河野友見 *Y’z diary*

お仕事記録など

長晃枝さんの写真展のお知らせ

2010-06-04 | Art&Books

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海外在住メディア広場のメンバーでいらっしゃる長さんの中国茶に関する写真展が下記にて開催中です!

私は東京まで飛ぶ間がなく残念ですが、この週末までですので、東京近郊の方、ぜひ足をお運びになられてはいかがでしょうか♪

詳細は下記の通りです。

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長晃枝 -Akie Cho- 写真展
一葉來福 ~中国で出会った茶のある暮らし~

2010年5月22日(土)~ 6月5日(土)
場所:珈琲と紅茶とバロック音楽 「平均律」

〒152-0004東京都目黒区鷹番3-7-5 2F
tel/fax 03-3716-6537
http://www.heikinritsu-cafe.com

東横線学芸大学駅 西口より徒歩0分

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フルーツメール


北朝鮮に挑戦(いわゆるオヤジギャグ)

2009-11-25 | Art&Books

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ずいぶん前になりますが、下記の北朝鮮に関する本の校正をさせてもらいましたので、ご紹介。

昨年冬時点での北朝鮮の姿勢、6カ国協議からの離脱や核ミサイル実験について、核の被爆当事者である著者が語る。
著者は広島のお医者様、碓井先生です。

なんか、この執筆のために北朝鮮まで行かれたそうで。。

ピョンヤンの春―望春


読みながら、「北朝鮮の庶民の実情とかを書いてくれればいいのに。」とちょっとばかし思った私でした。(←生意気)


全国の書店でお求めいただけます☆

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ベオグラードに残した軌跡

2009-11-03 | Art&Books

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私の学生時代の友人であり、写真家の古賀亜希子さんの海外初個展が先月、セルビアのベオグラードで開催されました。

Akiko Koga "Persephone"






計画を聞いたときから、ずっと私自身も楽しみにしていたんですが、結局私も大忙しで行くことができず・・・

オープニングパーティの様子の写真を送ってもらい、彼女の才能と勇気と行動力を改めて感じたと同時に、「ああ、この場所で一緒に感動を分かちあいたかったー!」と惜しんでみたり。





たくさんの人で賑わうオープニングパーティの様子。





後ろの右の女性が古賀亜希子さん。




ベオグラードは猫に寛容?
作品の前をのんびりおさんぽする猫ちゃん。



上の写真は、全て許可をいただいて掲載させてもらいました。

セルビアで海外デビューを飾った彼女。
次のヨーロッパでの活動も計画中とのことで、次こそは私もお手伝いできればと思っています。

もちろん国内にも彼女の作品ファンがいるので、また国内での個展も待っていますよ~☆


追記。
頭にできた帯状疱疹は、少しずつ治っている様子。
と言っても自分では全く見えないのですが。
忙しい日が続いたのが原因だったようなので、今月は少しゆったり過ごしたいと思います。
ご心配くださった皆さん、ありがとうございました

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象が絵を描く。

2009-09-20 | Art&Books

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筆に絵の具を取って絵を描く、タイのチェンマイの象たち。
見たら思わず感嘆の声をあげてしまいます。
一度、見てみてください。

Elephant Painting



一体象はここまで頭がいいのか?
色の違いは識別できているのか?

・・・等々、疑問と共に、感動してしまう。

まあ、要はトレーニングされて描ける、ということですが。

知能の高さには、ほんと感心してしまいますね。

私より絵うまいと思う(笑)


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アートにするべきか食べるべきか。

2009-05-21 | Art&Books
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前回フランスで買ったチョコレートが、賞味期限を迎えます・・・
そこで悩むところ。





写真のとおり、ロートレックのポスター絵画が包装紙に印刷されていて、いかにもモンマルトルのアートっぽくて気に入ってたんですよね。

なので食べずに飾っていたわけですが。

どうせ飾るのなら、チョコレートではなくて別の商品にすればよかったんですけど。
仕方ない。


既にチョコレートとしては見ていないので、今さら食べてもなあ。このまま飾っておこうかなあ、と少々考えてしまいます。。。



・・・・・これが、エッフェル塔や凱旋門の写真の包装紙だったら(←その商品も実際に存在した)迷わず食べてたんだけどな(笑)

