ONCC 史跡探訪クラブ

史跡探訪の活動記録・紹介

第1回 双ヶ岡、 御室桜

2021-04-09 | 日記

第1回 双ヶ岡、 御室桜

  4月6日、14名で、兼好法師ゆかりの双ヶ岡と仁和寺の御室桜を見に行きました。
 各自で昼食を済ませて、12時30分に阪急西院駅に集合しました。


JR嵯峨野線の花園駅から西の双ヶ岡の南麓から三の丘を目指します。


二の丘の頂上付近は伐採されており、南東には京都タワーも遠望できます。


一番北側の一の丘からは仁和寺が眼下に望めます。


一の丘は直径44mの円墳で、横穴式石室があり、被葬者は秦河勝が有力とのことです。


兼好法師は、二の丘の西麓に住んでいたので当初、お墓は西麓にありましたが、
後世に東麓の長泉寺に移されています。


長泉寺の近くに、オムロン発祥の地の碑があります。 
立石電機が大阪から移ってきた時に、地元の御室からブランド名となりました。


仁和寺の南西に第58代光孝天皇陵があります。 
仁和寺の造営を始めましたが完成を見ずに崩御されました。


第59代宇多天皇が仁和寺を完成させました。御殿からは、池越しに五重の塔が見えます。


花びらが淡緑色の珍しいサトザクラの御衣黄(ぎょいこう)です。


背丈の低い御室桜越しに、五重の塔が見えますが、残念ながら、曇ってきました。


観音堂の前には、千手観音と繋がって救いを授けてくれる千手ひもがあります。


三つ葉ツツジもほぼ、満開です。


シャクナゲもほぼ、満開です。


中門からは仁王門の右手に双ケ岡の一の丘が見えます。


京福北野線の御室仁和寺駅の看板は右から左に書かれています。
帷子の辻経由で西院駅に戻りました。

遅咲桜の御室桜も例年より早く、満開となっていました。


番外 淀川下り

2021-04-05 | 日記

 4月2日、番外編として、三十石船で淀川下りをしました。
一旦は収束していたコロナが徐々に増える傾向でしたが、屋外でマスク着用して16名で
実施しました。


昼食を各自で摂って、12時45分に枚方市立鍵屋資料館に集合しました。


大座敷には立派なお雛様が飾られていました。


大座敷は折り上げ格天井が立派で、館長さんが、鍵屋、枚方宿、三十石船等について
説明してくれました。


堤防からは鍵屋全体がよく見えました。


我々の乗る船が着岸しています。


船内は机が2列でベンチに腰掛けます。


今回の一本松海運の三十石船は下り便が茶菓子とお茶が付いて、4800円でした。
どれもなかなか美味しかったです。


淀川三十石船舟歌保存会の方、2名で気の合った舟歌を披露してくれました。
昔は4名の船頭が息を合わせる為に歌ったそうで、全国大会もあるそうです。


鳥飼仁和寺大橋は唯一の有料橋ですが自動車は100円、歩行者は10円とのこと。


城東貨物線 淀川橋梁は、赤川鉄橋と呼ばれJRの単線の傍に自転車と人の橋があり、渡った
ことがありますが、おおさか東線で複線化になり、今では渡れなくなり、残念です。


蕪村の故郷の説明を聞いている内に大川への分岐点の毛馬のこうもんが近づいて来ました。


閘門は淀川と大川との水位が違うので設置されています。閘門内の水位を淀川と同じに
なると船が入り、入口の扉が閉じられます。


その後で、水位を出口側と同じまで排水します。岸壁の水の濡れ具合で、約1m位
下がったのが分かります。


大川と同じ水位に下がると、出口の扉が開きます。


大川沿いの桜は満開でとても綺麗でした。


造幣局の八重桜も咲き始めていました。今年の通り抜けは予約抽選制でしたが
それも中止のようで残念です。


寝屋川との合流点に来ると、大阪城が見えます。


終点の八軒浜には、多くの観光船も発着していました。

約2.5時間の船旅でしたが、昔の人にとっては、歩くよりも早く、快適な交通手段だったと
思われます。