ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

自  傷

2003年05月22日 | ゆきちゃんの日記
性教育の時にA川先生と2人きりになれたので、
由紀子の自傷について相談をしてきました。

以前も書きましたが、
由紀子は自分の頭を拳骨で叩く自傷行為をするようになっています。


今までもA川先生の助言で、
頭を叩くような状況を少なくする努力を続けてきました。

何かに夢中になっているときには、
早めに終わりの予告をする。

予定の変更は詳しく説明をして
納得させてから行動を起こす・・・。

今まで以上に神経を使って
丁寧に接して由紀子のストレスにならない配慮をしてきました。

おかげで理由の思い当たるような自傷は落ち着いてきていたのですが、
最近になって夜に蒲団に入ってから
突然頭を叩くようになりました。


理由がまったく思い当たりません。


しかも、痛いといって泣くのです。

自傷って本人は痛くないって聞いていたのに・・・。

まるで、私が心配して飛んでくるのを期待しているようです。

そうか!甘えているんだ! 


そう思いました。


だから・・・ちょっと無視をしてみました。

「いた~い!(。>0<。) びええん」

「痛いなら! 頭を叩くのやめなさい!」

側に行かないで声だけをかけることにしたのです。


でも、これって間違いでした。

完全に逆効果!

だんだんひどくなっていきました。


A川先生に言われました。

『自立が後退したとしても、
自傷を起こさせないことが一番。
今は受け入れることを考えてみたらどうでしょう?
自傷が癖になってしまうと
これからますますひどくなるかもしれない。
それは親にとっても子どもにとってもつらい事でしょう?
たとえ自立が後退したとしても、
後で取り戻すことができるのだから。』


反省・・です。


いつしか私は自立させることに必死になって、
由紀子から離れることにばかり必死になっていました。

由紀子はそのペースについて来られなくて
もがいていたのかも知れません。

少し立ち止まることにしました。

由紀子が安心して私の手を離すまで、
もう少し握ってやろうと思います。

登下校も辛そうなときは一緒に歩いてやってもいいのですよね!

一人で行けそうなときには見送ってやろうと思います。

安心して歩けることが一番です。

だから、忍者は廃業です。

(*^.^*)


=END=
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