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南信州で地域エネルギーに関わりながら思うこと

海より低い国の自転車(1)

2009-04-17 | いろいろ
2003年夏に、海抜ゼロメートル以下のところもあるというオランダへ行きました。
それはヨーロッパの中でも自転車先進国だから。本で読んで、実際に体験したくなったのです。

もうずいぶん忘れているんだけど、前回に自転車のことを書いたので、まとめておこうと思います。

・・

10時間ぐらい乗り継ぎでアムステルダムに着いたのが、夜7時頃。
宿に荷物を下ろし、旧市街地に出ていくと、大きな広場をぐるっと囲むようにたくさんのカフェやレストランがありました。
若者やおっさんらが、ビールを飲んでワイワイやっています。
(↑上の写真は昼間のものですが、こんな感じです)
ぼくもちょっとビビりながら、片隅でハイネケンの生をいただきました。ビールはさすがにうまくて、フライトの疲れもあってテンションが上がり、外人(オランダ人)のおっさんと片言ながらサッカーの話をしたり、初日にして気分よく楽しんでおりました。

ほろ酔いでとても気持ち良かったんだけれど、ふと気がつくと、人が賑わってワイワイやっている割に、妙に静かでした。
この賑わいや心地よさと、それでいて静けさはなんだろう?
・・それは、車が少なく、ド派手なネオンやコマーシャルの音が無いからだということに気がつきました。

旧市街地は石畳のゴツゴツした道で、幅も狭くて一歩通行、しかも自転車道があって、歩行者と自転車を優先した作りになっているので、東京都内に比べて車がかなり少ないのです。

そのように守られた広場にオープンカフェが並び、人が集い、会話をする。
麻薬も尊厳死も売春も合法なリベラルなお国柄でもありますが、アムステルダムは、自由で、心地よく、自転車が活躍する街でした。



自転車をめぐる風景を、写真でいくつか紹介します。


カフェには空気入れが用意してあり、なじみ客なのか、店先で空気を入れていました。カフェで空気入れを借りれるって、いかしてますね~


市役所前の自転車道。
通勤時間帯はけっこう飛ばしています。
写真左手が地下鉄の入口で、右側にミニ駐輪場があります。
こういうミニ駐輪場が広い歩道上にたくさんあって、気軽に自転車を停められます。日本は歩道が狭いためか、「放置自転車」というと悪いイメージがありますが、むしろ積極的に歩道に駐輪場を作っているので、ドアツードアで自転車利用者は目的地に移動することができそう。

とはいっても、ほんとのゴミとなった放置自転車もあるので、撤去もしてました。


・・後日に続きます。