日本が弱腰外交なのは、政府が悪いわけでも、官僚が悪いわけでもないと思います。
一番の問題の所在は、国民です。
国民は、長すぎた平和な時代によって、
世の中には話合いで解決できない輩がいる
ということを忘れてしまっているわけです。
平和な田舎に行くと、鍵をかけずに外出する。
泥棒などいないからです。
しかし、都心部では、ありえない。
隣の人にも警戒感を怠らないようにしなければならない。
盗聴器が仕掛けられていないかに気を配らなければならない。
息子の声かどうかも注意しなければならない。
倒れている人に声をかける際も、ハンドバッグをひったくられないように警戒しなければならない。
世の中には、悪い奴も、道理が通らない奴も、自分のことしか考えていない奴も
いっぱいいる
ということを前提に、自分の身は自分で守るようにしなければならないわけです。
これは、外交も同じ。
世界政府ができていない以上、
自分の国は自分で守らなければならない。
アメリカを頼りにすることもできない。
所詮他人です。いくら条約を結んでいても、自分の国ではありません。
友達が襲われていても、自分が殺されそうだなという場合には、
助けない人も多いと思います。
中国や韓国が善人だと性善説を唱えることもできない。
自分の身は自分で守る。
これが原則です。
憲法でも自衛権を認め、自衛のための自衛力を保持することは認めています。
しかし、平和な時代が長かったため、
自衛隊が武力衝突で出動することもなかった。
世界を見れば、パレスティナでは、ごく普通に軍が攻撃をしています。
日本国がどのように自分の国を守っていくのか?
仕事がない人に対し、生活保護を与えるのではなく、
自衛隊に入隊して、お金を稼げるようにするシステムを作る。
これは、アメリカで現に行われている政策です。
サンデル教授の授業でもありました。
貧しいものが従軍するシステムは正義に適うのか?
本人が同意しているからよいとする意見と、
同意は真意によるものではなく、お金がないから嫌々しているにすぎないという意見
の対立。
軍事費にどれだけお金を割くのか?
生活保護費や高齢者の医療費よりも、優先できるのか?
民主党は、軍事費よりも福祉費を優先し、多くの国民もその方がよいと考えています。
つまり、軍事費は、保険みたいなもので、
何事もなければ、少ない方がよい。
何かがあって初めて、ありがたみが分かる。
沖縄の基地もそう。
何もなければ、無用の産物。
何かがあって、そこから軍用機が飛び立って、日本国を守ってくれて初めて、
ありがたみが分かる。
話合いの前提には、力が必要です。
弁護士が闇金などのやくざに対応できるのは、
弁護士の背後に国家権力がついている
からです。
訴えますよ。刑事告訴しますよ。
では、話合いをしましょう。
外交も、最悪の場合、強硬路線で来られると、
自国もただでは済まないぞ。
という恐怖感があるからこそ、
お互いにこのあたりで手を打ったほうがよさそうだ
となり、
結果的に、強硬策に出なくても済む
わけです。
いろいろな国が、核を持ちたがるのもこうした理由からです。
あまり痛めつけると、ぶち切れて、上海と北京が壊滅することになると思えば、
お互いに損だからこの辺でやめておこう
ということになるわけです。
相手が何もしてこないと確信していれば、
徹底的にやってやろう
ということになります。
ここで、日本人にどこまでの覚悟があるのかということがポイントになってきます。
仮に、武力衝突が起き、爆撃を受けたとしても耐えられるか?
韓国のように2年間の徴兵制が導入されても耐えられるか?
軍事予算の増強により、消費税が20パーセントになっても、国のためと甘受できるか?
弱腰だ。許せない。
と言いながら、
基地はいらない。軍事費はもっと減らすべきだ。
話合いで解決すべきだ。
という主張は、矛盾をはらんでいます。
弱腰だ。
では、どうすればいいんだい?
法律により処理すべきだったんだ。
では、中国が制裁を強化したらどうするんだい?
話合いで解決すべきだ。
話合いに応じなかったらどうするんだい?
国際司法裁判所に裁定を求めて・・
国際司法裁判所が機能しなかったらどうするんだい?
中国が裁定を守らなかったらどうするんだい?
国際世論が日本を味方してくれる。
世界が中国の市場が欲しくて、利益の少ない日本の味方をしてくれなかったらどうするんだい?
そのときは、ねばり強く交渉をして・・・
日本にレアアースや農作物、石油などが入ってこなくなって、物価高になったらどうするんだい?
