河野友見 *Y’z diary*

お仕事記録など

イギリスの素敵な童話世界。

2010-02-08 | ファンタスティック・イギリス

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久々になりますが、海外コラム用の下調べをしています。

今度対象にしたいのは、イギリスの物語の世界。

イギリスでは古くから童話や物語が生まれ、今もなお、その多くが世界中で翻訳されて読まれています。

私自身も学生時代イギリスの中世英文学を学びました。
今でも「この専攻でよかった!」と思うくらい、とてもファンタジックで少しシュールで、面白くてちょっぴり怖い、イギリスの物語世界に魅せられています。

イギリスで入手した、珍しい装丁本などもあるので、写真で紹介したいなあと思っています。

さて、どんな物語の世界について書くのかは、発表でのお楽しみ・・・


Follow、歓迎します→ Twitter

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フルーツメール


魔法の国からの手紙、今年も。

2010-01-06 | ファンタスティック・イギリス

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2005年にスコットランドで「FRIENDS OF GLENFINNAN STATION(グレンフィナン友の会)」に入ってから、毎年会報が送られてきます。



スコットランド北部から西部に伸びるウェストハイランド鉄道では、あの「ハリー・ポッター」シリーズで”ホグワーツ特急”として登場した「ジャコバイト蒸気機関車」が走っています。
言わば、魔法の国へ連れて行ってくれる列車。
湖を望みながら、もやのかかった森と渓谷を走る列車の中では、本当に違う世界に連れて行かれるような気持ちになってしまいます。

「ホグワーツの入り口」とも言える途中駅のグレンフィナン駅には、ウェストハイランド鉄道の100年を超える歴史の遺物が展示されていて、こじんまりとした博物館は殆ど寄付金のみで運営されています。

私は気持ちしか寄付をしていないのに、日本まで必ず手紙を送ってくださることには申し訳ないやら、プレッシャーがかかるやら(笑)

やはり少しでもスコットランドの美しい風景を守ってほしいと思います。
って、ポンド札を切らしてるので、もうちっと待っていただくとしよう……


グレンフィナン駅と博物館のサイトはこちら(英語)

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年末強気でストライキ!

2009-12-15 | ファンタスティック・イギリス

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タイトル、うまいこと歯切れのよい見出しになりました(←満悦)


さて、イギリスのブリティッシュ・エアウェイズ(英国航空)が、年末ストに入るというニュースが出ています。

これは、困る人続出の予感。

そもそも、イギリス国内で年末年始に飛行機に乗るというのは、普通の土日に乗るのと同じ。

欧米では、大切なのはクリスマスでして、年末年始は紅白もなけりゃおせちもないんです(笑)
元旦は休みでも、1月2日からお店や会社が稼動するのはそんなに変わったことじゃありません。
なので、年末年始に帰省、というのもないのです。
クリスマスに帰省、なのです。

この度のストライキ、年末年始だけでしたら、あまり被害を被る人もいなかったのかもしれません。
(もちろん、日本へ一時帰国する予定だった人たちは大変!です。。)
しかし、ストは12月22日から12日間行われる予定とのこと。
バッチリ、クリスマスも含まれており、ちょっとイタタな感じです。

そうは言っても、イギリスのクリスマスなんて、恋人たちや商戦真っ只中のデパートのお祭り騒ぎが行われる日本とは違い、みんなヒッソリと家族で家に閉じこもり、クリスマスプディングやミンスパイを食べてハリー・ポッターの地上波初登場映画を観る、というのが常でして、デパートやその他小さな店舗もほぼ全て閉店休業状態になるわけです。
航空会社だけが年末年始休業しちゃダメというのも、ハナからおかしな話に思えてきてしまいます・・・・。


そんなわけで、イギリス国民にはあまりイタタな話でもないのかも。

それよりも、ようやく長期休暇を取れて家族で「このお正月は、ロンドンでカウントダウンだー!」なんて予定を立てていた日本全国の皆さん。
こちらが、本当に被害者になりそうです


