橋下徹氏 フジ会見、日枝氏は「出ちゃいけない」
代表権なしでの発言は「やったら越権行為なんです」
1/27(月) 10:40配信 スポニチアネックスより引用
**********
元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(55)が27日、
フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。
中居正広氏(52)の女性トラブルで社員の関与が報じられている同局が同日にあらためて開く記者会見について言及した。
同局は一連の問題を受け、17日に港浩一社長が出席して会見を開いたが、
メディアを限定したり動画撮影を禁じたりと、多くの制限を設けた。
これにスポンサー企業などから批判の声が殺到。
CM出稿の差し止めなどが相次いでいる。
批判を受けて同局は、27日午後4時から、ネット媒体などからの参加も募る、
オープンな形であらためて会見を開くことを明らかにしている。
会見には嘉納修治会長、遠藤龍之介副会長、港社長のほか、
親会社のフジ・メディア・ホールディングス金光修会長も出席予定。
しかし、社長、会長を歴任し、同局の役員を40年以上務める日枝久取締役相談役は、
同局労働組合の要請にも出席者の中には名を連ねていない。
橋下氏は、日枝取締役相談役について
「僕は(会見に)出ちゃいけないと思います」と自身の考えを述べ、
その理由について「というのは、フジテレビやメディア・ホールディングスの代表権を持っているのは、
金光さんとか、港さん、嘉納さんも会長ですけど代表権を持っているんですよ。
遠藤さんは代表権を持ってなくて副会長なんですけども。
会社を代表する権限は代表取締役ですよね。
ですから日枝さんは代表権を持ってないのに勝手に社を代表して発言しちゃいけないんですよ。
やったら越権行為なんです。ですから代表権を持ってる人がきちんと会見で対応する」と説明した。
そして、「もし取締役がみんな出るからといったら、みんな代表権を持っているメンバーであって、
日枝さんが出るんだったら全取締役10数人いるんですけれども全員出ないといけないし、
フジサンケイグループというのは、フジテレビに対しての指揮命令権ありません」と指摘した。
さらに「権限を持ってない人が出てきてしまうと、
その人に権限を付与してしまうような形になってしまうじゃないですか。
これどうですか、代表以外の人が出てくるのは」と持論を述べた。
この意見に、
企業不正に関する多くの調査報告に関与し日本ガバナンス研究学会理事でもある東京霞ケ関法律事務所の遠藤元一弁護士は
「大事なのは、権限を実際に持っているかどうかという問題ではなくて、
世間がフジサンケイグループに対して持っているイメージ。
たぶん日枝さんが何らかの形で人事権に関与しているのではないかということが疑われる場合には、
その疑いを晴らして、むしろ今後きちっと再生するんだとガバナンスを明確にしていくという観点から、
私は日枝さんは出なければいけないはずだと思います」と述べた。
これに対し、橋下氏は「でも代表権持ってる人が“いやそういうものはないですよ”と、
“人事権ないですよ”と言ってしまえばそれまでの話じゃないですか」と反論。
遠藤弁護士の「その発言が、世間がどう思うか、社員がどう思うか、
ステークホルダーの1番重要な1つである社員が“そんなことないだろう”と思った会見になります」に、
橋下氏は「僕はそういう今のSNSの時代の陰謀論というものについては、
やはり慎重にならないといけないところがあって、
疑いとか陰謀ということだけで物事を進めるのはよくないと思うし、
だからまず会見で代表者の方をしっかり記者が詰めて、
日枝さんに何らかの権限があるということがはっきりすれば、次に進めばいいと思うんですけれども」と自身の考えを述べた。
谷原の「そこでたぶん権限があるかどうかわからない状態で、
ご本人ではなく違う代表権がある方が“日枝さんには代表権がない”と言っても
説得力がないんじゃないのかなと思うんですよね」にも、
橋下氏は「でも法的にない以上はしようがないと思うんですけどね」と納得がいかない様子だった。
**************
記者会見を行う場合、
代表権があるものに限る
なんてことは、ない。
事情をよく知っている人や
質問される可能性がある人が、
出席して説明するのが一般的。
日枝氏の場合、
かつての代表者であり、
企業風土のガバナンスについて
長年責任を負ってきた人である
ので、
記者が質問したいということは明らか。
別に代表権がなくても、
記者会見に出席し、質問されれば答えればよい
というだけの話。
契約を結ぶというわけでもないので、
代表権は関係ない。
遠藤弁護士が言いたかったのも、
社会の信頼回復のためには、
人事権に関与した(会社に対する影響力がある)という疑いをもたれている以上、
出席して説明した方がよい
という
