新型コロナワクチン接種 ワクチン廃棄なんて許せない!

ワクチン接種が進む一方、ワクチンの廃棄も発生している。

昨日のwebニュース。
「ワクチン１０４４回分廃棄　福岡・大牟田病院」のタイトルが
眼に飛び込んできた。

なんだと!

病院の責任者の謝罪の写真の下の記事を読むと、「冷凍庫から取
り出した際に１０４４回分が入った箱を戻し忘れた」とあって、
長時間放置したため、廃棄処分したという。

なんとも情けない話だ。

残り１０４４回分などの量は、上尾市の土日接種よりも多いので
かなり大きな病院かなと思って、ネットを調べると、「独立行政
法人国立病院機構・大牟田病院」とあった。

それなのに、このレベルかよ

人の命がかかっているのに５２２人分をどぶに捨てた

仕舞い忘れた職員は、自責の念に駆られていると思うが、これは
個人の責任よりも管理者側の責任だ。

二人で作業すべきところを一人で作業させたというだけではなく
命に代えてもこのワクチンを守るという意識を植え付けることが
できなかった病院経営者の責任は大きい。

それで、全国でワクチン廃棄は、どれくらい発生しているが調べ
てみた。

「日本　ワクチン廃棄｣でネットを検索すると、８８９万件ヒット
した。

つらつらと見渡すだけでも、かなりの数になる。枚挙に暇がない
ので、ミスを要約すると
１．冷蔵庫・冷凍庫の故障
２．低すぎる電圧のコンセントに差し込んだ、誤ってコンセント
　　から　プラグを抜いた。
３．保管ミスー常温で３時間以上放置した
４．希釈ミス
５．使用済みと勘違いして新品を捨てた
６．キャンセル分を廃棄した
と、概ねこの範疇だ。

この中で一番問題なのは６の「キャンセル分を捨てた」
これ等は白痴の部類。

キャンセルになって余ったら、「高齢者」ではなくても職員の
誰かが接種すれば済むことなのに、それがどうしてできないか?
しかも希釈したワクチンは時間に限度がある。常温で３時間を
越える前に対処すべきというのに。

新型コロナウイルスと闘っている医療従事者に苦言を呈したく
はないが医療機関は本来インテリゲンチャの集団のはずだが、
インテリはやはり医師だけなのかと慨嘆せざるを得ない。

とてもプロフェッショナルとは言えない。

しかし、それもこれも政府が泥縄式だから
医療現場が混乱する。

こういう現象を見ても
日本は
沈み行く
国かなと
嘆きたくなる。

日本国政府よ
明治の気概を
思い起こせ