知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

よい面を見つけてうまく対処する。

2019年07月31日 | スキルアップ
老後2000万円問題をきっかけに、
 30代、40代世代を中心に不安な気分
になっている人が多いように思います。

さらに、
 10月の消費税増税による消費抑制
の影響などから、経済指標は悪化することになるため、
 ボーナスへの影響が出る
かもしれません。

ただ、
 不安になっても仕方がない
と割り切った方がよいと思います。

会社員であれば、不況だ、不況だといったって、
 給与は保障されている
わけですし、 
 簡単にはリストラされることもない。

労働基準法に守られているからです。
時間ができればスキルアップに繋げればよい。

自営業者も別の手を考えたり、次の準備を始めたりすることができる。

マンションなど不動産は安く買える。
不況の方がチャンスがあると言われています。
好景気の場合は、能力より資本の力がモノを言うからです。
不況だからといって悪いことばかりではない。

歴史的に見ると、戦後に不動産を買いまくって、大富豪になった人がいます。
バブル崩壊後に株を買いまくって儲けた人もいます。

 経済指標が悪化している
という事実を、事実と受け止め、
 どう立ち回るかを考える。

雨が降って落ち込むより、
 傘を差せばよい。

さらに、雨水タンクを設置して、
 庭の水やり用にする。

問題が生じたら良い面に目を向けて行動すればよい。

*****
政治についても、
問題が生じたら良い面に目を向けて行動すればよい
というルールが当てはまります。

韓国に対する輸出軽減措置の廃止は、
安倍首相にとっては、支持率アップにつながりました。

NHKの調査では、適切な対応が45%、不適切の9%を大きく上回りました。

今までの政権が韓国の無礼な行動に、何も手を打たなかったのと比べ、
 きちんと行動したことで、納得感が得られた
というわけです。

韓国という国家は、自分より強い相手にはこびへつらい、
 自分より弱い国家には無礼な態度をする
というわかりやすい行動をとるので、
 きちんとした対応をする
ことが重要なわけです。

特に、日本に対しては、民主国家でも司法国家でもない対応をしてきます。
歴史教育から反日思想が根付いており、
 日本にひどいことをされているため、日本に対しては何をしてもよい
とか、
 「被害者と加害者の関係は変わらない、1000年の恨み」(朴槿恵)
というものなので、
 関わらないのが一番
です。

ご近所にヒステリックな人が居た場合には、
 挨拶程度の当たり障りない関係に止め、なるべく顔を見せないようにする
のがよいのと同じです。

顔を合わせれば、音がうるさいだとか、いちゃもんをつけられかねないからです。

韓国との関係を希薄化しながら、
 東南アジアの国々とのパートナーシップを強化する
ことで、
 日本はより繁栄することができます。

韓国に向けていた資本関係を
若い東南アジアに向ける
わけです。

現に、タイには、吉野家やセブンイレブンが増えています。

韓国のレーダー照射や慰安婦問題、元募集工判決は災難でしたが、
 そのおかげで、韓国の異常さが世界中に周知される
ことになりました。

台湾やタイといった親日国との連携を強化するきっかけになれば、
今回の韓国の問題は結果としてプラスになります。

多くの日本人に韓国にネガティブな印象を与え、警戒感を持たせた。
これが、ムンジェインの最大のミスです。
慰安婦問題も元募集工判決も多くの韓国人にとっては、
何ら利害関係を持たない問題でした。