生活が苦しくなっても耐えられるのかい?
・・・・・・
主権国家というのであれば、
主権を守るために強制力を具備する
必要があります。
ただ、強制力は最後の手段。見せ金のように使う。
戦略的な外交。
相手の嫌がる制裁をこちらも用意できるような
コントロールできる立場に立つように知的に成長する。
それは、日本にしかできない。
これがないと、我が国はかなり困る。
そういったものを国家レベルで作り上げる。
あるいは、国家が開発を邪魔しない。
国民が覚悟を決め、努力をして、国力を高める。
国力は、
豊かになりたいという人が増えて、
人よりも努力しようという志をもつ人が主流になれば、どんどん上がっていきます。
今は、残念ながら、平和な時代が長かったので、
働かないでも生活保護で食べていける
という風潮が高まっています。
一生懸命働いてきた人の年金よりも、生活保護費の方が高い
という逆転現象も起きています。
生活保護受給者は、戦後の混乱期を除き最高です。
190万人を突破し、200万人目前です。
その中には、体が不自由であったり、精神的な病であったりと
やむにやまれぬ人がいます。
そういう人は、当然保障されるべきです。
しかし、仕事がないという理由で受給している人が増えているのが現状です。
仕事がないのは、国の政策のせいでもありますが、
国力がどんどん減っていっている一因です。
学力の低下も、国力が劣っていっている理由です。
国家はチームです。
しかも、団体戦です。
みんなの力の底上げこそが、国家を成熟させ、国力を強くさせることになります。
国民が誇りを持っていて、人格を尊重され、怒らせると怖いぞと思われるような国に対しては、
他国も最大限の注意を払う
ことになります。
ただでは済まないと分かっているからです。
日本がなめられているのではなく、
日本国民がなめられている
わけです。
平和な国民には、何もできないだろうと思われているので、
これからも、圧力をかけて、実利を取ろうとしてくるはずです。
これは、竹島も北方領土も同じです。
国民がどういう国を作っていくのか。
そのためには、どういう覚悟を持つのか。
どの程度の負担なら負ってもよいと考えるのか。
日本国のために、自分には何ができるのか。
それを多くの国民が考え始めた時に、国家が変わることになります。
中国が小平の改革によって生まれ変わったように、
日本が国民の意識変化によって、目覚めるわけです。
一番の問題の所在は、国民です。
国民は、長すぎた平和な時代によって、
世の中には話合いで解決できない輩がいる
ということを忘れてしまっているわけです。
平和な田舎に行くと、鍵をかけずに外出する。
泥棒などいないからです。
しかし、都心部では、ありえない。
隣の人にも警戒感を怠らないようにしなければならない。
盗聴器が仕掛けられていないかに気を配らなければならない。
息子の声かどうかも注意しなければならない。
倒れている人に声をかける際も、ハンドバッグをひったくられないように警戒しなければならない。
世の中には、悪い奴も、道理が通らない奴も、自分のことしか考えていない奴も
いっぱいいる
ということを前提に、自分の身は自分で守るようにしなければならないわけです。
これは、外交も同じ。
世界政府ができていない以上、
自分の国は自分で守らなければならない。
アメリカを頼りにすることもできない。
所詮他人です。いくら条約を結んでいても、自分の国ではありません。
友達が襲われていても、自分が殺されそうだなという場合には、
助けない人も多いと思います。
中国や韓国が善人だと性善説を唱えることもできない。
自分の身は自分で守る。
これが原則です。
憲法でも自衛権を認め、自衛のための自衛力を保持することは認めています。
しかし、平和な時代が長かったため、
自衛隊が武力衝突で出動することもなかった。
世界を見れば、パレスティナでは、ごく普通に軍が攻撃をしています。
日本国がどのように自分の国を守っていくのか?
仕事がない人に対し、生活保護を与えるのではなく、
自衛隊に入隊して、お金を稼げるようにするシステムを作る。
これは、アメリカで現に行われている政策です。
サンデル教授の授業でもありました。
貧しいものが従軍するシステムは正義に適うのか?
本人が同意しているからよいとする意見と、
同意は真意によるものではなく、お金がないから嫌々しているにすぎないという意見
の対立。
軍事費にどれだけお金を割くのか?
生活保護費や高齢者の医療費よりも、優先できるのか?
