年末に上尾市の少し田舎で、土地が約140坪築年数10年で1380万円の物件が出た。いわゆる競売前の任意
売却物件だから格安。すぐに売れてしまうだろうなと思いながら
当社には該当するお客様がいなかったので、正月のチラシに掲載して
ポスティングした。
一週間以上たって、あるお客さまから電話をいただいた。
現地を見たいんだそう・・・。
「あれだけの物件だから、売れちゃったかもしれないけど
それでも見てみます?」
それでも見たいというので、翌日、夫が案内した。
お客様のご自宅近くで車で待機。
小学生と中学生の二人のお嬢様とご夫婦の四人のご家族と
初対面した夫が、ご挨拶のあと現地は契約になったことを
告げると奥様がガッカリした様子で「旅行に行っていたからね。」
そして現地を見学。
現地は西道路に面して、南側がゆったり広い。
ご主人様も奥様もため息をついていたって・・・・。
いろいろ条件を聞いて、夫が戻ってきたが「厳しいね」
何が厳しいかというと、まず学区内。しかも学校に近いところ。
次に予算。ボーナス払いなしの月均等払いで五万円以内。
車二台置けて、築十年位。こういう条件のものは、めったに
出ませんよ、とは言ってきたそうだけど・・・・。新物件が
学区内で出た場合は、とりあえずお知らせすると話はしてきたそう
だけど・・・・。
それから、しばらくたって、つまり１月も終わり頃に学区内に
新物件が出た。少々予算をオーバーするが、月々55000円、
ボーナス月加算５万円。
予算的に無理だといわれて、見事に断られたみたい。
家は少々古くてもいいから、ボーナス併用は妥協できないとか
夫は、うれしそうにというか、誇らしげに「しっかりしてる」
断られて楽しそうにしている不動産屋っているの?
夢を与えるのはいいけど、煽って高いのを買わせるのは
どうかと思うって・・・・。
住宅ローンを払えなくなって、家を手放している人を
夫はいろいろ見てきたから・・・・。
だから予算で妥協しない人に会うと、うれしくなっちゃう
見たい・・・。
銀行は年収の35%まで貸してくれるが、夫は25%くらいに
するよう、お客様に話をしている。
そんなこと言ったら、買う人いなくなるじゃない，と言ったら
「それでいいんだって。」
昨日の夕食のとき、リビングで「よーしっ」大きなはずんだ
夫の声。台所から「どうしたの?」って顔を出すと、
貴乃花親方が理事に当選したニュース。夫の顔を見ると
少し目がうるうるしてた。
二代目若乃花の間垣親方が、脳卒中になって理事になれず
無念の思いを託された貴乃花が負けを承知で打って出た
のだそう・・・うううなんて、しまいには感極まって
泣き出す始末・・・・。
貴乃花よりも仕事のことで、うううなんて、なってほしいな。
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