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献血してもいいですか?~イギリス滞在者に献血規制緩和。

2009-07-31 | ファンタスティック・イギリス

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読売ニュースからの引用です。

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型インフルエンザの大流行に備え、日本赤十字社は28日、牛海綿状脳症(BSE)関連対策として実施している英国滞在者の献血制限を一部緩和する方針を固めた。

 同社では現在、欧州などでの長期滞在者に加え、1980~96年に英国に1泊以上した人からの献血を取りやめている。

 しかし、新型が流行すれば、外出を控える人が増え、血液が不足する事態が予想される。このため、感染の可能性が非常に低い短期滞在者への制限を見直す。

 緩和する範囲は、厚生労働省と協議して決めるが、1週間~1か月以内などの短期滞在者に限定する見通し。試算では、2週間以内の滞在を認めると、献血者が18万人増えると見込まれる。

***


1980~96年に英国に1泊以上した人からの献血を取りやめている。――

そうなんです。私も94年、95年に合計ひと月ほどの英国滞在経験がある為、献血ができなくなったのでした。

2000年頃はまだ規制がなくて、実は一度、献血しちゃったんですよね。。。

あの危険な私の血液は使われたのでしょうか・・・って、少し自虐的?

いやいや、実際BSE(牛海綿状脳症)になる可能性がないとは言えないのですから、万が一英国滞在経験者の血液使って他人に何らかの影響があったら、マズイですよね。

今回は新型インフルに備えて、血液を大量に補充しておきたいために緩和されるみたいですけど、それで万事OKなのかどうか?

・・・なんとも言えないところです。


まあ、献血できるようになったからと言って、あのぶっとい針(針というより棒を突き刺す感じですよね。。)を再び刺すのかと思うと、ちょっと躊躇してしまう私。

前回初めて献血した時は、当時いた職場の上司から「よし、下に献血車来てるから献血しよう!」と半ば強引に献血させられた”上司命令”だった私です・・・・・



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開き直ってイギリスオタク。

2009-05-10 | ファンタスティック・イギリス
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私の以前のプロフィールに堂々と「イギリス人からイギリスおたくと言われる」と書いていましたが、アレは本当のことです。

以前イギリス人(スコットランド人)の友人に対して、「中世のイギリスが残したベスト3はパブとチョーサーと英国国教会だ!近世に残したものは鉄道とスコットランド・ヤード!」と、熱く語ったことがありました。

パブはご存じイギリスの大衆酒場で、最も古く現代でも大切な文化のひとつです。
チョーサーは「イギリス文学の父」と呼ばれる12世紀(日本は鎌倉時代)の作家。代表作は「アーサー王」と「カンタベリー物語」です。
英国国教会は15世紀に生まれたカトリック派(現在はプロテスタント)のイギリス史上語るに欠かせないキリスト教総本山。
スコットランド・ヤードはロンドン警視庁です。歴史が古く、「シャーロック・ホームズ」等物語にも出てきます。もちろん、今もロンドン警察の本部として市民の生活を守っています。

イギリスのことをイギリス人に対して熱く語りすぎたため、そのイギリス人の友人はウンザリという顔で、「ホントに“イギリスオタク”だね」と呆れて言ったのでした


ある意味光栄なオタク呼ばわりでしたが・・・


昨日、知りあいのお宅に集まった総勢15名の初対面の皆さんの中で、私はまさしくそのように紹介されました・・・・・。
「こちらのYumiさんは、なんとイギリス人からイギリスおたくと呼ばれるそうです。。」

一同、「へええー。」

いや・・・口頭で紹介されるとかなり恥ずかしかったです。
思わず「イヤそんな事は・・・」と濁しかけました。

そのうち、自分で「私かなりマニアックなイギリス好きですねー。イギリス人に”イギリスオタク”って呼ばれたくらいです」と言える度胸(開き直り?)が持てればと思いますけどね・・・
どうも、「オタク」という言葉に自分で言っときながら気恥ずかしさを覚える・・・まだまだ私も青いです


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湖水地方に、それは要らない!

