最近撮りためていたカンブリアを観ました。
いつもノートを取りながら、2倍速で観ています。
カンブリアNo.704(2020.10.8放送)の
北海道の鈴木知事の回はおすすめです。
ビジネスオンデマンドでも観られます。
昨今の政治家といえば、
贈賄罪の自民党議員夫婦
緊急事態宣言下の深夜の銀座クラブ会合で辞任、離党した議員
国会で罵詈雑言の議員
国民の利益よりも支持率アップのためにあら探しばかりの政党
品のないヤジ議員
女性蔑視発言で国際的な批判を受けている大御所の五輪担当議員
など、
質の低下が著しく、さすが国のために頑張っているな
と尊敬できる政治家はあまり多くありません。
政治と金の問題も、昭和の香りが色濃く出ており、
野党も与党も変わりません。
日経新聞 2020年1月17日より引用
総務省は17日、政党助成法に基づき8党が2020年分の政党交付金の受け取りを申請したと発表した。
日本経済新聞社の試算による交付予定額は総額317億7300万円。
自民党が19年比で2.2%減って172億6100万円で最も多く、
国民民主党が同10.5%減の46億4800万円、
立憲民主党が同17.8%増の42億9000万円で続いた。
交付額は毎年1月1日時点の所属国会議員数と直近の国政選挙の得票数で決まる。
制度に反対する共産党は申請していない。
***************
その他の政党
公明党 30億2900万円
日本維新の会 18億5000万円
社会民主党 3億6200万円
N国 1億6700万円
れいわ 1億6100万円
***************
政党にお金を交付することが妥当であるかは、
時代の変化に伴い、議論が必要だと思います。
国会議員の数を減らして、国会議員の政治活動費を充実させ、
政党に所属したかったら、
弁護士会のように自ら会費を払って政党の運営資金にあてる
というようにして、
政党交付金は廃止すべき
だと思います。
政党所属議員と無所属議員との格差を生むことになるため、
政党に所属しない自由を奪う
ことになったり、
政党の圧力の根源になったりする
ため、
問題が大きい制度
だと思います。
本来の政党は、意見を同じくする議員の集まりであるため、
会費制で行うべきで、国が政党にお金を与える根拠は薄弱だと思います。
立法趣旨としては、
政党に税金を配ることで、国会議員本人に渡す賄賂が減って、汚職防止につながる
ということを建前にしているようですが、
今回の広島の事案を見れば、党の資金が選挙資金に流れている
ため、
汚職防止どころか、汚職を誘発している
ことになると思います。
政党に所属しない、無所属であっても、
立派に政治活動を行える。
それが、鈴木直道知事です。
高校のときに親が離婚。
大学受験を断念。
高卒で、東京都職員となり、
夜学で大学を卒業。
2008年に財政破綻した夕張市に東京都から派遣。
2011年市民グループに相談され、4月の市長選挙に出馬。
自民・公明・みんなの党の3党の推薦を受けた元衆議院議員の飯島夕雁を打ち破り、
全国最年少の30歳1ヵ月で市長に就任。
市長の給与を削減し、手取り20万円。
財政破綻した夕張市の再建に尽力。
市営住宅の建替事業(コンパクトシティ化)。
観光事業の推進。
2015年4月夕張市長に再選。
2019年4月の北海道知事選挙で、野党統一候補の元衆議院議員の石川知裕を打ち破り、
全国最年少の38歳で北海道知事就任。
選挙活動では、179の市町村を回り、道民の意見をたくさん聞き、支持を得る。
コロナ対策
いち早く、非常事態宣言。
1600校を休校。
GO TOより2週間早く、どうみん割を導入し、客が途絶えた観光事業者を支援。
北海道物産展を札幌で行うなど、地元事業者を支援。
京都の修学旅行が中止になる中、予算11億円を付け、追加料金の補助を行い修学旅行の維持に努める(1500校からの申込み)。
*****
東京では歯車の一つ。住民の顔が見えない。
夕張では、自分は必要とされていると思えた。
知事に立候補したのは、夕張で行ってきたことが道民にも役立つかもと思えたから。
危機感の塊ともいえる知事はそうやって生まれた(村上龍コラムより)。
*****
政治家の基本は、
国民、県民、市民の役に立ちたい
というシンプルな思い。
静岡県知事が馬鹿にした学歴が低い人物だろうが、
政党交付金を受け取っていないお金のない無所属の議員だろうが、
親が離婚していたり、政治家の家柄(サラブレッド)でなかろうが、
全く関係がありません。
民主主義のいいところは、
国民がしっかりしていれば、こういう人物を選択し、リーダーシップを発揮してもらえるようにできる
ということです。
二世議員より、たたき上げの政治家の方が国民にとって有用なのは、
現場や弱い人の痛みを知っている
からです。
まともに働いたことがないような生まれながら裕福な人物には、
お金がなくて学業を断念せざるをえない絶望感
も
少ない給与でやりくりする労働者の大変さ
も
売上げが減って、今後の事業資金のことで眠れない事業者の不安感
も
職を守るために罵倒に耐えるパート従業員の心労
も
将来の就職先が見つかるかと焦っている大学生の焦燥感
も
絶対に理解できないということです。
昨今のニュースで、政治家に絶望的な思いを抱いていたところ、
カンブリアファイルNo.704は、少し明るい気持ちにしてくれました。
