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中足骨骨折 日本選手権標準記録突破

中足骨骨折は、脛骨や大腿骨に並んで多い疲労骨折です。

一般的にはジャンプやランニングによる過度の負荷が長時間、また継続してかけられるオーバーユース(使いすぎ)に起因するスポーツ障害とされています。

しかし、単純にオーバーユースが原因であるならば、全部の骨が一気に骨折しないと説明がつきません。どうして中足骨なのか、そしてその解決方法はどうしたら良いのか、ということを考えていきましょう。




20代女性実業団ランナー
大会中に中足骨疲労骨折
以降、再受傷
5000mで50秒短縮し日本選手権標準突破、
さらにそのまま10000mでも突破

疲労骨折は、
一度の外力で発症するよりも、
繰り返しのストレスをかけることにより受傷する、
金属疲労のような骨折をイメージしてください。

繰り返しのストレスですから、
フォームやシューズが大きく関係していると考えます。

一般的には、
フォームをチェックしたり、
芝生などの柔らかい路面で走ったり、
自転車をこいだりプールでの歩行などが知られています。

加えて、
インソールや塗り薬、貼り薬、
さらにはステロイ○のような治療方法も。

さまざまなことを試しても、
再受傷してしまうケースが多いのは、
やはり原因が解消されていないためです。

今回は、
スイング走法から、
ツイスト走法へと本来あるべきフォームへと戻し、
シューズもスイング走法のものから、
ツイスト走法のものへと変更しました。

実業団選手なので、
シューズの変更も大変でしたが、
頑張って頂きました。

こういうところで実業団選手やプロ選手は大変です。
こだわりよりも良いものをすぐに取り入れたいのですが、
しがらみが大変。

対して、
一般の方はしがらみがないので、
すぐに取り入れやすいはずですが、
逆にこだわりがあったりして面倒なことが多いです。

しかし、
シューズはストレスに大きな影響を及ぼしますので、
変えるべきものは変えないと治るものも治りません。

また、
フォームも同様です。
一般の方の方がこだわりが強い傾向がみられます。

選手やシリアスランナーの方の方が、
新しいことにすぐに着手します。
そして体感します。
何が速くて何が問題なのか。
そうして、自分に良いものを取り入れていきます。

そしてその後、
5000mで一気に50秒も短縮し、
日本選手権標準を突破してしまいました。
そしてそのまま、
10000mの標準記録も突破してしまい、
ダブル突破の奇跡が起きてしまいました。






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