ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

怒られた!(T▽T;)ビェェェェ

2003年05月08日 | ゆきちゃんの日記
やっと一人学校へ行けるようになった由紀子ですが、
今日は初めてのトラブルがありました。

車の運転手さんにクラクションを鳴らされ、
その上怒鳴られてしまったのです。


我が家から道路に出るためには
駐車場の中を通っていかなければなりません。

駐車場の出口にはやっと1台通れるぐらいの細い通路があります。

その通路の真ん中をゆらゆらのんびり歩いていた由紀子、
後ろに車が迫っても道を譲りません。

クラクションを鳴らされて、
あわてて右側に寄リました。

それだけで終わればよかったのですが、
ナントその車が通路の先にあるゴミステーションに向かって
大きなゴミ袋を窓から投げ捨てたのです。


ゴミ袋は由紀子の目の前をかすめて飛んでいきました。

それにビックリして立ち止まった由紀子・・・
何を思ったかその車の前を横切って
学校の方へ歩き出してしまったのです。

その時、車の運転手に何か怒鳴られたようでした。


家の前で見送っていた私は
慌てて由紀子の後をおいました。

通路を出たところで由紀子を見ると
傘で自分の頭を叩いていました。

そして、次の瞬間大きな声で

「おかぁさ~ん!(T▽T;)ビェェェェ」

と泣き出してしまいました。

私は駆け寄って抱きしめてやるしかありませんでした。


運転手には由紀子が障害を持っていて、
一人歩きにもなれていないことなど解りようもありません。

クラクションを鳴らしたことも、
怒鳴った事も責めるわけには行きません。

でも、由紀子がどれほど怖かったか・・・・。


落ち着いた由紀子は

「学校に行くの!一人で行くの!」

これも自閉症の辛い所です。

決められた事は最後までやらないといけないのです。

怖いから、今日はお母さんと行く・・・

その変更ができないのです。

仕方がないので、
今日は忍者をやめて由紀子から見えるところで
見守ってやることにしました。

10メートルごとに振り向いて、
また走って・・・・。

由紀子はがんばって一人で学校へ行きました。


家に戻ると玄関に水筒が残っていました。

由紀子の忘れものです。

いつもだったらこのままにしておくのですが、
なんだか気になったので学校へ届けることにしました。

K村先生は逢った途端

「今日はとても不安定で調子がわるいのですが・・・。」

といわれました。

心配したとおり、学校でも不安定な気持ちを
引きずっていたようです。

ちょうどそこに3組の担任のS木先生も来て、
一緒に今朝の様子を聞いていただきました。

お二人に由紀子の事をお願いして帰ってきましたが、
私の気持ちまで不安定になっています。

自立の為には道路を歩けるようになるのが最低条件です。

その為には今日のような経験も
いっぱい積んでいかなければならない事は
よくわかっています。

でも、弱い母は頭でわかっていても、
心の中できちんと消化できていないのです。

由紀子には辛い思いをさせたくない!

その思いが強すぎて
いつも由紀子の自立の邪魔をしている母です。

でも、一言だけ言ってもいいでしょうか!


(;`O´)o コラーッ!!運転手!

子どもが横に立っていると解っているのに、
ゴミを窓から捨てるな!

どんな人だって目の前をゴミ袋が飛んだら
ビックリするだろうが!!!

あんたに、人のことを怒鳴る資格があるのか!!


以上です。m(_ _)m


=END=
コメント
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