危機管理のための記者会見として、望ましい姿
を示したにすぎない。
代表権がない取締役の出席を認めるなら、全員出席させないといけない
というのも理由がない。
記者から質問される可能性がある人を選んで、出席者を構成するのは自由。
今回は、集中砲火を浴びることが明らかなので、
権力者にそんな思いはさせない
という「独裁者」への配慮にすぎない。
これが、フジテレビがアジアデジタルメディア賞で金賞を受賞するなど、
栄誉ある記者会見
であれば、出席する可能性はある。
このとき、
代表権がないので、出席できない
なんて話にはならない。
代表権と記者会見出席に、関連性はないことは明らか。
つまり、フジテレビの人選は、
企業統治、信頼回復より、独裁者の意向を重視した
というだけのこと。
橋下弁護士の言動は、
日枝の弁護に努め、今後のフジテレビコメンテーター枠を確保したいという思い
からではないかという疑いがあります。
今後、会社の不祥事で、記者会見を開けと言われたら、
私は代表権がないので、
と出席できないんですと、断れることになります。
そういうときは、
事情を知っている人が出席しないなんて、何のための記者会見だ
と言い出すおそれがあります。
左翼メディアがよく使うダブルスタンダード。
*****
ちなみに、
韓国の歴史ドラマや中国の歴史ドラマを見ている
ようで、
フジテレビ問題は、興味深い。
創業家から、クーデターで政権を奪取。
残存している創業家派を、卑劣な策略により、片っ端から打ち倒し、自らの権力を拡大していく。
子飼いの取締役を増やし、反抗する奴は排除していく。
それにより、有能な臣下(社員)よりも、こびへつらう臣下(社員)が出世するようになる。
お気に入りの女性を側室に迎える。酒と女に溺れる。
自分の後継者を選び、裏でコントロールをする。
権力は必ず腐敗する。
宦官や奸臣が、国民(視聴者)よりも、王(日枝)の意向に沿った国政運営(番組編成)を行う。
暴政により、民意が離れ、腐敗がはびこり、国力(視聴率)が落ちていく。
反乱分子がクーデターを起こし、政権の転覆をはかる。 ←今ここ
韓国や中国ドラマそのまま。
日枝王朝が、今後どうなっていくのか。
トカゲのしっぽきりで乗り切る。
クーデターを押さえつける。
一旦身を引き、頃合いを見て、再び返り咲く。
ジャニーズのように、帝王の死を待つのも一つ。
ただ、帝王の死後、子どもたちや大臣による、壮絶な権力闘争が始まり、
国が分裂することもある。
歴史を学ぶと、現実とリンクしていて、興味深い。
代表権なしでの発言は「やったら越権行為なんです」
1/27(月) 10:40配信 スポニチアネックスより引用
**********
元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(55)が27日、
フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。
中居正広氏(52)の女性トラブルで社員の関与が報じられている同局が同日にあらためて開く記者会見について言及した。
同局は一連の問題を受け、17日に港浩一社長が出席して会見を開いたが、
メディアを限定したり動画撮影を禁じたりと、多くの制限を設けた。
これにスポンサー企業などから批判の声が殺到。
CM出稿の差し止めなどが相次いでいる。
批判を受けて同局は、27日午後4時から、ネット媒体などからの参加も募る、
オープンな形であらためて会見を開くことを明らかにしている。
会見には嘉納修治会長、遠藤龍之介副会長、港社長のほか、
親会社のフジ・メディア・ホールディングス金光修会長も出席予定。
しかし、社長、会長を歴任し、同局の役員を40年以上務める日枝久取締役相談役は、
同局労働組合の要請にも出席者の中には名を連ねていない。
橋下氏は、日枝取締役相談役について
「僕は(会見に)出ちゃいけないと思います」と自身の考えを述べ、
その理由について「というのは、フジテレビやメディア・ホールディングスの代表権を持っているのは、
金光さんとか、港さん、嘉納さんも会長ですけど代表権を持っているんですよ。
遠藤さんは代表権を持ってなくて副会長なんですけども。
会社を代表する権限は代表取締役ですよね。
ですから日枝さんは代表権を持ってないのに勝手に社を代表して発言しちゃいけないんですよ。
やったら越権行為なんです。ですから代表権を持ってる人がきちんと会見で対応する」と説明した。
そして、「もし取締役がみんな出るからといったら、みんな代表権を持っているメンバーであって、
日枝さんが出るんだったら全取締役10数人いるんですけれども全員出ないといけないし、
フジサンケイグループというのは、フジテレビに対しての指揮命令権ありません」と指摘した。
さらに「権限を持ってない人が出てきてしまうと、
その人に権限を付与してしまうような形になってしまうじゃないですか。
これどうですか、代表以外の人が出てくるのは」と持論を述べた。
この意見に、
