知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

小手先だけのスキル。

2014年10月03日 | スキルアップ
時代が厳しくなるに従って、
 スキルアップが重視されるようになりました。

書店に行けば、スキルアップ系の本がたくさん出ています。
残念ながら、そういった本の多くは、消えていってしまいます。

他方、カーネギーのシリーズや7つの習慣などの骨太のスキルアップ本は
 時代を超えて生き残っています。


両者の違いは、小手先のスキルのみか、
 精神性まで深めた内容か
という点だと思います。

勉強などもテスト前に暗記をした知識は、
 テストには役立つとしてもその後の人生には役立たない。

テストで良い点を取り、内申点を上げ、受験に役立てる
という意図なら、効果的に点を取る勉強法でよいわけです。

しかし、
 勉強がよりよい人生を築くという目的であれば役に立たない
ということになります。

実は、少子化により大学に入りやすくなると、
 学歴というブランドはあまり意味をなさなくなります。

企業もこのことに気付き始めていて、
 学歴は一つの目安に過ぎないな
と分かっています。

そのため、面接に力を入れたり、インターンを用意したりして、
 お金を稼げる学生
を探そうとしています。

お金を稼ぐことができる人材こそ、会社を成長させるためです。

昔は、
 お金を稼げる人材=偏差値が高い人材
でした。

なぜ?

敵が少なく、答えが既にあったため、あとは効率を上げていけばよかったからです。
自動車はGMやフォード、家電はフィリップスなど
 お手本があった。

サムスンがソニーをお手本にしたのも同じ。

教科書を暗記して、ミスなく効率よく答えを出す人物が求められた。
まさに、テスト勉強。


しかし、答えがなくなった。
ITにより、小資本である程度のことができるようになり、アップルのように自前の工場も必要ない時代が到来。

その時代では、
 売れる商品を自分で考えて提供していかなければならない。

教科書では対応できない時代。
自分で、教科書になりそうなものを探して、あってるかどうかわからない回答をテストし、
 試行錯誤しながら修正して、なんとか評価される商品やサービスを作っていかなければならない時代。

就職活動にも答えがない。

何をすればよいか、明確な答えはない。
そのため、今までと同じように、予備校に通って就職活動対策を行ったり、
SPIの勉強をしたり。

しかし、
 テスト勉強と同じで、自分の本当のスキルは高まらない。
 就職して受かってしまえば、暗記した知識は忘れてしまう。


スキルアップは、自分の人生に役立つスキルを身につけるということ。


今日のNHKで、代ゼミのリストラが報道されていた。
少子化により、予備校生の数が大幅に減ったため、
大学入試対策がビジネスモデルとして成立しなくなってきているということ。

河合塾は、トライデントなど早い時期にビジネスマンまでを対象にし、資格試験に移行しつつある。


では、自分は?
今までは資格試験がスキルアップだと思っていたけど、
 これからの時代を幸せに生きるには、どういう変化(=スキルアップ)をしていかなければならないのだろうか?

そのためには、今日という日をどう過ごせばよいだろうか?

そんな意識をもつことで変わっていくと思います。
コメント
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