2009-04-20 | ファンタスティック・イギリス
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またまたケータイから更新です。

イギリスの北イングランド地方にある、私が「世界で最も美しい場所のひとつ」と訴える湖水地方。
いつも人には「死ぬまでには一度行くべきよ!」と言うほど、素敵なところです。

その美しい湖水地方のあるカンブリア州に、なんと”原子力発電所を作る計画”が持ち上がっています。
とんでもない事です。
計画はドイツの企業ですが、どうにかその計画が凍結してしまいますように、と願ってやみません。

先週、Googleニュースにも私が流した記事はこちら↓

「英国 美しい自然残る湖水地方に原子力発電所計画」
Googleニュース


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イースター・チョコの包装紙を斬る!

2009-04-13 | ファンタスティック・イギリス
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ちょっと面白い記事を書きましたので、ご紹介。


「英国、イースターチョコで環境配慮」

イギリスは先週末がイースター(復活祭)でした。
日本にはまったく縁もゆかりもない記念日ですが、キリスト教が主流の欧米ではこの記念日を設けて、肉のつめもののローストやお菓子をいただいたり、庭に隠したイースター・エッグを探すゲームをしたり、有給と組み合わせて長期連休を取る人もいるくらい、大事な祝祭日です。
復活祭という名の通り、十字架に架けられたイエス・キリストが復活したことを記念して設定されています。

イースター・エッグというのは実際のゆで卵に絵を描いたり、カラフルにして飾るんですけど、ゆで卵より手軽な卵の形のチョコレートを使うというのも主流になっています。
何故卵なのかというと、復活=生まれる、という意味に由来しているようです。
また、よく生む=ウサギを由来して、ウサギ型のチョコレートもたくさん作られます。

この時期は、家に飾ったり子供たちにあげたりする「イースター・チョコレート」の為に、各お菓子メーカーはウサギ型や卵型のチョコレートを大量に作らなくてはならないんですけど、同時に包装用の銀紙やプラスチックのケースなども必要となります。
これを「反エコ」として、イギリス国内では近年、包装紙を簡易化する動きが出ているようです。

それだけなら日本でも同じだと思いますが、イギリスの有力紙いわく、「どのメーカーの包装紙が合格か?不合格か?」と、消費者に問うています。
消費者は、自分の買ったチョコレートの包装の様子を写真に撮って、新聞社に送り、そのジャッジをするそうです。
なかなか、面白い、緊張感漂う試みですよね。

日本ではそこまでの厳しい取り組みは無さそうですが。
でもエコに対して真剣なところは見習いたいですね。


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イギリスめしをナメるべからず。

2008-10-07 | ファンタスティック・イギリス
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ヨーロッパの諸国の中で、イギリスが他の国と明らかに差別される項目があります。

よく聞く話、「イギリスのめしはマズイ」・・・そう、「食」なんです。

哀しいかな、イギリスの話題になると、たいていの人が「イギリスってごはん美味しくないんでしょ?」と言います。
この噂は非常にまかり通っていまして、それもそのはず、ガイドブックにさえ、書いてあるからなんです。
観光誘致のガイドブックにまで、何も書かなくても・・・と思いますが、「これだけは書いておかないと、責任を負わされたら困る」くらいの内情が見え隠れするようです。


で、まずいのか?ですが・・・


はっきり言います。


まずくないです。

ただ、味付けがシンプルなんです。
何故かと言うと、素材の味わいを尊重しているからです。(←大口叩いた!)


