民進党の前原代表は党の地方組織の責任者を集めた会合で、
希望の党との事実上の合流を主導したものの、
衆議院選挙で与党の圧勝を許した責任を取りたいとして、
地方組織の意見を聞いたうえで、
30日にも代表を辞任する考えを示しました。
NHKウェブニュースより引用
民進党自体は参議院議員を中心に存続し、
解党はしないとのこと。
現時点では、
立憲民主党は民進党との合流はないと否定していますが、
数がものを言う政治の世界では、
参議院議員がまったくいない政党、
衆議院議員が全くいない政党というのは、異常ですので、
今後、実質的な協力関係から、合流へという流れは否定できないと思います。
民進党では参議院選挙は戦えないということになれば、
立憲民主党の看板が欲しくなるということも。
今回の選挙は、結果として投票率も低く、与党が3分の2を獲得しました。
小選挙区制では、野党の票が割れると、与党には勝てないので、
立憲民主党により希望の党の目論見が大きくはずれたということです。
前原代表とすれば、民進党のブランドイメージが最悪であったので、
看板の掛け替えが必要だった。
全員、公認をもらえると思っていたら、排除論が出てしまった。
その結果、立憲民主党ができ、票が割れた。
小池百合子も、塾を開いて、来年の選挙に向けて準備しようとしていたところ、
民進党議員が入ってきて、負けた責任を自分たちのことは棚に上げて、なすりつけ始めた。
結果、自民党が一番得をしたということです。
将来的(参議院選挙)にも希望の党(小池)の成長の芽をうまく摘めた。
オリンピックの成功が小池百合子の実績となると、
女性総理の声が高まるのでやっかいだなっと思っていたはずです。
今後、自民党の安定政権の元、
憲法改正と戦後教育の見直しへと動いていくことになります。
戦後は、日本軍が一方的に悪いという自虐的な歴史認識が一般的でした。
他方で、日本が欧米の植民地政策を解放したという歴史観もあります。
確かに、第二次世界大戦後、アジア各国が独立しているので、その面もあります。
韓国を侵略したという見方と、結果として韓国の近代化につながったという見方。
教育はバランスが大切で、複合的な見方を学んだ上で、
自分の考えをもつようにしていく。
相手の考えを否定するのではなく、尊重した上で、
自分とは、こういう理由で異なると
冷静に議論ができるようにする。
ディベートの授業がない日本は、こういった議論が苦手で、
感情論でものを言うことになります。
政治も同じで、
相手の政党は、おかしいと、言い合うだけでは、
数の論理でしか決まらないので、
少数者に配慮した法案はできないわけです。
確かに、あいつの言うことは9割は間違っていると思うけど、
理解できるところもあるから、あいつの意見を一部取り入れて修正しよう。
こういう妥協が、民主主義の本質です。
国会で議論の時間が設けられている理由は、他の意見に耳を傾けるためです。
もともとは、明治政府がイギリス議会での方式を持ち込んでいます。
しかし、今の国会では、
議論は、相手を批判することが目的となっており、
批判を受けた方も、修正しようという気はさらさらないので、
議決の時間だけですんでしまうような運営です。
(共謀罪はあいまいな要件であるため、違憲となりかねないと言われています。)
前原代表が、独断で希望との合流を決めたと言うことですが、
党員との十分な議論がなされていたのであれば、
今回のケースのような事態についても想定できた
可能性があります。
そうすると、予め、全員公認がもらえるかどうかの確約を採り、
無理であれば、どうなるかの予測もできたはずです。
議論がいかに大切であるかがよく分かります。
代表一任の結果が、これだからです。
むかつくやつだろうと、意見が全く異なるやつだろうと、
別の視点からの意見は、結果として、自分の失敗を回避するために役立つ可能性がある。
この結果がそのことを物語っています。
政党 小選 比例 合計 公示前
自民 218 66 284 284
公明 8 21 293 4
希望 18 32 50 57
維新 3 8 11 14
立憲 18 37 55 15
共産 1 11 12 21
社民 1 1 2 2
こころ - 0 0 0
無所属(与) 1 - 1 11
