い日が続くそうです。体調管理にはお気をつけ下さい。では、本題へ。
薬剤ゲノム学による新しい処方スタイルを国際的に浸透させるためのコンソーシアムも設立されています。
これは臨床薬剤ゲノム学遂行コンソーシアム (CPIC) と呼ばれています。
このコンソーシアムは、薬剤と遺伝子ペアのうち、300以上もの組み合わせを取り上げて、これらに対する解析結果を提供しています。
重要な薬剤と遺伝子の30ペア以上については、すでにガイドラインも発行しています。
ただ、新しいテクノロジーを臨床現場に導入する上で重要なのは、きちんとしたアウトカムデータを求めるための臨床研究を行うことです。
このようなデータをきちんと提示するための薬剤ゲノム研究の対象となった薬はまだ多くはありません。
HIV治療薬のアバカビルや抗けいれん薬のカルバマゼピンなどです。
その他の薬についてはこれからのデータ蓄積が望まれます。
例えば、前述のワルファリンについてもまだ十分なデータが出されていないのです。
中城村の風景
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