ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

お母さんがいない時には・

2003年04月25日 | ゆきちゃんの日記
由紀子が一人で学校の登下校を始めて2週間が過ぎました。

朝は家を出たところから一人で大丈夫。

登校するほかの子ども達の流れにのって
そのままいけるみたいです。


問題は下校の時なのですが、
少しずつ迎える場所を後ろに下げながら練習をしています。

学校を出るときに担任のK村先生が電話で知らせてくれるので
私も安心して練習をさせる事ができます。


K村先生も心配してくださって
学校の裏門から姿が見えなくなるまで
毎日見送ってくださっているみたいです

先生に感謝です。


前回、迎えの場所を後ろに下げた時に
いつもの場所で「おかぁさ~~ん!」と叫びまくって、
側を歩いていた人たちをビックリさせてしまいました。

でも、場所が代わったことさえ理解できれば
翌日からはまた落ち着いて
新しいお迎えの場所までちゃんとかえってこられます。

歩くことそのものはとてもうまくなったと思うのですが・・・。 


今日はまた昨日より少し下がって
家のすぐ側で迎える事にしました。

前回の事があるので、朝に別れる時に

「お母さんは、今日からここで待っているから
大きな声を出さないで帰って来るのよ!」

と約束をしました。

そして、先生からの電話を受けて
私は外に出て由紀子が帰ってくるのを待ちました。

その場所は大通りから奥に入っているので
道を歩いて来る由紀子の姿は見えません。

大丈夫とは思いながら、
バスが行くたび、
トラックが行くたび、
心臓がドキドキです。


長い時間が過ぎた後、
やっと由紀子の姿が見えました。


帰ってきた!o(*^▽^*)o~♪


そう思った瞬間、
昨日までの場所に私がいないと気がついた由紀子は
クルッと向きをかえて
学校に向かってまた歩いていってしまったのです。

ビックリして大きな声で由紀子の名前を呼びました。

やっと私の存在に気がついた由紀子…
ニコニコで走ってきました。

今度は母が大きな声で
道行く人をビックリさせてしまいました。(笑)


それにしても、
母の姿が見えないと学校まで戻ってしまうのかい!

それがいい事なのか?
悪い事なのか?
ちょっと考え込んでしまった母なのでした。

でも、来週も下校の練習は続きます。
家の玄関を「ただいま~!」と
元気に開けて帰ってくる由紀子の姿を夢見ながら・・・・。


=END=
コメント
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