五木寛之の本を初めて読んだのは今からちょうど14年前・・・
長い時間苦悩が続いて心身共に疲れ果てていた時、ちょうど本屋さんで手に取った本が
五木さんの「愛に関する十二章」でした
それから五木さんの本をたくさん読むようになりました
大河の一滴などがとても有名ですが、
五木さんは仏教・・・中でも親鸞や蓮如の浄土真宗の教えについて書かれているものが多く、心地いいというか
人生は不安と不条理に満ちていて人間は弱いし、
何かにすがらずには生きていけないし、依りどころを求めてもいいんじゃないかって
かいてあるのが、私は特に何か信仰してるわけではないですが自分の気持ちを楽にしてくれたように思います
親鸞や歎異抄とかの本もたくさん出しているので全部読みましたが私は心地よく読めてます
さて今回の本も生きていくことに関するメッセージが詰まった一冊
生きることについての本はたくさん書いておられますが、
この本は中でもとても読みやすく、そして読んでいると自己肯定できるっていうか
このままありのままの自分でいいんだって・・
いろいろ悩みはありますが、結局最後は独りっていうか自分っていうか・・
人はみな孤独に始まり、孤独に還るって書いてあったけどそうなんだろうなぁ・・・
五木さんのエッセーのよさっていうのは、断定しないっていうか、
こうじゃなければならないっていう感じではないのが良いところかな?って思います
人それぞれいろいろな考え方があるから、これも一つの考え方ですっていう感じなのが
余計に心地いいっていうか・・・
今回の本も押しつけもなく、なるほどなって思って、
共感できる部分を自分の中に活かしていこうと思いました