アートのお面をかぶった食品は罪です。

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リナリアのアート。

2009-05-04 | Art&Books
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花のアート第三弾です。

広島県世羅郡にある世羅ゆり園を訪れてみました。

上の写真は、「リナリアの丘」。
その名の通り、斜面を流れるようにリナリアの花が色とりどり、咲き誇っています。
リナリアという花は、別名「姫金魚草」というそうで、金魚草の仲間です。可愛い名前ですね。


ゆり園というからには、主役は百合の花です、もちろん。

ビニールハウスの中は、はるか彼方まで百合だらけ!



こちらはピンクの百合。
百合の花って白のイメージが大きいので、ピンクや赤の百合はとても華やかな感じです。



百合の花のピークはもう少し先みたいで、残念ながらまだビニールハウスの中でしか百合は見られませんでした。

ちなみにこの世羅ゆり園では、ビニールハウスで育てている百合の花は一本250円で切って持ち帰れるそうです。
一瞬「いいなあ~」と思いましたが、この日は非常に暑かったので、すぐにしおれそう・・と思い、諦めました。



市内への帰り、お茶をしに立ち寄った昔ながらの喫茶店。

冷たいものが飲みたくて頼んだのは「ソーダフロート」。(別名・メロンソーダ?)
とっても懐かしいです♪子供のころを思い出す味



いつもアイスコーヒーを頼んでしまうけど・・・たまにはコレもいいなあ
カラフルな花ばなを観てきた後なので、この緑色も気分的にしっくり来ましたね(笑)

街中だとオシャレなカフェに立ち寄りがちですが、こういう昔っぽい雰囲気の「喫茶店」も渋いイイ味を出していますよね。
たまには「モーニング」が食べれて「コーヒーサイフォンで淹れてくれるコーヒー」が飲める”喫茶店”に行くのもオススメです☆




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チューリップのアート。

2009-05-02 | Art&Books
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花のアート第二弾です。

地上に描かれた巨大な絵。キレイです。
なんとコレ、チューリップなんです。全部!

一本一本のチューリップも、これだけ集まると壮観☆



赤の部分は赤のチューリップ。





もちろんピンクの部分はピンクのチューリップです。



すごくカワイイです。



横から見たら、こんな並び。何列縦隊?(笑)まるでチューリップで描いた虹のよう




久々に、お花の可愛らしさにじっくり浸れて、とてもよかったです。
それにしても、こんなにたくさんのチューリップを一度に見るの、初めてかも・・・。

花の並びで描くアートというのは、イギリスでもよく見られます。街角の小さなスペースの花壇とかもですが、シェイクスピアの生誕地であるストラトフォード・アポン・エイヴォンなんかには、ちょっと広めの100~200坪くらいの花の公園みたいなものもあります。
イギリスの花のアートも綺麗なんですが、模様がもっと細かい幾何学模様なんですよね。
コンピュータのように細かく狭くキチッと並んでいて、綺麗なんだけど「絵」っぽいものではない。温かみがあるというよりは機械的な感じでしょうか。
なので、このチューリップの「絵」は、もっとゆったり大きな丸みがあるし、機械的な感じも受けず、優しい雰囲気でステキだなあと思いました


こちらのチューリップのアートが見れる、広島県世羅郡にある世羅高原農場のチューリップ祭は、5/10まで開催中だそうです☆

夏は向日葵畑になるそうで、ちょっとそちらも興味深々♪

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シバザクラのアート。

2009-05-01 | Art&Books
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昨日、とっても素敵な花のアートめぐり?をしてきました。

広島県東広島市福富町のしゃくなげ館の周りにある、シバザクラの段々畑。

農家の方たちが、苗植えを始める前の時期に植えだしたのが始まりだそうです。
毎年見に訪れる人が増えるのに従って、どんどん苗も増え、株も大きくなって、今では一面見渡す限りシバザクラ。