民主党は、軍事費よりも福祉費を優先し、多くの国民もその方がよいと考えています。
つまり、軍事費は、保険みたいなもので、
何事もなければ、少ない方がよい。
何かがあって初めて、ありがたみが分かる。
沖縄の基地もそう。
何もなければ、無用の産物。
何かがあって、そこから軍用機が飛び立って、日本国を守ってくれて初めて、
ありがたみが分かる。
話合いの前提には、力が必要です。
弁護士が闇金などのやくざに対応できるのは、
弁護士の背後に国家権力がついている
からです。
訴えますよ。刑事告訴しますよ。
では、話合いをしましょう。
外交も、最悪の場合、強硬路線で来られると、
自国もただでは済まないぞ。
という恐怖感があるからこそ、
お互いにこのあたりで手を打ったほうがよさそうだ
となり、
結果的に、強硬策に出なくても済む
わけです。
いろいろな国が、核を持ちたがるのもこうした理由からです。
あまり痛めつけると、ぶち切れて、上海と北京が壊滅することになると思えば、
お互いに損だからこの辺でやめておこう
ということになるわけです。
相手が何もしてこないと確信していれば、
徹底的にやってやろう
ということになります。
ここで、日本人にどこまでの覚悟があるのかということがポイントになってきます。
仮に、武力衝突が起き、爆撃を受けたとしても耐えられるか?
韓国のように2年間の徴兵制が導入されても耐えられるか?
軍事予算の増強により、消費税が20パーセントになっても、国のためと甘受できるか?
弱腰だ。許せない。
と言いながら、
基地はいらない。軍事費はもっと減らすべきだ。
話合いで解決すべきだ。
という主張は、矛盾をはらんでいます。
弱腰だ。
では、どうすればいいんだい?
法律により処理すべきだったんだ。
では、中国が制裁を強化したらどうするんだい?
話合いで解決すべきだ。
話合いに応じなかったらどうするんだい?
国際司法裁判所に裁定を求めて・・
国際司法裁判所が機能しなかったらどうするんだい?
中国が裁定を守らなかったらどうするんだい?
国際世論が日本を味方してくれる。
世界が中国の市場が欲しくて、利益の少ない日本の味方をしてくれなかったらどうするんだい?
そのときは、ねばり強く交渉をして・・・
日本にレアアースや農作物、石油などが入ってこなくなって、物価高になったらどうするんだい?
生活が苦しくなっても耐えられるのかい?
・・・・・・
主権国家というのであれば、
主権を守るために強制力を具備する
必要があります。
ただ、強制力は最後の手段。見せ金のように使う。
戦略的な外交。
相手の嫌がる制裁をこちらも用意できるような
コントロールできる立場に立つように知的に成長する。
それは、日本にしかできない。
これがないと、我が国はかなり困る。
そういったものを国家レベルで作り上げる。
あるいは、国家が開発を邪魔しない。
国民が覚悟を決め、努力をして、国力を高める。
国力は、
豊かになりたいという人が増えて、
人よりも努力しようという志をもつ人が主流になれば、どんどん上がっていきます。
今は、残念ながら、平和な時代が長かったので、
働かないでも生活保護で食べていける
という風潮が高まっています。
一生懸命働いてきた人の年金よりも、生活保護費の方が高い
という逆転現象も起きています。
生活保護受給者は、戦後の混乱期を除き最高です。
190万人を突破し、200万人目前です。
その中には、体が不自由であったり、精神的な病であったりと
やむにやまれぬ人がいます。
そういう人は、当然保障されるべきです。
しかし、仕事がないという理由で受給している人が増えているのが現状です。
仕事がないのは、国の政策のせいでもありますが、
国力がどんどん減っていっている一因です。
学力の低下も、国力が劣っていっている理由です。
国家はチームです。
しかも、団体戦です。
みんなの力の底上げこそが、国家を成熟させ、国力を強くさせることになります。
国民が誇りを持っていて、人格を尊重され、怒らせると怖いぞと思われるような国に対しては、
他国も最大限の注意を払う
ことになります。
ただでは済まないと分かっているからです。
日本がなめられているのではなく、
日本国民がなめられている
わけです。
平和な国民には、何もできないだろうと思われているので、
これからも、圧力をかけて、実利を取ろうとしてくるはずです。
これは、竹島も北方領土も同じです。
国民がどういう国を作っていくのか。
そのためには、どういう覚悟を持つのか。
どの程度の負担なら負ってもよいと考えるのか。
日本国のために、自分には何ができるのか。
それを多くの国民が考え始めた時に、国家が変わることになります。
中国が小平の改革によって生まれ変わったように、
日本が国民の意識変化によって、目覚めるわけです。