由紀子は療育手帳という物を持っています。
心身に障害を持っている人が持つ手帳なのですが、
障害の重さによって等級が決まっています。
自閉症の子どもは知能テストの結果でそれが決まるのですが
由紀子はB2です。
手帳の中では一番軽い障害ということらしいのですが・・・。
これが、メリットの少ない等級でして・・・。
(――;)
特児手当ももらえないし、
島に住んでいる頃に使えたのは、
船賃が本人に限り半額になるという項目だけでした。
( ̄∇ ̄;;イエ!イエ!
長崎へ療育や診察で出かける機会の多かった我が家は
目いっぱい使わせていただきました。
それだけでも感謝しております!
m(_ _)m
ところが、長崎に引っ越してきて
この手帳のありがたさをあらためて感じています。
ま
ず、バス・電車の運賃が本人に限り半額、
そしてプールも科学館もペンギン水族館も
ほとんどの公共施設が無料で使えるのです。
今まで宝の持ち腐れだったのですね~!
今日は市内にある福祉施設のプールに行って来ました。
初めて車で行ったので、
よくわからないままとりあえず地下の駐車場へ行きました。
中へ入るとすぐに係りの人に
「障害者手帳は持っていますか?」
と止められてしまいました。
よく見ると「障害者専用」と書いてあります。
「あの~、療育手帳でもいいですか?」
恐る恐る差し出すと、
係りの方が急に笑顔で
「あぁいいですよ~!」
こんな場面で手帳を使った事が無かったのでビックリです。
この施設の駐車場は手帳が無ければ
全く駐車できないようです。
他の人は近所の有料駐車場に止めに行かなければなりません。
さて、中に入ってプールを使う為の登録に行きました。
手帳で必要な手続きを取るとカードをもらいました。
本人と付き添いの人1名は無料で使えるらしいのです。
えぇ~!本人だけじゃないの?
(⌒―⌒) ニヤリ
ちょっと小さめで浅いプールでしたが、
由紀子にはぴったりの大きさでした。
いろいろな人が泳いだりウォーキングをしていました。
もちろん障害を持った人がいっぱい居ました。
由紀子が多少大きな声を出したり、
怪しげな行動をとっても誰も嫌な顔をしません。
付き添う私はストレスも無く気持ちがとても楽でした。
楽しそうに泳いでいる由紀子も
きっと同じような気持ちだったのかもしれません。
いつも以上にのびのびと泳いでいるように見えました。
(
私に行動を止められることが少ないせいかも・・・)
それにしても、
これが療育手帳の使い方だったのかと
初めて手帳のありがたさを感じています。
そして、島の障害を持つ人に比べて
長崎の人が行動的で意欲的な理由が
わかったような気がしました。
他にも探せば由紀子がのびのび楽しめる場所がありそうです。
今回の引越しは、
島の自然やお友達とお別れをして
つらい事も多い引越しでした。
でも、得る事もたくさんありそうです。
今まで引出しの中で眠っていた療育手帳を、
これからはいつもバックの中に入れて
由紀子の生活にいろいろな文化の風を
吹き入れてやろうと思っています。
=END=
心身に障害を持っている人が持つ手帳なのですが、
障害の重さによって等級が決まっています。
自閉症の子どもは知能テストの結果でそれが決まるのですが
由紀子はB2です。
手帳の中では一番軽い障害ということらしいのですが・・・。
これが、メリットの少ない等級でして・・・。
(――;)
特児手当ももらえないし、
島に住んでいる頃に使えたのは、
船賃が本人に限り半額になるという項目だけでした。
( ̄∇ ̄;;イエ!イエ!
長崎へ療育や診察で出かける機会の多かった我が家は
目いっぱい使わせていただきました。
それだけでも感謝しております!
m(_ _)m
ところが、長崎に引っ越してきて
この手帳のありがたさをあらためて感じています。
ま
ず、バス・電車の運賃が本人に限り半額、
そしてプールも科学館もペンギン水族館も
ほとんどの公共施設が無料で使えるのです。
今まで宝の持ち腐れだったのですね~!
今日は市内にある福祉施設のプールに行って来ました。
初めて車で行ったので、
よくわからないままとりあえず地下の駐車場へ行きました。
中へ入るとすぐに係りの人に
「障害者手帳は持っていますか?」
と止められてしまいました。
よく見ると「障害者専用」と書いてあります。
「あの~、療育手帳でもいいですか?」
恐る恐る差し出すと、
係りの方が急に笑顔で
「あぁいいですよ~!」
こんな場面で手帳を使った事が無かったのでビックリです。
この施設の駐車場は手帳が無ければ
全く駐車できないようです。
他の人は近所の有料駐車場に止めに行かなければなりません。
さて、中に入ってプールを使う為の登録に行きました。
手帳で必要な手続きを取るとカードをもらいました。
本人と付き添いの人1名は無料で使えるらしいのです。
えぇ~!本人だけじゃないの?
(⌒―⌒) ニヤリ
ちょっと小さめで浅いプールでしたが、
由紀子にはぴったりの大きさでした。
いろいろな人が泳いだりウォーキングをしていました。
もちろん障害を持った人がいっぱい居ました。
由紀子が多少大きな声を出したり、
怪しげな行動をとっても誰も嫌な顔をしません。
付き添う私はストレスも無く気持ちがとても楽でした。
楽しそうに泳いでいる由紀子も
きっと同じような気持ちだったのかもしれません。
いつも以上にのびのびと泳いでいるように見えました。
(
私に行動を止められることが少ないせいかも・・・)
それにしても、
これが療育手帳の使い方だったのかと
初めて手帳のありがたさを感じています。
そして、島の障害を持つ人に比べて
長崎の人が行動的で意欲的な理由が
わかったような気がしました。
他にも探せば由紀子がのびのび楽しめる場所がありそうです。
今回の引越しは、
島の自然やお友達とお別れをして
つらい事も多い引越しでした。
でも、得る事もたくさんありそうです。
今まで引出しの中で眠っていた療育手帳を、
これからはいつもバックの中に入れて
由紀子の生活にいろいろな文化の風を
吹き入れてやろうと思っています。
=END=