それが国家に利用され、結果的に日韓関係を悪化させ、
日本が別のパートナーとの関係を強化することになる。

失ったものの大きさは、今後の経済状況により明らかになると思います。
これは、
無能な政治家を選ぶと国民が被害を受ける
という良い例です。

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今後の二極化に対応する

2019年07月29日 | スキルアップ
参議院選挙は、自民党・公明党が守り切った感じでした。

前回が勝ちすぎだったため、若干の議席を減らしたものの
 政権維持には問題がない
ため、実質勝利といえます。

TV局によっては安倍首相が憲法改正を主張するため、
 勝敗ラインは3分の2だろう
と突っ込んでいましたが、
 そこまで要求するのは言いがかり
というものです。

テレビ東京系の番組はいいのですが、
 池上彰氏の選挙番組は品がなかったです。

池上彰氏は、NHKの子供向けニュース番組でお父さん役をやっていて、
 ニュースを分かりやすく解説する
というコンセプトで引っ張りだこになりました。

ただ、最近は、サンデープロジェクトの田原総一朗氏のように、
 独善的で品がない質問が増えてきています。
意図的に、政治家を怒らせて、素を引き出すという手法だと思いますが、
 多用すると、テレビ向けの性格が嫌なやつ
という印象を与えることになり、
 「池上彰」というお父さん役のブランドに傷が付く
ことになりかねません。

奢らないようにすることの重要性が学べると思います。


今回の選挙で、消費税10パーセントが決定しました。

既定路線として、
 今後は、二極化がさらに進む
ことになると思います。

消費税増税の伏線は、
 グローバル経済で法人税や所得税を上げられない
ということに基づくもの。

優秀で稼げる会社や人材ほど、海外に出て行ってしまうので、
 国家の力が激減する
ことになるからです。

共産党は、大企業や高所得者から取れという主張ですが、
 これは、共産主義の考え方です。

ただ、この共産主義は矛盾を抱えています。

 弱者救済
 金持ちから取れ
といいながら、それでは、国家が成り立たないので、
 結果としては、弱者からも負担を強いる
ということになります。

具体的には、サービスの質の低下という結果となって現れます。
公共事業の削減→道路はぼろぼろ、町は汚い
富裕者税→預金への課税、固定資産税の増税(最終的には、土地の私有を否定する)

弁護士業界では、共産党員系の事務所があるわけですが、
 報酬基準は他の事務所の基準と変わらず、貧困者だから安くする
ということはありません。

弁護士といえど、事務所を経営していかなければならない以上、
 サービスの対価は請求する
必要があるからです。

 サービスの対価を支払わなければならない。
これは、社会の大原則です。
 税金は国家によるサービスの対価です。

そのため、国民にはサービスの対価に見合うお金を払う義務がある。
社会契約論の思想の根底にもこのような考えがあります。

異民族に財産を奪われたり、連れて行かれて奴隷にされたりしないよう、
 お金を出し合って、守ってもらう権力を作った。

この権力は、
 他の人と異なり、農業で働かなくてもいいが、
 その時間を体を鍛えたり、武器を使いこなす修練をし、
 いざというときには、最前線で戦う役割を担う。


小さな国家は、
 軍事など警察の役割。

夜警国家というのは、こういう理由からです。

大きな国家は、
 さらに、国民が幸せに暮らせるように、福祉政策も担う。

当然、大きな国家は、
 サービスが増える
ことになるので、
 サービスの対価に見合うお金(税金、社会保険料など)が増える
ことになる。


問題は、
 このサービスの対価に見合うお金を払うことができない人は、どうなるのか?
ということ。


大きな国家は、
 プール、図書室、ゲストルーム、24時間コンシェルジュが着いた高級マンションのようなもの。
管理費や修繕積立金が異常に高い。

小さな国家は、
 付帯設備は何もないし、管理人もいない。
最低限の清掃や修繕をするだけなので、
 管理費や修繕積立金は安い。


当然、高級マンションは管理費や修繕積立金が払える人が購入する。
払えなくなったら、売って、退去せざるを得ない。

仮に、滞納者が増えてしまえば、
 マンション管理組合は破綻する
ことになります。

プールの維持費は払えず、雨水がたまったまま。
光熱費が払えず、図書室の電気も付かない。
コンシェルジュの給料も払えなくなり、契約は解除されてしまう。

結局、利用できない状況になる。


これを回避するためには、マンション内の金持ちには多額の負担をしてもらう。
面積に応じて、管理費や修繕積立金の額を値上げしていく。

ただ、そうすると、金持ちは、売って逃げ出してしまう。
さらに、廃墟になっていく。

財源をどうするのか?


