第12回 鶉野(うずらの)飛行場跡、 他
今回(3月23日)は、7名で兵庫県のほぼ中央部に位置する加西市鶉野町に行きました。
阪急電車→神戸電鉄→北条鉄道を乗り継いで、法華口駅に 10時16分に着きました。
駅でガイドの岡井さんに合流して案内して頂きました。
今回は、太平洋戦争末期に活躍した「紫電改」の組立や操縦訓練をしていた鶉野飛行場跡を見に行きました。
法華口駅は1915(大正4)年播州鉄道の開通に合わせて造られた駅舎です。今はバーガーが人気のお店もあります。
爆弾庫は厚いコンクリート製ですが、鉄筋が無く、木材が代理で使われていました。
基地の近くには多くの手掘りの防空壕が造られました。
対空機銃座です。 3人で発射しその他に弾薬を運ぶ兵隊が多数配置されました。
残念ながら1機も撃墜出来なかったとのこと。
地下指揮所は今は個人宅の中にあり特別に入れて頂きました。
指揮所はコンクリートと煉瓦で造られ、立派でした。
指揮所の近くの現在はのどかな牧場の辺りから紫電改は飛び立って行きました。
1200m滑走路はコンクリートで造られましたが、他の2本は転圧だけで造られたようで戦後はどこにあったかが不明とのことです。
滑走路端に紫電改の資料他を展示している「soraかさい」があります。
ここから九州経由で21機63名が特攻で出撃しましたが、大半は敵のレーダーで見つかり、成功しなかったそうです。
最近は修学旅行や遠足で中高生の見学が増えているそうです。
多くの方がぜひ見学に行かれると良いと思いました。 |