イギリスの主食は今やパンとも米とも言えるくらい多様になりましたが、元はじゃがいもです。
肉は牛、ラム、七面鳥をよく食べます。
魚はノルウェー産・スコットランド産の鮭、タラ、サバ、日本人がよく食べる魚はだいたい何でもあります。
野菜も勿論、大ぶりで色んな野菜があります。

ですので、食材は豊富です。

ただし、味付けは大抵、塩こしょうか、酢か、グレービーソースです。
私はこの味付けと調理の仕方に問題があるのだろうと思います。

例えば。
イギリス人は家では野菜をクタクタになるまで煮るのが好きで、マッシュポテトを合わせて供じます。
メインは大きなラムのステーキとしましょう。
全体にグレービーソースをかけます。

これ、見た目は美味しそうなんです。
食べても、美味しいんです。
しかし、量が大量で、このシンプルな味が延々と続くと気づいた時。
食べている自分に飽きてきます。
食卓が退屈してくるんです。

他にも、パブめしの定番、「フィッシュ&チップス」も同様です。
巨大なタラの揚げ物とこれでもかという位盛られたフライドポテト。
これは酢と塩をかけて食べます。

こちらも、初めのうちは美味しいんですけど、そのうち思うんです。
「醤油かポン酢がほしい・・・」


このへんの「食欲の秋」ならぬ「食欲の飽き」。
これが、「イギリスめしはまずい」と言われた発端ではなかろうかと思います。

まあ、センスが悪いのだと言われたら否定はいたしません。


しかし、それでもイギリスをフォローしまくる私はやっぱり相当なイギリスびいきでしょうか。
ちなみに住んでみたら、自炊で自分の料理になっちゃうのであまり関係ありません。
それに今や「キッコーマンの醤油」はどこの町の小さなスーパーでも売ってるくらいで、イギリスでは一家に一本、というくらい浸透してきています。
あと、「照り焼きのたれ」も売っていて、私もよくターキー(七面鳥)の肉を買っては照り焼きにして食べてました。
(イギリスでは鶏より七面鳥を食べるくらいで、すごく安いんです・・・。)
町では多国籍なレストランがたくさんあって、ロンドンならどこの国の料理でも食べられます。
色々な料理が入ってきたことにより、イギリス国民の「食に対するセンスと価値観」にもよい影響が与えられてきていると思います。
ですので、「イギリスがまずかった」のはもう過去のことになりつつあるのも事実です。

皆さん、「イギリスってごはん美味しくないんでしょう」という人がいたら、「最近はそうでもないらしいよ」と言ってあげてください。(笑)


余談ですが、湖水地方で「イノシシとキジのパイ」を食べた時、すごく美味しいと思ったんですが、つい先日家族でイノシシの焼き肉の総菜を食べたら、ニオイがきつくてちょっと大変でした。。。
イギリスにいた時はイギリス人化していてイノシシ臭さが平気だったのでしょうか・・・?


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「地球の歩き方」にプチ登場。

2008-08-08 | ファンタスティック・イギリス
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北京オリンピック、とうとう始まりました。
なんだかんだと開催前は一騒動も二騒動もあり、餃子事件とかチベット弾圧とか大気汚染問題とか・・・  本当に開催されるの?と思っていましたが。
無事、開催に事が運んだようですね。

始まってしまえば後は一種のお祭り?なので(私にとっては)、楽しみにしている種目の日本人選手の活躍に期待したいところです!


さて、北京とは全く関係ありませんが、7月に発売された「地球の歩き方」某タイトルに、ちょろっとリコメンド文章が載りました。
一体どのタイトルのどこに載ったのか・・・は、予想して発見していただければ幸甚です♪

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鉄道が呼んでいる。

2008-06-24 | ファンタスティック・イギリス
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今日「欧州鉄道の旅」でロンドン・キングス・クロス駅からスコットランド・エディンバラへと向かう路線を放送していました。

のんびりイギリスの田舎を走る風景を見て、「ああ、乗りたい鉄道・・・ イギリス行きたい」と思った私。

イギリスには「新幹線」がなく、早くもないし目的地まで時間がかかるけど、それでも味わい深い鉄道の旅を堪能することができます。
イギリス国内で使える年間割引カードまで作成して、週末思い立ったらブラリと鉄道に乗ってどこかへ行っていた私ですが、未だに有効期限切れのカードを大事に取っているあたり、もしかして「テツ」(鉄道オタク)のニオイ、あり??(笑)