これが、
 大きな国家の最大の悩み
です。

では、どうしたら・・・



結局はバランスです。

小さな国家は、いざというときの保障がないから、安心できないので却下。
では、
 どのようなオプションを付けるとよいか

 国民が選択する
というわけです。

この絶妙なバランスを取るのが、
 国民の代表者である国会の役割な訳です。

福祉主義の概念自体は大切ですが、
 財源の問題
とセットで検討する必要があります。

そして、
 財源の問題を検討する際には、経済の問題も検討する
必要があります。

経済の問題を検討するには、
 国家ビジョンを描く
必要があります。

 国家ビジョンとは、何で食べていくのか
ということです。

今までは、
 材料を輸入して、自動車など機械を製造して輸出して外貨を稼ぐ
というスタイルでした。

人件費やIT化による中国や韓国のキャッチアップに対しては、
 コスト削減や技術力の向上
で対応してきました。

今は、
 農業・林業などの赤字の部門があっても、
 黒字の部門があれば、
 補填できるので、国家は成り立ちます。

しかし、
 黒字部門の業界の勢いが落ちたり、
 海外に工場や拠点が移ってしまう

 国家の財政はどんどん苦しくなっていきます。


そのため、
 黒字部門の業界
と、
 国家をリードする企業
が存在すると、国家に活力が生まれます。

そして、
 結局は、「人」に行き着きます。


 稼げる人
 黒字部門を作れる人
 イノベーションを起こせる人
をいかに増やすかということが重要になります。

新入社員の採用も同じです。

同じことをしていると30年で会社は寿命になります。

 繊維問屋で儲けたお金を不動産分野に進出し、IT関連企業になっていく
という時代に応じた企業の変化があってこそ、
 生き残っていける
というわけです。

うちの産業はもうだめだから、
 新規ビジネスの企画書を作成しました
という優秀な企画室長がいる会社は、
 業態を少しずつ変えて、生き残っていく
というわけです。


アメリカがよみがえったのは、
 GAFAなどIT企業の影響力
です。

ただ、IBMも業態をコンピューター製造から、
 コンサルタントに業務比率を変えて、業績を回復させています。


日本は、医療・年金など高齢者の方に目が向いていますが、
 30年先に世界で稼げる業界を育てる
ということが、
 雇用維持と年金保障に繋がる
ため、
 より投資していかなければならない
わけです。

規制緩和やベンチャーに対する税制優遇措置が必要な理由は、
 若い世代が新しい産業を生み出せるようにする
ためです。

1万のうち、10年後にアマゾンのような企業が1つでも出てこれば、
 雇用と税収を補う
ことができます。

ただ、残念ながら、
 日本の教育は、言われたことを文句を言わずにやるという従業員(官僚型)を生み出すためのもの
なので、
 起業の数は増えない
わけです。
https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/H26/PDF/07Hakusyo_part3_chap2_web.pdf
(中小企業庁)

絶対数が少なければ、成功する企業の数も相対的に少なくなります。

選挙では、
 こういう国家ビジョンの討論がなされると、希望が持てる
のですが、
 少子高齢化で、未来がない
みたいな話ばかりで暗くなります。


*****
ただ、国家に期待しても仕方がないので、
 自分でコントロールできる領域に集中する必要があります。

平均でみるとわかりにくいですが、
 業績のよい企業や、成長を続けている企業も実は結構あり、
 そこの従業員は、自慢に聞こえるので言わないものの
 そこそこ賞与ももらっています。

 国家が衰退していっても、自分の未来には影響しない。

そのためには、
 自分と国家をリンクしないような戦略を練る
とよいと思います。

 値段は、需要と供給から決まる。

希少価値がある人は、
 どんな時代でも、使用者から求められ、
 競争が起こるので、給与や待遇がよくなる
というわけです。

知的に成長するというということは、
 稼げるスキルを身につけて
 お金が流れる場所(業界・会社)に身を置く
ということです。

お金が流れる業界と、
 お金が枯渇して行く業界
で、
 二極化が今後進んでいく
ことになります。

IBMがコンサルタント業務に力を入れて業績を回復させているように、
 時代に応じて必要とされるスキルが異なる
ので、
 その都度、少し先を見据えて、知的に成長し続ける
ということです。