無所属(野) 21 - 21 27
希望の党との事実上の合流を主導したものの、
衆議院選挙で与党の圧勝を許した責任を取りたいとして、
地方組織の意見を聞いたうえで、
30日にも代表を辞任する考えを示しました。
NHKウェブニュースより引用
民進党自体は参議院議員を中心に存続し、
解党はしないとのこと。
現時点では、
立憲民主党は民進党との合流はないと否定していますが、
数がものを言う政治の世界では、
参議院議員がまったくいない政党、
衆議院議員が全くいない政党というのは、異常ですので、
今後、実質的な協力関係から、合流へという流れは否定できないと思います。
民進党では参議院選挙は戦えないということになれば、
立憲民主党の看板が欲しくなるということも。
今回の選挙は、結果として投票率も低く、与党が3分の2を獲得しました。
小選挙区制では、野党の票が割れると、与党には勝てないので、
立憲民主党により希望の党の目論見が大きくはずれたということです。
前原代表とすれば、民進党のブランドイメージが最悪であったので、
看板の掛け替えが必要だった。
全員、公認をもらえると思っていたら、排除論が出てしまった。
その結果、立憲民主党ができ、票が割れた。
小池百合子も、塾を開いて、来年の選挙に向けて準備しようとしていたところ、
民進党議員が入ってきて、負けた責任を自分たちのことは棚に上げて、なすりつけ始めた。
結果、自民党が一番得をしたということです。
将来的(参議院選挙)にも希望の党(小池)の成長の芽をうまく摘めた。
オリンピックの成功が小池百合子の実績となると、
女性総理の声が高まるのでやっかいだなっと思っていたはずです。
今後、自民党の安定政権の元、
憲法改正と戦後教育の見直しへと動いていくことになります。
戦後は、日本軍が一方的に悪いという自虐的な歴史認識が一般的でした。
他方で、日本が欧米の植民地政策を解放したという歴史観もあります。
確かに、第二次世界大戦後、アジア各国が独立しているので、その面もあります。
韓国を侵略したという見方と、結果として韓国の近代化につながったという見方。
教育はバランスが大切で、複合的な見方を学んだ上で、
自分の考えをもつようにしていく。
相手の考えを否定するのではなく、尊重した上で、
自分とは、こういう理由で異なると
冷静に議論ができるようにする。
ディベートの授業がない日本は、こういった議論が苦手で、
感情論でものを言うことになります。
政治も同じで、
相手の政党は、おかしいと、言い合うだけでは、
数の論理でしか決まらないので、
少数者に配慮した法案はできないわけです。
確かに、あいつの言うことは9割は間違っていると思うけど、
理解できるところもあるから、あいつの意見を一部取り入れて修正しよう。
こういう妥協が、民主主義の本質です。
国会で議論の時間が設けられている理由は、他の意見に耳を傾けるためです。
もともとは、明治政府がイギリス議会での方式を持ち込んでいます。
しかし、今の国会では、
議論は、相手を批判することが目的となっており、
批判を受けた方も、修正しようという気はさらさらないので、
議決の時間だけですんでしまうような運営です。
(共謀罪はあいまいな要件であるため、違憲となりかねないと言われています。)
前原代表が、独断で希望との合流を決めたと言うことですが、
党員との十分な議論がなされていたのであれば、
今回のケースのような事態についても想定できた
可能性があります。
そうすると、予め、全員公認がもらえるかどうかの確約を採り、
無理であれば、どうなるかの予測もできたはずです。
議論がいかに大切であるかがよく分かります。
代表一任の結果が、これだからです。
むかつくやつだろうと、意見が全く異なるやつだろうと、
別の視点からの意見は、結果として、自分の失敗を回避するために役立つ可能性がある。
この結果がそのことを物語っています。
政党 小選 比例 合計 公示前
自民 218 66 284 284
公明 8 21 293 4
希望 18 32 50 57
維新 3 8 11 14
立憲 18 37 55 15
共産 1 11 12 21
社民 1 1 2 2
こころ - 0 0 0
無所属(与) 1 - 1 11
無所属(野) 21 - 21 27