道も、こんな↓です。 これが本当の「花道」ですね



次回は「チューリップのアート」をUpします。

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「若草物語」、現代に通じる語り。

2009-04-11 | Art&Books
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本棚に久しぶりに見つけた、少年少女文学作品集の「若草物語」をパラパラめくっていたら、あっという間に物語の世界に引き込まれてしまって、結局2時間くらいで読破してしまいました。

ルイザ・メイ・オルコットの傑作「若草物語」は、誰もが聞いたことのあるタイトルだと思いますし、昔ハウス名作劇場のアニメにもなっていました。

この物語はメグ・ジョー・ベス・エイミーという個性豊かな四姉妹の一年の日常を綴ったものです。
南北戦争に従軍した父の帰りを待ちながら、「レディの鑑」のような母を助けてつつましく暮らす四姉妹の日常は、「貧しさに耐えている」辛いものなのですが、それが何故か私たちから見たら、キラキラしていて羨ましい家庭像でもあるんですよね。

現代の日本の家庭には見受けることが難しくなった、「家族に対する至上の愛と尊敬」は、読んでいて反省させられるものでもあるし、こうありたいという家庭に対する気持ちを新たにさせてくれます。
また、「貧しさの底から見出す希望の光」が物語の筋の中に一貫してありますが、これは今の私たち(特に不況のどん底にある現在)も、一種の同感を覚えます。

いつの時代にも絶対失ってはいけないものを、静かに、そして面白く語ってくれるこの物語は、子供だけでなく、大人にももう一度読んでみてほしいと思える作品です。

皆さんのお気に入りのキャラクターは誰でしたでしょうか?
私は小さい頃、可愛らしいベスが好きでした。
でも、今思えば私自身はジョーに一番近いような気がします・・・ やはり、正反対のキャラクターに憧れを抱くものなんでしょうかね(笑)

もし話を忘れた、また読んでみたい、と思われたら、こちら↓
       若草物語

子供向けの文庫でも、かなり読み応えありますし、「女の子の読み物」と思ったらそうでもありません。面白さは十分です。

ところで、若草物語には続編が更に3作あって、それぞれが恋愛や結婚をし、姉妹の一人が亡くなり、ジョーは学園を作って子供たちの教育をし・・・というお話の続きがあります。
壮大な物語の展開で、150年後の私たちに語り続けるオルコットの世界。
是非、今度のGWにでも、一日読書時間を設けて読んでみてください。お子さんと読むのもお薦めです。


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古き良きカメラの時代。

2008-09-15 | Art&Books
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この連休中にステキなところに案内してもらいました。

植田正治写真美術館

植田正治という人は、戦前から亡くなる2000年までの70年近くに及ぶ写真家活動でカメラ業界では有名な方だそうです。
はずかしながら、私は彼の名前をよく存じていませんでしたが、この美術館で作品を見て、「見たことあるある!」驚きと発見で、感激してしまいました。

故郷の鳥取での背景と共に撮影された人物の捕らえ方には、写真の域を超えた独特の芸術世界が見出せます。
以前本で見た彼の「芸術的なオブジェを撮るような写真」というものは、戦前の古い時代には欧米でしか見られなかったと思っていた私には、目から鱗でした。
そんな昔に、日本にもそのような写真を撮れる技量を持った写真家がいたんだ、という事に驚きだったのです。


この美術館には世界最大規模のカメラレンズが設置されている部屋があって、その部屋に入るといわゆるカメラの内部に入った感覚になれるという、ちょっと珍しい体験ができます。
レンズと反対側の壁には、レンズの外の風景が逆さまに映し出されていて、とても不思議な感覚です。
その感覚こそ、カメラは「魔法の小箱」である、という事の所以のような気がします。