 学ぶことを辞めると、繊維業界が淘汰された
ように
 業界全体が衰退した際に、自分も淘汰される
ことになります。

二極化というは、
 学び続けて変化できたかどうか
 人が求めるスキルを新たに身につけることができたどうか
というところに行き着きます。

このあたりのことは、
 終身雇用・年功序列の官僚には理解できない
ので、
 自分でやらないといけない領域
です。

官僚が作る対策は、
 スキルアップ補助金みたいな枠組み
でしかありません。
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新卒採用(チームの仲間)

2019年07月16日 | スキルアップ
新しいメンバーを入れる。

同じメンバーであると、どうしてもマンネリ化してくるため、
 定期的に新しいメンバーが入る
ことが重要となります。

アイドルグループが
 卒業と新メンバーの加入
を繰り返すのも、
 ファンを飽きさせない
ためです。

組織は新陳代謝を繰り返しながら、
 同一性を維持する
ことになります。


スタッフの刺激にもなり、いい人材だと
 企業がより成長する
ことになります。

 ある出会いが人生を変える。

大学や会社など、
 新しい出会いによって、価値観が変わったり、チャンスが生まれたりする
ことになります。

社会人となった場合、
 一緒に働くメンバーは非常に重要な存在
となります。


空気が読めない新入社員が入ってきた場合、
嫌な上司の直属になってしまった場合、
 苦しい日々になりかねない
わけです。

独立するメリットは、
 メンバーを自分が選べる
ということです。


価値観の合う仲間と仕事ができるというのは、
 本当に幸せなことだ
と思います。

人生に占める仕事の時間はかなり多いので、
 その時間だれと一緒にいるか
が、
 だれと人生を歩むか
になってしまうからです。

配偶者や家族よりも、
 会社のメンバーと一緒にいる時間の方が長い
という人も多いはず。


そのため、採用を間違えてしまうと、
 自分だけでなく、メンバーを苦しめることになる
わけです。

これは、メンバーに
 不幸せな人生
を強いることになります。

いいメンバーが耐えきれずに辞めてしまうなんてことも起こります。


能力的な面は、 
 人それぞれ、個性があったり、才能が異なる
ので、
 その後、磨いていけばよい
わけですが、
 人柄の問題はなんともなりません。


嘘をつく
言い訳ばかりする
人の悪口をいう
人のあら探しばかりする
他人を見下す
会話が成立しない
人の話を聞いていない
気配りが全くできない
思いやりがない
不平不満をいつも言っている
自分勝手である
人を平気で傷つける
プライドがやたら高い
ミスが多く繰り返す
ふてくされた態度を取る
つまらなそうな雰囲気を醸し出してる
ヒステリック
話がつまらない


まちがってこんな人がチームに入ってきたら、
 雰囲気が悪くなる
と思います。

反対に、
誠実である
人のよい点をみつけだす
いつも笑顔で明るい
メンバーへ気配りができる
ポジティブなことしか言わない
会話が面白い
人の話をよく聞き、聞いた内容をきちんと把握している
思いやりにあふれている
いじられ役にもなれる
ミスがほとんどない
黙って結果を残す
人が嫌がることを率先してやる
楽しそうに仕事をしている
外見もおしゃれ


