『坂井市版DMO・DMC創設に向けてのセミナー』に参加してきました。
日時:令和元年8月20日(火)14:00~16:00
場所:坂井市みくに市民センター会議室
講師:森成人氏 (一社)気仙沼地域戦略理事(観光庁DMO法人)、気仙沼市復興アドバイザー
演題:『気仙沼DMO「つながり」人口の最大化を狙った地域経営戦略(スイスツェルマット型のDMO体制構築)』
・各種団体(市・観光協会・商工会など)が行っている作業でダブリが多くあり、戦略もない。
・地域内GDPの減少を食い止める、鈍化させるためには、つながり人口の確保が必要。
・地域コンテンツ、情報の一元化と顧客情報を活用した適切なマーケティング戦略が重要。
・つながり人口増加へのターゲット、ゲートウェイをどうするか。
議員になってから、常に「地域内再投資力」の重要性は訴えてきたが、
残念ながら、インターネット購買やチェーン店の増加により、地元事業者の経営環境は悪くなっている。
セブンイレブンやローソンで購入する「おにぎり」や「サンドイッチ」はほとんどが石川県で作られて搬送されてくる。
ファミリーマートの場合は福井市で製造されている。
皆さんも、お金の地域内循環に注意してみてくださいね。
出典:国土交通省観光庁HP
「日本版DMO」は、
地域の「稼ぐ力」を引き出すとともに地域への誇りと愛着を醸成する「観光地経営」の視点に立った観光地域づくりの舵取り役として、
多様な関係者と協同しながら、明確なコンセプトに基づいた観光地域づくりを実現するための戦略を策定するとともに、戦略を着実に実施するための調整機能を備えた法人です。
このため、「日本版DMO」が必ず実施する基礎的な役割・機能(観光地域マーケティング・マネジメント)としては、
(1) 「日本版DMO」を中心として観光地域づくりを行うことについての多様な関係者の合意形成
(2) 各種データ等の継続的な収集・分析、データに基づく明確なコンセプトに基づいた戦略(ブランディング)の策定、KPIの設定・PDCAサイクルの確立
(3) 関係者が実施する観光関連事業と戦略の整合性に関する調整・仕組み作り、プロモーション
が挙げられます。
また、地域の官民の関係者との効果的な役割分担をした上で、例えば、着地型旅行商品の造成・販売やランドオペレーター業務の実施など地域の実情に応じて、
「日本版DMO」が観光地域づくりの一主体として個別事業を実施することも考えられます。