なんでも、レンズを通すと逆さまに映るというのは現代でも解明されていない謎なんだそうです。
ミステリーでありミラクルでもありますね。

とにかく素敵なところでした。
鳥取なので足に関しては難かもしれませんが、近くにお越しの際には是非寄っていただきたいです。



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パリの100年

2008-09-07 | Art&Books
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7日で広島での開催が終了した、『芸術都市パリの100年展』に行ってまいりました。

1850年代~1950年代ごろまでの、芸術世界を語るにおいては決して無視できない、パリの100年がギュッと凝縮されたような展示でした。

私の大好きな印象派のモネ、ルノワールはもちろんのこと、セザンヌ、タヒチに移る前のゴーギャン、若いころのピカソの作品(まだ人間が人間に見える作品)等、珍しくて貴重な作品も多くありました。
絵画のほかにロダンの彫刻も多数展示され、また希少価値の高い写真も。。。
建設中のエッフェル塔の写真(1880年代)は非常に興味深く、感動すら覚えます。
また、いっとう珍しいものには、「レ・ミゼラブル」の著者として有名なビクトル・ユゴーが描いた絵画なんてのも展示されていました。


広島での展示は終了し、今度は11月初旬まで京都で開催されるそうです。
近場の方はぜひ足を運ばれて、まさに芸術の秋を堪能されてはいかがでしょう。


先日パリから戻って「パリに定量を感じた」気がした私ですが、今回の展示を観て、パリとフランスに新たな気持ちが湧いてきました。
やはり、これだけの芸術の巨匠と名作を生み出したフランスは凄い国です!!


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ヒトラーは描く、ディズニーの愛らしさを。

2008-02-24 | Art&Books
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イギリスのDaily Telegraphから、びっくりの記事が届きました。

ノルウェーの戦争博物館で発見された、アドルフ・ヒトラー画、ピノキオと白雪姫の小人。

↓これです。


どうです、これ。
ありえない位、愛らしいじゃありませんか。
これが、ホロコーストを起こした大虐殺者の絵なんでしょうか。

まあ、ヒトラーは元々美術学生でしたので、絵が上手くて当然なのですが・・

また彼は建築家をめざしていた時期もありましたから、今ドイツでアウトバーン(高速道路)があれだけ発達し、車大国となっているのも、当時公共事業に力を注いだヒトラーの「善」の部分の功績と言えるでしょう。


そういえば、ヒトラーは映画製作にも携わっています。
レニ・リーフェンシュタールという女流監督の『オリンピア』です。
これは1936年のベルリン・オリンピックの記録映画ですが、ヒトラーによる「ドイツの力の誇示」の為の宣伝作品とも捉えられています。

私も観たことがありますが、「ナチスの宣伝」という部分を除いて観ると、非常にクオリティの高い芸術的作品です。
アスリート達の肉体美、筋肉の躍動というような、まるで現代のCMにでも使われそうな一コマ一コマの映像の綴りは、なかなかの見応えがあります。
今現在では同じような映像をオリンピックで撮影するのは非常に難しいと思うのです・・・今は各国のカメラマンがライン沿いにひしめいていますし。
そういう意味で、この『オリンピア』はヒトラー監修の素晴らしい芸術作品とも言えるのです。

ちなみに、あの黒澤明監督もこの作品を参考にしたそうです。
現代の映画界でも「世界のクロサワ」を参考にする人は多いですが、その「クロサワ」が数々の名作を撮るのに手法の参考にしたというのですから、この作品のハイレベルさが窺えます。

ちなみにこの作品は日本では「美の祭典/民族の祭典」という2部構成でDVD化もされています。

DVD 『オリンピア(美の祭典)』



しかし、何故ヒトラーは、敵国アメリカ産のディズニー・キャラクターなぞ描いたのでしょうね?
多分「芸術は嘘をつかない」ことを知っていたヒトラーは、ディズニーの才能を認めていたんだと思います。
もしかしたら、ドイツへウォルト・ディズニーを招致して、何かアニメ映画の製作をさせたいと考えていたかもしれませんね。