こんな人がチームに入ってきたら、
 楽しくなる
と思います。


面接中ですが、来年から
 よさそうな人がメンバーに加わることになりそうです。
新メンバーは4年ぶりのことなので、
 楽しみです。

久々にトレーニングの担当もするので、
 マニュアル作り
をする予定です。




採用されやすい人物像は、
 実は人柄だったりします。

いくら優秀でも、人柄が最悪だと、組織内では仕事ができないことになります。

仕事は、チームで行うものだからです。

一人で行う仕事も、
 取引業者とチームで行う
ことになるため、
 最悪な性格だと、継続的な仕事で成果を出すのは難しい
ということです。

誠実であることは、
 取引相手にも求められる
ため、
 絶対に不可欠なスキル
となります。


*****

これは、人も国家も同じです。

本日、韓国の元募集工の原告団が、三菱重工の財産の換価手続に入りました。
原告団を批判する人もいますが、
 責められるべきは裁判所と、韓国という国家
です。

日本の裁判所であれば、
 条約を理由に棄却していた
はずですが、
 韓国は法治国家ではない
ため、
 条約に違反する判決を出しました。

仮に、裁判所がそういう判決を出したとしても、
 条約を遵守する義務があることを理由に、条約に従い韓国という国家が支払いをする
ということで解決すればよかったのですが、
 丸投げし、放置しました。

国家として、条約を守らないことは、
 誠実な対応ではありません。

そのため、
 信頼できない国家と付き合うべきではない
ということになります。


ちなみに、韓国の裁判所は、日韓請求権協定の法的拘束力について判断していないので、
 条約の有効性は維持されている
わけです。

一般に、
 憲法→条約→法律
という優先順位があります(法律に対する条約優位説)。

そのため、
 韓国人が日本法人の財産を強制執行し損害が発生した時点
で、
 条約違反が確定する
ことになります。

韓国政府が司法を尊重するというのであれば、
 日本法人に代わって支払いを行うなど損害が生じないようにする条約上の義務を負う
にもかかわらず、
 放置したという不作為が条約違反行為となるわけです。

これは、違法行為として、違法行為を止めさせるための制裁の対象となります。

ちなみに、
 国際社会は、日本がうまく説明すれば、
 解決済みの問題をぶり返す韓国のやり方に警戒感を覚える
はずです。

現在の国際社会を構成する主要メンバーは、かつて植民地政策を行っていた国々です。
100年前の植民地政策の違法性を主張して、
 賠償請求してくるのと同じ
であるという説明をすることで、
 それらの国家と日本との利害関係が一致する
ことになるからです。

嘘をついたり、
約束を守らないような不誠実な相手とは、
 友好国として付き合うべきではない
ことは明白です。

この点で、人も国家も同じということです。
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強みを生かす

2019年07月11日 | スキルアップ
9日にジャニー喜多川さんが亡くなられたとのこと。
10日の朝の情報番組は特集を組んでいました。

ジャニーさんがアメリカ国籍で
朝鮮戦争に従軍し、悲惨な様子を目撃したこと。

アメリカのミュージカルを見て、かっこいいと思って、
野球少年でジャニーズをプロデュースしたこと。

ジャニーズのバックダンサーから
フォーリーブスを結成したこと。

その後の郷ひろみが退所し、苦しい時期に、
近藤真彦が金八先生のドラマ出演によりヒットし、
たのきんトリオの人気で事務所が救われたこと。

シブがき隊、少年隊、光GENJI、スマップなどのグループが
次々と成功したこと。

タッキー&翼が中心となって、
ジャニーズJrが育成機関として進化していったこと。

嵐にタッキーが入らず、個人として活躍した後、
36歳で芸能活動からは引退し、裏側である経営、プロデュースの方向へ向かうことになったこと。

テレビ朝日では、こんな感じで、うまくまとめられていました。
フジは、同じ映像を繰り返し利用し、独自性がなく他局と比べ見劣りする感じでした。
TBSはジャニーズ事務所がMCをしているというメリットを生かしていた感じです。


ジャニーズ事務所は、
成功したベンチャー企業の成長を見ることができ、
経営の勉強の素材としては最適だと思います。

こういった成功企業が一番難しいのは、
 創業者が亡くなったとき
です。

これからの動きも経営の勉強になると思います。

***

前回に続いて、今回は得意なことを生かすということ。

ジャニー喜多川氏のケースは、プロデュース能力が高いことは明らかです。
30歳で事務所を設立し、タレントをマネージメントするということはすごい能力だと思います。
なお、経営は、姉のメリー氏が行っていたとのこと。