企業不正に関する多くの調査報告に関与し日本ガバナンス研究学会理事でもある東京霞ケ関法律事務所の遠藤元一弁護士は
「大事なのは、権限を実際に持っているかどうかという問題ではなくて、
世間がフジサンケイグループに対して持っているイメージ。
たぶん日枝さんが何らかの形で人事権に関与しているのではないかということが疑われる場合には、
その疑いを晴らして、むしろ今後きちっと再生するんだとガバナンスを明確にしていくという観点から、
私は日枝さんは出なければいけないはずだと思います」と述べた。
これに対し、橋下氏は「でも代表権持ってる人が“いやそういうものはないですよ”と、
“人事権ないですよ”と言ってしまえばそれまでの話じゃないですか」と反論。
遠藤弁護士の「その発言が、世間がどう思うか、社員がどう思うか、
ステークホルダーの1番重要な1つである社員が“そんなことないだろう”と思った会見になります」に、
橋下氏は「僕はそういう今のSNSの時代の陰謀論というものについては、
やはり慎重にならないといけないところがあって、
疑いとか陰謀ということだけで物事を進めるのはよくないと思うし、
だからまず会見で代表者の方をしっかり記者が詰めて、
日枝さんに何らかの権限があるということがはっきりすれば、次に進めばいいと思うんですけれども」と自身の考えを述べた。
谷原の「そこでたぶん権限があるかどうかわからない状態で、
ご本人ではなく違う代表権がある方が“日枝さんには代表権がない”と言っても
説得力がないんじゃないのかなと思うんですよね」にも、
橋下氏は「でも法的にない以上はしようがないと思うんですけどね」と納得がいかない様子だった。
**************
記者会見を行う場合、
代表権があるものに限る
なんてことは、ない。
事情をよく知っている人や
質問される可能性がある人が、
出席して説明するのが一般的。
日枝氏の場合、
かつての代表者であり、
企業風土のガバナンスについて
長年責任を負ってきた人である
ので、
記者が質問したいということは明らか。
別に代表権がなくても、
記者会見に出席し、質問されれば答えればよい
というだけの話。
契約を結ぶというわけでもないので、
代表権は関係ない。
遠藤弁護士が言いたかったのも、
社会の信頼回復のためには、
人事権に関与した(会社に対する影響力がある)という疑いをもたれている以上、
出席して説明した方がよい
という
危機管理のための記者会見として、望ましい姿
を示したにすぎない。
代表権がない取締役の出席を認めるなら、全員出席させないといけない
というのも理由がない。
記者から質問される可能性がある人を選んで、出席者を構成するのは自由。
今回は、集中砲火を浴びることが明らかなので、
権力者にそんな思いはさせない
という「独裁者」への配慮にすぎない。
これが、フジテレビがアジアデジタルメディア賞で金賞を受賞するなど、
栄誉ある記者会見
であれば、出席する可能性はある。
このとき、
代表権がないので、出席できない
なんて話にはならない。
代表権と記者会見出席に、関連性はないことは明らか。
つまり、フジテレビの人選は、
企業統治、信頼回復より、独裁者の意向を重視した
というだけのこと。
橋下弁護士の言動は、
日枝の弁護に努め、今後のフジテレビコメンテーター枠を確保したいという思い
からではないかという疑いがあります。
今後、会社の不祥事で、記者会見を開けと言われたら、
私は代表権がないので、
と出席できないんですと、断れることになります。
そういうときは、
事情を知っている人が出席しないなんて、何のための記者会見だ
と言い出すおそれがあります。
左翼メディアがよく使うダブルスタンダード。
*****
ちなみに、
韓国の歴史ドラマや中国の歴史ドラマを見ている
ようで、
フジテレビ問題は、興味深い。
創業家から、クーデターで政権を奪取。
残存している創業家派を、卑劣な策略により、片っ端から打ち倒し、自らの権力を拡大していく。
子飼いの取締役を増やし、反抗する奴は排除していく。
それにより、有能な臣下(社員)よりも、こびへつらう臣下(社員)が出世するようになる。
お気に入りの女性を側室に迎える。酒と女に溺れる。
自分の後継者を選び、裏でコントロールをする。
権力は必ず腐敗する。
宦官や奸臣が、国民(視聴者)よりも、王(日枝)の意向に沿った国政運営(番組編成)を行う。
暴政により、民意が離れ、腐敗がはびこり、国力(視聴率)が落ちていく。
反乱分子がクーデターを起こし、政権の転覆をはかる。 ←今ここ
韓国や中国ドラマそのまま。
日枝王朝が、今後どうなっていくのか。
トカゲのしっぽきりで乗り切る。
クーデターを押さえつける。
一旦身を引き、頃合いを見て、再び返り咲く。
ジャニーズのように、帝王の死を待つのも一つ。
ただ、帝王の死後、子どもたちや大臣による、壮絶な権力闘争が始まり、
国が分裂することもある。
歴史を学ぶと、現実とリンクしていて、興味深い。