ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

TEACCHプログラム

2004年03月08日 | ゆきちゃんの日記
以前、卒業式の練習の最中に
泣き出してしまうことを日記に書きました。 

日常に無い環境の中で、
じっと座っていることにはストレスを感じてしまう。

でも、言葉かけはしたいし、歌も歌いたい。 

そのジレンマで泣き出してしまう由紀子です。 

そこで、先生に卒業式のスケジュールを
詳しく由紀子に教えていただけるようにお願いをしました。 

できたら、それを紙に書いて
練習の間も由紀子に持たせてほしい事もお願いをしました。 

これは自閉症のケアのひとつ
TEACCHプログラムの応用です。 


以前、自傷行為がひどい時に
一日のスケジュールを写真で由紀子に教える事で
日常のストレスを軽くすることに成功した経験があるので、
今回もTEACCHを使ってみることにしたのです。 

長い式の間も次は何があって、
後何人のお話を聞いたら言葉かけをして歌を歌う。 

の見通しがつけば由紀子も我慢ができるかもしれません。 

それに、途中で式を抜け出すにしても
どこで席に戻れば声かけや歌にも参加できると解れば
安心して席をはずすことができると思うのです。 

これは普通の人も同じですよね・・・。 

ただ、普通の人はその事を無意識の間に
自分で確認をしているのですが、
由紀子のようなタイプの自閉症の人は
目に見える形で教えてあげないと解らないのです。 


私のお願いを先生は快く引き受けてくださいました。 

由紀子と一緒に確認をしながら作ってくださるそうです。 

いつも、私の意見を第一に聞いてくださるK村先生。 

本当にありがとうございます。
m(._.)m  


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