一般的には、
 まずは自分がタレントとして活躍
 事務所を設立し、経営(プロデュース・経営)に回る
という流れが楽な気がします。
よく個人事務所を設立したと言われるのがこのケース。

会社も
 会社員として第一線で活躍
 その会社で出世し、経営に回る
もしくは、
 独立し、経営に回る
という流れが多い。

いきなり起業し、
 営業・製造(サービス提供)など、第一線で活躍する従業員を雇い、
 自分は経営(商品開発・経営)に回る
ということは、
 資金やメンバーなどの関係でなかなか難しい
と思います。

ベンチャー企業で、すでに資金が豊富にある場合には、
 最初からチームで行う
ということは可能ですが、
 資金がない場合には、初めは自分一人で何でもやる
というところからスタートするわけです。

アイデアがある場合も、
 製造は外注(OEM)
ということで、
 自社で行うわけではない。

ただ、
小さな企業が大きくなっていくには、
 スキルを持ったチームが必要である
ということは重要なポイントになります。

一人でやるには、時間もスキルも足りないからです。
自分は得意なことに時間とエネルギーを使い、
そのほかのことは、それを得意とする別の人に任せる。


ジャニーズ事務所の事例からは、
 商品          ジャニーズ
 商品改良・新商品開発  ジャニー喜多川
 事務・経理・経営    メリー喜多川
という得意な分野を有するチームが、うまく回ってスタートし、
 ジャニーズ→フォーリーブス→郷ひろみ→近藤真彦→・・・
という流れで、軌道に乗っていくという
 ベンチャー企業の成長課程
が学べます。

郷ひろみが抜けたときに一番苦しくなったということでした。
これは、製造業で言えば、
 定番商品がなくなり、新商品がヒットするまでの経営悪化状態。

定番商品がなくなるのは、
 陳腐化して売れなくなったり
 材料が高騰し、従前価格で利益が見込めなくなったりしたとき。

ジャニーズが安泰になったのは、
 定番商品が増え、
 商品の派生商品が生まれ、
 商品の生み出す利益が大きくなったとき。

 独占とブランド化による、高価格帯の商品が生まれるケース。

こう考えていくと、
 芸能事務所

 製造業

 成功するビジネスモデルは同じ
であることが分かります。



色々勉強していると、
 全く別のものが急につながる感覚を覚える
ことがあります。

おそらく、 
 本などを読んで、分かった気になっていたことが、
 色々な分野を学ぶことで、より深く理解できた(本当の意味で分かった)
というときに起こる感覚だと思います。

ファウンダー(強み)とジャニーズの歴史と経営学(商品サイクル)もそんな感じで
 リンクしました。

こういう一気に視界が広がるときの感覚が楽しくて、
人は学び続けるのだと思います。
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得意で楽しいことを仕事にする。

2019年07月09日 | スキルアップ
仕事選びを考える上で、
 自分の好きなことを仕事にする
とよいというアドバイスがあります。

ただ、
 それを見つけるのが大変なんだ
ということで、
 自分探しの旅
が始まります。

個人的には、
 自分の得意なことを仕事にする
というのが、
 有利に展開できる
と思います。

 好きこそものの上手なれ
といいますが、
 得意→好き
という因果の流れが重要です。

そして、
 好き→時間をかける→得意→好き
という相乗効果が生まれるものが、
 ベストです。

中には、
 好き→時間をかける→でも、うまくならない(趣味止まり)
ということもたくさんあります。

スポーツや音楽など、天賦の才のウェイトが大きいケースがそうです。
1万時間の法則によっても、どうしても無理な領域はあると思います。
そういう場合、1万時間到達前にあきらめてしまうので、1万時間の法則に反しないわけです。

では、得意なものをどう見つけるか?


