問題 121 薬物療法を受ける高齢者の看護について、正しいものを一つ選べ。
1 複数の錠剤がある場合は、一度にまとめて服用するよう説明する。
2 同じ薬を長期間服用している場合は、副作用の観察はしない。
3 口腔内に薬が残りやすいので、服薬後は頻回に飲水するよう説明する。
4 飲み忘れた分は、次回の服用時間に、忘れた分を合わせて飲むように説明する。
(◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)
・正解 3
(◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)
・正解 3
1 複数の錠剤がある場合は、薬剤師や医師の指示に従う。
2 同じ薬を長期間服用している場合でも、副作用の観察は必要である。
3 口腔内に薬が残りやすいので、服薬後は頻回に飲水するよう説明する。
4 飲み忘れた分は、次回の服用時間に、忘れた分を合わせて飲まないように説明する。
問題 122 高齢者の感覚機能について、正しいものを一つ選べ。
1 低音域が聞き取りにくい。
2 老人性白内障は水晶体の弾力性の低下によっておこる。
3 明暗順応は低下する。
4 老人性難聴は伝音性難聴である。
(◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)
・正解 3
1 高音域が聞き取りにくい。
2 老人性白内障は水晶体の透明性と弾力性の低下によっておこる。
3 明暗順応は低下する。
4 老人性難聴は感音性難聴である。
※感音性難聴=内耳・聴神経・脳に何らかの問題が起き難聴が発症すること
明暗順応=光の刺激に応じて、網膜の敏感さが変化すること
問題 123 高齢者の角化型疥癬(ノルウェー疥癬)と看護について、正しいものを一つ 選べ。
1 感染経路は、空気感染である。
2 約 2 週間の潜伏期間を経て発症する。
3 援助時は、予防衣やディスポーザブル手袋を着用する。
4 個室隔離はしない。
(◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)
・正解 3
1 感染経路は、接触感染である。
2 約 4~5日間の潜伏期間を経て発症する。
3 援助時は、予防衣やディスポーザブル手袋を着用する。
4 個室隔離をする。
※角化型疥癬(ノルウェー疥癬)=ダニの一種であるヒゼンダニが皮膚に寄生して起こる感染症で、通常疥癬の重症型
問題 124 高齢者のパーキンソン病の看護について、誤っているものを一つ選べ。
1 抗パーキンソン薬の服用中は、ウェアリング-オフ現象に注意する。
2 小刻み歩行や前方突進現象による転倒を予防する。
3 排便状態を確認し、便秘を予防する。
4 ホーン・ヤール分類のステージⅣでは全面介助を行う。
(◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)
・正解 4
1 抗パーキンソン薬の服用中は、ウェアリング-オフ現象に注意する。
2 小刻み歩行や前方突進現象による転倒を予防する。
3 排便状態を確認し、便秘を予防する。
4 ホーン・ヤール分類のステージⅤでは全面介助を行う。
※パーキンソン病=脳の異常のために体の動きに障害があらわれる病気
ウェアリング-オフ現象=薬の効果が切れる時間帯が出来て、動けなくなったり、ふるえたりする現象
<パーキンソン病のホーン・ヤール分類>
- Ⅰ度 体の片側だけに手足のふるえや筋肉のこわばりがみられる 体の障害はないか、あっても軽い
- Ⅱ度 両方の手足のふるえ、両側の筋肉のこわばりなどがみられる
- Ⅲ度 小刻みに歩く、すくみ足がみられる
- Ⅳ度 立ち上がる、歩くなどが難しくなる
- Ⅴ度 車いすが必要になる
問題 125 高齢者の骨粗鬆症について、正しいものの組合せを一つ選べ。
a ビタミンDの欠乏は骨量減少に影響する。
b 転倒による骨折の発症は少ない。
c 運動を頻回にすることで発症する。
d 続発性骨粗鬆症は、内分泌性疾患や栄養障害によって発症する。
1 a、b 2 a、d 3 b、c 4 c、d
(◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)
・正解 2
a ビタミンDの欠乏は骨量減少に影響する。
b 転倒による骨折の発症は多い。
c 運動を頻回にすることによる予防が効果的である。
d 続発性骨粗鬆症は、内分泌性疾患や栄養障害によって発症する。
※高齢者の骨粗鬆症=骨の強度が弱くなり、骨折しやすくなる状態
問題 126 認知症状を呈する疾患について、誤っているものを一つ選べ。
1 クロイツフェルト‐ヤコブ病(プリオン病)
2 甲状腺機能亢進症
3 慢性硬膜下血腫
4 多発性硬化症
(◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)
・正解 2
1 クロイツフェルト‐ヤコブ病(プリオン病)=進行性の脳の変性疾患
2 甲状腺機能亢進症 =バセドウ病・グレーブス病
3 慢性硬膜下血腫 =脳を覆う硬膜と脳の間に血液がたまる病気
4 多発性硬化症=再発と寛解を繰り返す神経難病
問題 127 妊娠による母体の変化について、誤っているものを一つ選べ。
1 頻尿になりやすい。
2 下痢になりやすい。
3 腹部や大腿部に妊娠線が現れる。
4 顔面に、そばかす様の色素沈着(妊娠性肝斑)が現れることがある。
(◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)
・正解 2
1 頻尿になりやすい。
2 便秘になりやすい。※ホルモンバランスの変化や子宮の成長などが原因
3 腹部や大腿部に妊娠線が現れる。
4 顔面に、そばかす様の色素沈着(妊娠性肝斑)が現れることがある。
問題 128 妊娠期の葉酸の付加量について、正しいものを一つ選べ。
1 120μg
2 180μg
3 240μg
4 300μg
(◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)
・正解 3
※葉酸=ビタミンB群に属する水溶性のビタミン 赤血球の形成、DNA合成、細胞の分化ンい関わる栄養素
μgとは 1g÷1000=1㎎
1㎎÷1000=1μg
よって、1gの100万分の1が1μg
問題 129 分娩の 3 要素を構成するものについて、誤っているものを一つ選べ。
1 子宮底
2 骨産道
3 胎児
4 陣痛
(◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)
・正解 1
※分娩の3要素=娩出力・娩出物・産道
娩出力:胎児を押し出す力、陣痛と腹圧が影響する
娩出物:胎児、胎盤、臍帯などの胎児付属物
産道:胎児の頭で押し広げられる
問題 130 産褥体操の効果について、誤っているものを一つ選べ。
1 排泄障害を予防する。
2 子宮収縮を促す。
3 静脈瘤の形成を予防する。
4 愛着形成が促進する。
(◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)
・正解 4
1 排泄障害を予防する。
2 子宮収縮を促す。
3 静脈瘤の形成を予防する。
4 愛着形成が促進されるわけではない。
※産褥体操=産褥期の身体を正常な状態に戻すために必要な運動
愛着形成=乳幼児と養育者との間で形成される情緒的な結びつき
<おことわりとお願い>
正鵠を射ていない解説もあるかと存じます。
疑義がある場合は、教科書などで、ご自身でお調べ願います。
※お知り合いに准看試験受験の方がいらっしゃいましたら、当ブログをご紹介願います!