長い織り

2年以上、いえ、3年ぐらいはたっているかもしれません。長いこと同じ経糸が藤原機に掛かったまま時間が過ぎていました。なかなか集中して機に座り織る事がなんとなく出来ませんでした。若い頃は、、、、まったくなんてこと無くて、新しい糸を掛けて一週間程で織り終わらせることが出来ていたのに！気力、体力の低下にはしたくありませんが、長いこと掛かってしまいました。
薄いピンクとブルーの綿スラブ糸のぼろ織りです。織り巾４０センチ織り上がりの長さは１２メートル以上になって、ようやく機からはずすことが出来ました。本当にやれやれ、ホッと、やり終えた満たされた心境！織りこんだぼろは、絹の胴裏、古い着物の裏地です。
















一段一段織りながら楽しく織りが進みました。いつもそばにちぃちゃんがいて、私の背後には、ひいばあさんのおかつばあさん、そして母がついていてくれました。いつも。。。