ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

性教育

2003年04月22日 | ゆきちゃんの日記
長崎に来て一番うれしい事は
由紀子の診察がいつでもできる事です。

今日は精神科のA川先生のところに行って来ました。

この数ヶ月、
先生に相談していることは
由紀子の性教育について
どうすればいいのかという事です。

由紀子も5年生、
そろそろ身体の変化が起きる頃です。


姉達の思春期を経験している母ですが、
由紀子にどうやって
自分の身体の変化を教えたらいいのかわからず、
ずっと悩んでいます。


勉強会に参加したり、
自閉症児の女の子を育てた経験のあるお母さん方にも
話を聞きに行ったりしました。

でも、自閉症の子はそれぞれいろいろなタイプがあるので
一概にこうしたら大丈夫と言う答えは見つかりません。


A川先生はそんな私の悩みを受け止めてくださって、
M原先生を紹介してくださったのです。

M原先生は大学で保健を教えていて、
障害児の性教育に取り組んでいる先生です。

そのM原先生が一ヶ月に一度のペースで
由紀子に性教育のプログラムを進めてくださることになりました。


障害のある子どもが性を理解する事は
とても難しい事なので
1年や2年では答えは出ないと言われました。

今受け持っている子どもさん方も、
もう何年もかかって一緒に勉強をしてきているけれど、

同じことを何度も何度も繰り返して、
やっと…という感じだそうです。


でも、人として生きていく上で大切な勉強です。

私も覚悟を決めて一緒にがんばっていこうと思っています。

今日は長崎に引っ越してきて本当によかったと思いました。
(*^-^*)


ところで、ゆきちゃんですが・・・。

今まで島からA川先生の診察を受けに来た時には、

大学病院で診察が終わったら
波止場の側の大きなスーパー夢サイトによって、
船に乗って帰るのが習慣でした。

今日も診察が終った途端由紀子が言いました。

「夢サイトへ行こうね!!」
(⌒―⌒) ニヤリ

w(☆o◎)wが-ん・・・しっかり習慣は残っていたのね。


家と波止場とは全く逆の方向にあります。
やれやれ・・・です。

いつものように夢サイトの
食品売り場・本屋・おもちゃ売り場を回って
家に帰り着いた時には5時半になっていました。

まるで島から診察に来ていた頃と同じように
疲れてその後はぐったりしていた母でした。

=END=
コメント
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