ONCC 史跡探訪クラブ

史跡探訪の活動記録・紹介

第7回 太郎坊、瓦屋禅寺、万葉の森

2022-10-27 | 日記

第7回 太郎坊、瓦屋禅寺、万葉の森

やっと秋らしい良い気候になりましたので、10月24日(月)に実施しました。

8名がJR近江八幡駅に10時30分に集合し、出かけました。

 

近江鉄道はワンマンカーで鉄道カードが使えませんが、可愛い2両の電車です。

 

太郎坊宮駅の入口には太郎坊という天狗のお面と注連縄があり、信仰の駅と分かります。

 

大鳥居の先に、太郎坊山(赤神山)とその中腹の太郎坊宮が見えます。

 

太郎坊山は約7000万年前の湖東カルデラの火山活動で出来たとされ、古くから

「神宿る霊山」として信仰を集めていました。

 

成願寺は延暦寺の寺領だったのですが、信長の近江侵攻の兵火で滅亡し、今は

行万坊と石垣坊だけが残されています。

 

ここから長い長い階段が続きますので、一部の方は、近くの自動車道で安全に上りました。

 

駐車場の広場には休憩所があり、早めに昼食タイム。 

かわらけをこの輪にくぐらせるとご利益があるそうですが、難しそうなのでパス。

 

ここからは少し階段がありますが、手摺があり安全です。

 

夫婦岩は大きい岩が裂けて出来ましたが「うそつきは挟まれる」そうなので要注意。

 

本殿すぐの舞台からは色づき始めた紅葉と近江平野が見えます。 

この舞台は清水の舞台よりも4mも高いとのことです。

 

美作山へのハイキングコースを辿り、太郎坊山(350m)の頂上へ。 

ここまで来ると、琵琶湖や比叡山が望めます。

 

更に、箕作山(372m)の頂上に到着。

 

彦根城、竹生島や伊吹山も見えました。

 

美作山から東に少し下った所に、瓦屋禅寺があります。聖徳太子が四天王寺造営の為に

この山の赤土で瓦を焼いた折に建立された古刹です。聖徳太子像も安置されています。

 

境内には経堂があり、回転式の経蔵があります。 皆で回したのでご利益があるかも。

 

瓦屋禅寺から麓までの急な階段がありますが、手摺も無く、荒れているので、

自動車道で下山しました。 麓に松尾神社があります。

 

八日市駅から市辺駅まで電車で移動して万葉の森に行きました。 

天智天皇と弟の大海人皇子の二人に愛された額田王が相聞歌を作ったと言われる舞台です。

 

あかねやむらさきは残念ながら咲いていませんでしたが、大津宮から狩りと

薬草を摘みに蒲生野まで来ていたことが偲ばれました。

 

一日中、快晴だったので、心地よい史跡巡りでした。