いつもノートを取りながら、2倍速で観ています。
カンブリアNo.704(2020.10.8放送)の
北海道の鈴木知事の回はおすすめです。
ビジネスオンデマンドでも観られます。
昨今の政治家といえば、
贈賄罪の自民党議員夫婦
緊急事態宣言下の深夜の銀座クラブ会合で辞任、離党した議員
国会で罵詈雑言の議員
国民の利益よりも支持率アップのためにあら探しばかりの政党
品のないヤジ議員
女性蔑視発言で国際的な批判を受けている大御所の五輪担当議員
など、
質の低下が著しく、さすが国のために頑張っているな
と尊敬できる政治家はあまり多くありません。
政治と金の問題も、昭和の香りが色濃く出ており、
野党も与党も変わりません。
日経新聞 2020年1月17日より引用
総務省は17日、政党助成法に基づき8党が2020年分の政党交付金の受け取りを申請したと発表した。
日本経済新聞社の試算による交付予定額は総額317億7300万円。
自民党が19年比で2.2%減って172億6100万円で最も多く、
国民民主党が同10.5%減の46億4800万円、
立憲民主党が同17.8%増の42億9000万円で続いた。
交付額は毎年1月1日時点の所属国会議員数と直近の国政選挙の得票数で決まる。
制度に反対する共産党は申請していない。
***************
その他の政党
公明党 30億2900万円
日本維新の会 18億5000万円
社会民主党 3億6200万円
N国 1億6700万円
れいわ 1億6100万円
***************
政党にお金を交付することが妥当であるかは、
時代の変化に伴い、議論が必要だと思います。
国会議員の数を減らして、国会議員の政治活動費を充実させ、
政党に所属したかったら、
弁護士会のように自ら会費を払って政党の運営資金にあてる
というようにして、
政党交付金は廃止すべき
だと思います。
政党所属議員と無所属議員との格差を生むことになるため、
政党に所属しない自由を奪う
ことになったり、
政党の圧力の根源になったりする
ため、
問題が大きい制度
だと思います。
本来の政党は、意見を同じくする議員の集まりであるため、
会費制で行うべきで、国が政党にお金を与える根拠は薄弱だと思います。
立法趣旨としては、
政党に税金を配ることで、国会議員本人に渡す賄賂が減って、汚職防止につながる
ということを建前にしているようですが、
今回の広島の事案を見れば、党の資金が選挙資金に流れている
ため、
汚職防止どころか、汚職を誘発している
ことになると思います。
政党に所属しない、無所属であっても、
立派に政治活動を行える。
それが、鈴木直道知事です。
高校のときに親が離婚。
大学受験を断念。
高卒で、東京都職員となり、
夜学で大学を卒業。
2008年に財政破綻した夕張市に東京都から派遣。
2011年市民グループに相談され、4月の市長選挙に出馬。
自民・公明・みんなの党の3党の推薦を受けた元衆議院議員の飯島夕雁を打ち破り、
全国最年少の30歳1ヵ月で市長に就任。
市長の給与を削減し、手取り20万円。
財政破綻した夕張市の再建に尽力。
市営住宅の建替事業(コンパクトシティ化)。
観光事業の推進。
2015年4月夕張市長に再選。
2019年4月の北海道知事選挙で、野党統一候補の元衆議院議員の石川知裕を打ち破り、
全国最年少の38歳で北海道知事就任。
選挙活動では、179の市町村を回り、道民の意見をたくさん聞き、支持を得る。
コロナ対策
いち早く、非常事態宣言。
1600校を休校。
GO TOより2週間早く、どうみん割を導入し、客が途絶えた観光事業者を支援。
北海道物産展を札幌で行うなど、地元事業者を支援。
京都の修学旅行が中止になる中、予算11億円を付け、追加料金の補助を行い修学旅行の維持に努める(1500校からの申込み)。
*****
東京では歯車の一つ。住民の顔が見えない。
夕張では、自分は必要とされていると思えた。
知事に立候補したのは、夕張で行ってきたことが道民にも役立つかもと思えたから。
危機感の塊ともいえる知事はそうやって生まれた(村上龍コラムより)。
*****
政治家の基本は、
国民、県民、市民の役に立ちたい
というシンプルな思い。
静岡県知事が馬鹿にした学歴が低い人物だろうが、
政党交付金を受け取っていないお金のない無所属の議員だろうが、
親が離婚していたり、政治家の家柄(サラブレッド)でなかろうが、
全く関係がありません。
民主主義のいいところは、
国民がしっかりしていれば、こういう人物を選択し、リーダーシップを発揮してもらえるようにできる
ということです。
二世議員より、たたき上げの政治家の方が国民にとって有用なのは、
現場や弱い人の痛みを知っている
からです。
まともに働いたことがないような生まれながら裕福な人物には、
お金がなくて学業を断念せざるをえない絶望感
も
少ない給与でやりくりする労働者の大変さ
も
売上げが減って、今後の事業資金のことで眠れない事業者の不安感
も
職を守るために罵倒に耐えるパート従業員の心労
も
将来の就職先が見つかるかと焦っている大学生の焦燥感
も
絶対に理解できないということです。
昨今のニュースで、政治家に絶望的な思いを抱いていたところ、
カンブリアファイルNo.704は、少し明るい気持ちにしてくれました。