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【自転車遍路2周目(逆打ち):第15ステージ21~20~(別3)番】

今回最後となる6回目遠征。予定では2泊3日で1番まで打切る。

2日目10/20の天気が50%と怪しいが、今回の予定は以下の通り変更できない理由があった。
10/19:歩きで順打ち中の師匠に会える可能性あり
10/20:師匠に教えてもらったある有名な方に会える可能性あり
10/21:ある懐かしの人物に会える可能性あり
また、ここを逃すと結願が来年になる可能性もある。レインウェアを用意し、決行した。
尚、第12ステージでダンプに踏まれたiPhone12miniは無事iPhone13にverUPされたので撮影等は心配ない。

1日目は、昨年敗れた太龍寺、その後鶴林寺、別格慈眼寺の山岳ステージ。
いつもの5:30大元駅出発→高松→徳島→前回撤収した桑野まで約5時間。。。10:31着。
はやる気持ちを抑えながら準備を整え11:00前に出発。


国道195を西に進む。分岐(1枚目)までは太龍寺戦の前のアップにちょうどいい5~10%の上り坂が続く。
右折し県道28を進むと念押しの看板(2枚目)が出るが直進。下り坂になり、ほどなくして坂口屋の
三叉路に(3枚目)。神峯寺戦と同様、「ある場所」に荷物を置いて最小限の荷物を入れた左パニア
バッグだけで挑む。「この先ロープウェイありません」念押し看板(4枚目)ここからアタック開始。


※ここから頂上までは下り時撮影の写真。(前回はロープウェイで下ったので今回初撮影)

まずは民家ゾーン。斜度は全然大丈夫だが道の悪さを実感し始める。


民家ゾーン終わった後の折り返し。まだ思い留まれば帰れますよ、と。


道はこんな感じで割れまくり、コース取りを間違うとパンクリスクはかなり上がることになる。
登り時は写真の奥から手前に上がってくる。


登りルートと下りルートの三叉路。右にUターンして登っていく。ここまでも基本10%前後、一部15~20%の
坂。途中エンジン音がして焦ったが、郵便のバイクだったんでなんとか譲れた。


駐車場に到着。ここからが太龍寺の真の難易度。唯一の救いはここからは車が来ないこと。


ここも20%くらい、道はきれいにはなってくれない。この写真は見たまま、手前から奥に登る。


残り600m。前回もここまでは来れている。雨水での川等ができていないので滑る心配はないが油断はできない。


残り400m。前回、このあとの傾斜で敗戦となった。意識的に加速して登る。


前輪が一瞬浮くが体重を乗せなんとかクリア。
写真右奥から手前に登ってくるのだが右奥のところ35%前後(体感だとそれ以上)はあるのではないか。


ちょっと記憶があいまいなのだが、さっきの坂と同じくらいの斜度が直後にあり、この写真の場所のハズ。


車道はきれいになるが15%は越えた直線。山門が遠い。


山門直前のカーブ連。これは奥から手前に登ってくる。


やっと山門。この先もまだ数百メートルはあったハズ。


山門から頂上までも油断できない。傾斜は緩まない。写真の奥が山門でそこから手前に登ってくる。
登り時には見えないが、下りの人向けの「この先ロープウェイありません」看板もあり。


そして最後に相応しい40%前後あるのではないかというカーブ。ここで失敗すればすべてが無に帰す。


ついに登頂。約1年半ぶりのリベンジに成功。2か所くらいで心が折れそうになったがなんとかねじ伏せた。
神峯寺戦での経験に加え、ここ数日天気で前回にくらべて道路状況がよかったこと、車が来なかったこと
、と好条件がそろったことが幸いした。喜びもつかの間、頂上で蜂(1匹)に絡まれそうになり慌てて
黒いヘルメットを脱いで早足で逃げた。。。


12:00【21番:太龍寺】JR桑野駅から約12.8km。
西の高野山と言われるだけあって空気が張り詰めていて心が落ち着く。
境内には外人さんが多かった。徳島の乱れ打ちおばちゃん4人と本堂で少し会話。
前回見逃しポイント、大師堂の裏(5枚目)、持仏堂天井画(6枚目)を拝観し、来た道を下る。
登って来たかはわからないが山門の階段のところで外人さん8人くらいが休憩・記念撮影をしていた。


下りはじめは勾配がキツイので押して歩き、途中からほぼフルブレーキ状態で乗ったまま下る。
駐車場で車のおばちゃんに話しかけられ少し会話。下りはこっち(1枚目)と教えてもらった。
勢いで登り用の道を下りるところだった。そのあとは坂口屋のところまで下って左折し、県道28を北上。
那賀川に出る前に左折し県道282で西に進む。このあたりは景色がとても良い(3枚目)。
水井(すいい)橋(4枚目)を渡り左折、県道19の鶴林寺登り口に到着。鶴林寺は前回登り切っている
ので荷物は置かずそのまま登る。


