
創作竹人形館「黎明」訪問してきました。
越前竹人形は、師田保隆氏と弟の三四郎氏が昭和27年頃から試作研究を始め、
昭和30年頃に福井県の新しい民芸品として確立したものだそうです。
その越前竹人形を芸術作品として完成させたのが、師田保隆氏の長男、師田黎明氏で、
創作竹人形館「黎明」には、師田黎明氏の味わいのある芸術作品が展示されています。
バイオリン 師田保隆 作
越前竹人形の創始者、師田保隆は、
第二次世界大戦でソビエト連邦のエラブカ収容所に捕虜として抑留された。
抑留中に保隆は、鋼やガラス片などの廃材を利用してバイオリンを作り、
自作曲「帰還の喜び」を演奏して仲間を慰めた。
記念に響鳴胴内裏板に「MOROTA,1947.7エラブカにての作」と刻んだ。
と解説されています。
師田保隆氏と弟の三四郎氏が昭和27年頃作られた人形、
これが竹人形の始まりとのこと。
師田保隆氏が越前竹人形を芸術作品として完成させていきます。
小さな作品もでも手の込んだ竹人形となっています。