全世界に“世紀の独裁者・大虐殺者”として知られるヒトラー。
その裏の顔に、こんな芸術やディズニーのアニメを愛しむ心があったのかと思うと・・・何だか、残念でなりません。
もし政治家になっていなければ、大変な過ちを犯さずに済んだでしょうし、その分の情熱を全て芸術方面に傾けていれば、“世紀の芸術家”として名を残せたかもしれません。


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ヨーロッパ・コミックの父『タンタン』の最終章。

2008-01-13 | Art&Books
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ヨーロッパを主に、世界中の子供達に愛されているヨーロッパ発のコミックというと、何でしょう?
童話はヨーロッパ生まれのものが多いですが、外国のコミックやアニメというとスーパーマンとかディズニー等、アメリカのものを思い浮かべる事が多いと思います。

そんな中で、希少な「ヨーロッパ生まれのコミック」というと、「タンタンの冒険旅行シリーズ」です。
「タンタン」と聞けば最近はもう既にグッズやアニメで有名なので、「ああ、あのちょんまげ前髪の坊やと相棒のワンコのお話ね!」と思い出す方もいらっしゃるでしょう。
私も全部ではないですが、幼少の頃から数冊集めており、私の妹もアニメのビデオを持っていたくらいです。

ニッカボッカの愛らしい青年(子供に見えますがタンタンは大人なんですよね)とテリア犬スノーウィ。
更に周りのちょっとエキセントリックなキャラクターたち・・・
かなり天然のデュポン刑事&デュボン刑事(ソックリだけど2人は赤の他人)。
口は悪いが憎めないハドック船長(バーロー岬のコンコンチキ!という悪態は彼から学びました)。
そしてオトボケすぎていつも話の枠から外れかけているビーカー教授。
この揃いも揃って天然気味(シリーズに出てくる悪役も皆ボケてる人が多い)なキャラクター達にして、手に汗握るスリリングな冒険物語。

そんなワクワクする物語が、あの独特の柔かいタッチで描かれていて、可愛くてしかもオシャレ度の高いコミックなのです。

 タンタンの公式日本ページはこちら

ただ、あの「タンタンシリーズ」がつい最近までオリジナル・コミックが刊行され続けていた“現役長寿モノ”だったことを知る人は少ないと思います。

実は「タンタンシリーズ」は非常に長い歴史を持っています。
1929年(昭和4年)に初めて「タンタン」作品として新聞に掲載されたというのですから、実に79年も前に生まれたんですね。
(ちなみに1作目のタンタンは現在よりももっとプヨッ、ポッテリとして、早く走れなそうな姿です。更にスノーウィは痩せこけて「エサあげてないのでは」と心配になるほどです。)

そして、昨年12月5日、記念すべきシリーズ23作目『タンタンとピカロたち』、24作目にして最終刊『タンタンとアルファアート』が刊行されました。
本当につい最近、ようやくシリーズ日本語版が完結したんです。

しかし原作者のエルジェは1983年に逝去しており、24作目の『アルファアート』は未完のままとなっています。
スケッチ状態でのみ遺された最終刊は、いわゆる下書き状態でペン入れがされておらず、話も途切れ、ファンとしてはそれを「最後の作品」と思って目にすると、多少ショックを感じるかもしれません。

しかし最終刊は「タンタンシリーズ」におけるエルジェの力量の軌跡と、貴重な資料でもあり、あえてそれまでのシリーズものとは違う作品と捉えることができます。
永遠に完成版を見ることができないからこそ、「タンタンシリーズ」の終わりを感じさせないものでもあるのです。
「ドラえもん」にしても、最後を見たくない、でも見たい・・という気持ちって誰でも持っていますものね。

ヨーロッパのエスプリが薫る、まさにヨーロッパ・コミックの父、「タンタンシリーズ」。
是非これまで読んだ人も、読んだことのない人も、手に取って楽しんでいただきたい最後の2作品です。


タンタンとピカロたち (タンタンの冒険旅行 23)


タンタンとアルファアート (タンタンの冒険旅行 24)


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