フランスにはTGVという「新幹線」が走っており、これは本当に速いんですけど(日本ののぞみより速いと感じました)、鉄道に乗っている、という情緒に欠けるんですね。
便利は非常に便利ですが、味わい深さには足りないというところでしょうか。


日本では新幹線に乗る意識の方が強いので、鈍行にわざわざ乗る機会がありませんが、これもいい機会、青春18きっぷでも買っちゃいましょうかね。

ちなみにイギリスの鉄道は規模が日本の鈍行と同じでも、ちゃんと「物売り」のパーサーさんがいます。
それが決まって若い男の子で、若いながらも紳士的なサービスをしてくれます。
日本の新幹線のパーサーって女性ですよね。
何故イギリスでは男性なのか、(私は女性を見たことがないですけど・・・誰かあるでしょうか)よく分かりませんが。
しかもパーサーの男の子は、一通り客席を回ると、空いてる客席へ座って休憩するんです。
普通サービス係って客と一緒に座らないよなぁ、と思いながら、その辺に日本とのサービス業文化の違いを感じたりして・・・。

何だか思い出すと、懐かしくて堪らないです。

鉄道は、乗った後何年経ってもその時の旅情を思い出させてくれるものです。
そして、次回鉄道に乗る機会を楽しみにさせてくれるものでもあります。


それが鉄道の旅。
前回の旅の記憶を思い起こす時、それは次の鉄道が呼んでいるとき・・・


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映画に蘇る、なき駅の面影。

2008-06-15 | ファンタスティック・イギリス
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またまたすっかり更新が遅れました。
書きたいことは色々あるのですが・・

さて、今公開中の「ナルニア国物語第2章~カスピアン王子の角笛」を観に行きました。
古い英国童話や物語は様々に読んできた私ですが、この「ナルニア国物語」シリーズは原作を読んでおりません。
それでも第1作目に他の物語にはない“目新しさ”を感じたので、今回も楽しみにしていました。

話の内容は公開中なので置いておきまして。


この作品、「現実の世界」なるロンドンの古い町並みが出てくるのですが、街中を再現したセットや旧式のダブルデッカーに私の目は釘付け。
中でも、1940年代のチューブ(地下鉄)の駅が今と何も変わっていないところに感慨を覚えました。

シャーロック・ホームズの地元としてお馴染みのベイカー・ストリート駅も、駅構内が100年近く変わっていない“そのままアンティーク駅”ですが、日本だったら重要文化財になりそうなところが未だに公共の場所として普通にサラッとフル稼働しているなんて、本当に脱帽です。
そういうのが、何というかヨーロッパ諸国特有の「時代とともに生きる」クールさだな~と思います。


それはさておき、そのチューブの駅のホームで、電車が入ってきたと同時に4人の兄弟姉妹がナルニア国へ入り込むのですが、その「国」の入り口となった駅は、「Strand」という駅でした。
地下鉄の入り口でその名前を見た瞬間、Strandという通りがHolbornの近く(大英博物館の近く)にあった事を思い出したのですが、その駅名を知りませんでした。
「そんな地下鉄の駅、あったっけ?」と思い、その後家でロンドンの地下鉄マップを見たのですが、無いのです。
他の本やLONDON AZ(ロンドン中のどんな小さな路地をも網羅した地図本)でも調べたのですが、やはりそんな駅はありませんでした。

そこでインターネットで調べたら、出ました。
1907年(日本は明治時代)に2つの地下鉄路線が重なるところにあった古い駅でしたが、その後閉鎖された駅でした。

↓現在も残るStrand駅の入り口。



民俗文化の遺跡たる廃墟が街中に堂々と残されているのも、イギリスっぽいです。
閉じられていたら入りたくなるなぁ・・・なんて廃墟荒らしのタマシイがむくむくと沸き起こります(笑)