14:20【20番:鶴林寺】21番:太龍寺から約15.2km。
後半2kmで20%越えの箇所もあるが、路面状態は天候により良好で車もほぼ来ずに普通に登頂。
前回見逃しポイント、三重塔(4枚目)を拝観。納経所の人と自転車逆打ちで次は別格3番予定でという
話をして納経所を後にした。直後、納経所の方が慌てて追いかけてきてくれて「あと7kmと言われてましたが
実際はもっとあるかと思います。あと登りがあるから今からだと間に合わないかも。」とのこと。
私は御礼を言って「もう一回確認して、行けるなら頑張ってみます。」といった。駐車場へ戻りつつ調べると
確かに7kmと思っていたがそれは直線距離で、実際は20kmであった。フラットなら1時間もあれば着きそうだが
登りということで確かに多めに見て2時間かかればギリギリか。しかし、慈眼寺は今日行っておかないと後の
行程がボロボロになる、、、。先を急ぐ。


鶴峠の分岐(1枚目)を左折し北へ下る。師匠からこの道はひどい道だと聞いていた。最初は全然きれいな舗装で
あったが、かなりのスピードで下っていると突然荒れた道に。。。確かに太龍寺かっていうくらい荒れていて
この道を逆に登るのはきついのではと感じた。下りきって左折、県道16をひたすら西へ進むが、ナビが
「ふれあいの里さかもと」のあたりを過ぎても山の方へ向かわせないし、県道16もそこそこ登りになって
ペースが落ちてきたので不安になってきた。たまらず自己判断で「新坂本トンネル」を抜けて右折。
これが失敗で柑橘系の畑の中を20~30%の勾配で登るコースに突入(一応看板はあるのでおそらく歩き用の道)
。標高は一旦320mまで上がる(2枚目)ものの、その後下りに入って鋭角に折り返し(3枚目)、約100m標高を
下げて標高約200mに。そしてナビが元から示していた通りの道と合流。ここから再度登るハメに(4枚目)。。。
5枚目の写真時点で15:42、あと3.4kmということは勾配にも寄るが30分~1時間はかかる。ここから頂上(標高560m)
までは軒並み10%の坂が続き、太龍寺、鶴林寺、柑橘系畑の登りで削られたせいか、腰痛が発生。。。
灌頂ヶ滝(6枚目)のあたりで休憩し、なんとか腰痛をこらえながら到着。


16:20【別格3番:慈眼寺】20番:鶴林寺から約20km。
やっと到着したが時間がない。休む間もなく境内へ。境内に入って正面に大師堂、右手に納経所しか見当たらず。
しかし、左手に行くと「↑本堂」の案内が(3枚目)。4枚目の写真の場所、疲労のせいで「本堂まで500m」が
「50m」に見えてしまった。先に納経所に行くのもありだったが50mならすぐ行ける、そう思った。


SPDシューズなんかでは手すりがないと危ない坂が歩けど歩けど続く(1,2枚目)。どんどん時間が無くなるので
引き返そうかと思ったがスマホで調べると本堂は確かに遠いだけで場所はあっている。岩のような参道(3枚目)
を越え、ようやく本堂へ到着。穴禅定の修行場も隣にあった。すぐに納経し、手摺を使いながら小走りで下る。
すぐに納経所へ行き、その後ゆっくりと大師堂で納経を済ませた。本堂では車で来ている男性1名に「暗くなる
ので気を付けて」とありがたいお言葉を頂き、納経所であった夫婦とも軽く会話。


なんとか、慈眼寺を打ち終わった。予定では19,18も視野に入れていたが、本日はここで打ち止め。
あとは宿「ホテルAZ小松島」を目指すのだが、今日は立江寺の近くの「鮒の里」に私の遍路の師匠が宿泊予定で、
既に到着済みということ(途中経過は連絡し合っていた)なのでそこを目指し約25km突き進む。

18:00【鮒の里】別格3番:慈眼寺から約25.4km。
半分近くが下り+追い風だったのでほぼ1時間で到着。辺りはすっかり暗くなっていた。
師匠と本日の修行(行程)について話をして記念撮影もして互いの無事を祈りつつ別れた。

18:25【宿:ホテルAZ小松島】鮒の里から約3.2km。
ホテル着。風呂と洗濯系を済ませ、近くの海鮮居酒屋で食事。明日は打ち残した19番から。


【本日の念珠】


次のステージに続く。。。

【走行データ(自転車分のみ)】※MAPは実際のルートと若干ズレあるかも(※特に太龍寺)
距離:73.98km 獲得標高:1,762m 自走時間:4:36 電車時間:5:01


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