この本を買うと無料で試せるテストが参考になります。
今まで、アプリをダウンロードしていなかったのですが、
別の情報で役立つと聞き、試してみました。

結構な数の質問に直感的に答えていくと(30分くらいかかります)、最終的にいくつかの領域を教えてくれます。

僕の場合は、
1 個別化  他人の個性に興味を引かれる。異なるタイプの人の集団をまとめ、生産性の高いチームを作ることにたけている。
2 内省   知的な活動に多くの時間を費やす。知的な議論が好き。
3 原点思考 過去について考えるのが好き。歴史をたどることにより、現在を理解します。
4 戦略性  目的に向かうための選択肢を想定することができる。問題に直面した場合に、問題点を直ちに予測することができる。
5 学習欲  学習意欲が旺盛で、常に向上することを臨んでいます。



有料版(5000円)になると、さらに、34まで教えてくれます。
これは、34にもなれば、むしろ、苦手な領域ということに。
33 包含   相手を受け入れることができます。
34 成長促進 他の人のもつ可能性を認識し、それを伸ばします。小さな進歩の兆候を見落とさず、他人の成長の証に満足感を得ます。

なるほど、他人に厳しすぎるかなと自覚している自分としては、ちょっと耳が痛いです。

要は、
 優秀な人材により、生産性が高いチームを作り、歴史や過去の事例を学習、研究し、戦略を練って実行することは得意だが、
 能力がない人やミスには手厳しく、時間をもって成長を助け、育て上げていくのは苦手である
という人物像がみえてきます。

こういう人物がうまくやっていくには、
 優秀な人材で固め、自分が中心となって仕事をする
か、
 寛容で人を育てるのが上手な人と組む
必要があるということです。

確かに、優秀な人と話や仕事をすると、相手への尊敬の念が生まれ、モチベーションがアップするのに対し、
「これはないよな」と思うような人だと、一緒に仕事することが、ストレスになってしまいます。
(だれでもそうだと思いますが・・・)

こんな人物は、公務員には向いていない。
仕事をするメンバーを選択できたり、
戦略を自分で練って行動できる程度の裁量が大きな仕事が向いているということです。

 学習メソッドを作って、優秀な人材を指導する
のは、得意だが、
 数年間、温かく見守りながら、わずかな成長を喜ぶ
ということは、苦手。

こういう人がチームを作ると、
 同じタイプの人
になります。

そこに、できない人が入ると、
 みんながストレスを抱え込む
ことになります。
それを放置すると、
 優秀な人材が辞めるリスクが生まれる。

これでは、本人にも、チームにも、不幸な結果となるため、
 人材採用が特に重要となる
わけです。

スモールビジネスでうまくいっているケースは、
 メンバーは実は優秀である
という可能性が高いわけです。

そのため、
 新たなメンバーは、慎重に選ばないとチームが崩壊する
というスモールビジネスの宿命が生まれることになります。


自分の特性がみえたら、弱点は、放棄するか、克服するか、他人にカバーしてもらうかを選択することになります。
コントロールできない領域は、そのまま受け入れるか、時間をかけるか、他のものの力によってコントロールできるようにするか。

寛容になろうと努力した結果、昔よりは、成長したと思いますが、ストレスはかかっています。

寛容さを学ぶ本は、これです。


これを読んで、イライラとしたら、箱だと思うと、落ち着きます。


ただ、EQやこの箱の概念もそうですが、
 協調性を高める
ことで、
 ビジネスを優位に進める
ということを目的としています。

ただ、自分が本当に好きなことが 
 優秀な人材と一緒に仕事をすることで、自分の才能を生かす
ということならば、
 それはそれで、認めてよい
と思います。

それが、徹底的にできる場所に移動するか、自分で作る。


最近の大谷選手を見ていると、本当に楽しそうに野球をしています。
コミュニケーション能力が高そうなので、
 日本の一番下のチームで二刀流を実現する
ことは、十分にできるはずです。

ただ、本人の気持ちとして、
 世界で最もすごい選手がいるメジャーで挑戦する
方が、
 難しいけど、楽しい
のだと思います。




得意で楽しいことを探す。

仕事がそうなら、理想です。
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