わざわざ作中に出したのがこの今はなきStrand駅というのは、ロンドンの人たちにとってはある種のノスタルジーや、在りし日の「見たことのない地元」に対する感慨を生む存在であると思われます。
また、それを意図してこの駅を「ナルニア国への入り口」としたのも、なるほどなと頷けるわけです。
だって、普通に稼動していていつも大混雑のOxford Street駅なんかがナルニア国の入り口だなんて言われても、現実感がありすぎてイマジネーションの世界に引き込んでくれなさそうですもんね。。

そんなわけで、このStrand駅がこうして魔法の国への入り口として映画の中で蘇ったところに、私としましては「うまい!」という一言で感動してしまったのでした。


それにしても、この閉鎖されたままのStrand駅、是非次回探してみたい場所です。
・・・廃線マニアが放っとけないでしょうねえ。。誰か忍び込んだ人、いるのかなあ。(凄く気になる)

↑この上の写真、駅建物の上の方の窓ガラスが開いてるじゃないですか・・・・すごーく、気になる・・・

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イギリス中で入店お断り、哀れな大臣。

2008-03-30 | ファンタスティック・イギリス
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消費税が3%から5%に上がった日のこと、覚えているでしょうか。
私はよく覚えていませんが、いつの間に上がったんだろう、国はなんてまぁ厚かましいんだ、なんていう感想だったと思います。


さて、そんな風に庶民は税率が上がるのが大嫌い。
それはどこの国でも歓迎されないものですが、逆にこの国では、税率を上げた大臣殿がお店から追い出される=歓迎されなくなったという、ギャフンと言わされる始末となりました。

28日、イギリスで酒税の引き上げが発表されました。
アリステア・ダーリング財務相は新年度予算案で1パイント(いわゆるジョッキ1杯)当たり4ペンス(約8円)の酒税を発表しました。
これに怒ったのが『パブ命!』のイギリス国民。

なんせ、平日の昼間から飲むイギリス人ですから、酒税上げられたらたまったものではありません。

それに呼応して、なんとスコットランドを中心に、『ダーリング財務相、入店お断り!』のパブが急速に広まっています。
ダーリングさんだって、お酒は好きなはずです。
ビールもエールも飲みたいはずです。

でも、イギリスの文化の中心とも言うべきパブ出入り禁止は、かな~りキツイ、国民からのしっぺ返しではないでしょうか?

可笑しかったのは、財務相報道官はこの『大臣パブ締め出し運動』に対してのコメントで、「まあ、彼の支払う代償ですから。仕方ないんじゃないですかねえ』と言ったことでした。
完全に人ごとです(笑)
この報道官がビール飲みながら言ってたら最高に皮肉だったことでしょう。


しかし、日本で税の引き上げが決まっても、なかなかそんな大それた事が出来ないのが日本国民です。
この騒動は、日本人の私たちからしたら、ある意味勇気があって羨ましい『国への精一杯の反抗』と言えるのではないでしょうか。



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魔法の世界から届いた手紙。

2008-03-17 | ファンタスティック・イギリス
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ぼやぼやしている間に、2週間も空けてしまいました。失礼しました。
先日から飲んでいる泡盛ですが、結構効いている感じです。
去年酷かった花粉症の症状がかなり楽です。
鼻も平気、目もそんなに痒くなくなりましたし、クシャミもあまり出ません。
試す価値は十分にあったようです。


さて、今日驚くような手紙が舞い込んできました。

ロンドンから郵便物が届くことはよくあるのですが、今日届いた手紙は、インヴァネスから。
インヴァネスとは、イギリスの北・スコットランドにある街で、近くにはネッシーの棲むと言うネス湖があります。

このインヴァネスから、一体何の手紙が届いたのかと言うと。

スコットランドのハイランド地方に、フォート・ウィリアムという標高の高い町があり、そこからウェスト・ハイランド鉄道という古い鉄道が走っています。
いわゆる「ハリー・ポッター」のホグワーツ特急が走る鉄道で、言ってみれば魔法の国へ続く鉄道とも言えます。
去年、「ハリー・ポッターのホグワーツ特急は本当にある。」「ハリポタ不死鳥の騎士団、ロンドンロケ地。」の記事でも載せた、蒸気機関車「ジャコバイト号」(=ホグワーツ特急)が走っています。


手紙は、そのジャコバイト号が走る鉄道沿いの有名な駅「グレンフィナン駅」を寄付で守る、「Friends of Glenfinnan Station」、つまり「グレンフィナン駅友の会」からの会報でした。


会報が届くということは、私、会員だったのか・・!?

一瞬クエスチョン・マークが飛びましたが、そうでした。すっかり忘れていました。

私はイギリス各地の歴史や自然をそのまま保存する運動を推進している、「ナショナル・トラスト」の会員ですが、この「グレンフィナン駅」と蒸気機関車はナショナル・トラストの対象ではありませんでした。
それで、個別の保存推進を図る「友の会」があった為、どうやらここを訪れた際に入会したのでした・・・


しかし、申込み時に私はロンドンの住所と日本の住所を書いたようなのですが、今日初めて日本の住所に会報が届いた・・・ということは、これまで「友の会」はロンドンの住所宛に送ってくれていたのでしょうか。
それで、何も音沙汰がない為、わざわざ日本へ送ってくれたのでしょうか。

暫く考えて、なんとなく万感の思いに捕らわれてしまいました。


やはり、スコットランドは魔法の国。

思いがけない手紙はまるでハリー・ポッターが受け取った魔法学校からの手紙のよう。
心をあっという間にハイランドの奥地へ引き込んでしまいます。

私はまだまだ、スコットランドの魔法にかかっていたんだなと思わされた今日の出来事でした。


ところで手紙と会報の趣旨は、「3/29に年に一度の定例会をしますので、ご参加下さい」でした。
・・・そんな遠い魔法の国へ、突然呼ばれてもいけませんって

それとも、フォード・アングリアで迎えに来てくれる?



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ロンドン・カムデンで火災! ~でもモヒカンら野次馬平気そう~

2008-02-10 | ファンタスティック・イギリス
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今朝、ロンドンにいるイギリス人の知人から「カムデンで爆発音があったらしい。テロかも」というメールがありました。
「えっテロ!?」と慌ててBBCニュースをチェックしようとしていたら、追伸メールで「ボヤさわぎだった・・」

なんだ、ビックリさせないで下さい・・・ボヤですか・・・

と思い、あんまり気にしなかったのですが、午後になって日本でもトップ・ニュースに流れるくらいの、大規模な火災だったんですね。
映像を見てかなりショックでした。

どんな様子だったのか、どの辺りが焼けたのか等、現場近くに住んでいたことのある私は気になって気になって、ニュース映像や写真を探しました。

確かに火の勢いは物凄そうなものですが、どうも緊張感にかける写真もいっぱいありました。

※写真をクリックで、BBCのニュース・ページへ飛びます。



野次馬が皆ケータイで写メ撮っているのは、日本も海外も一緒ですね。
野次馬、その存在は世界共通です。

この火災が起こった辺りはカムデン・マーケットという掘り出し物や古着、アクセサリーなどの蚤の市で有名です。
東京で言うと原宿、大阪ならアメ村っぽい感じでしょうか。
ロンドンの若者が多く集い、朝から夜遅くまでパンキッシュなお兄ちゃんやギャルがたむろしているところ。
そのまさにマーケットが現場となったようで、この写真にもモヒカンの兄貴が写っていますね。

私はバスで中心部に向かう時、このカムデン・マーケットの前を通っていたので、たまにブラブラ散歩したり、大きなセインズベリーというスーパーがあったので、そこで買い物をしたりと、生活の中でも大きく占める地域でした。
今回火災で死傷者は出なかったとは言え、周囲の建築物は19世紀の面影が残る、非常に価値あるビクトリア調の建物ばかりでしたので、価値としての損害がどれだけ大きかったかを考えると、個人的にはかなりショックな私でした・・・

ちなみにモヒカンの友人はいません・・・。悪しからず・・・。


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