ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

そう!そう!

2004年09月28日 | ゆきちゃんの日記
今日は性教育の日です。 

先生方には夏休みのことや、
キャンプのこと、そして修学旅行のこと・・
いっぱい報告することがありました。 

私の話を聞いて、
A川先生が由紀子にいろいろなことを質問されますが、
会話が苦手な由紀子は目をそらしてなかなか答えようとしません。 

そんな由紀子の姿を見るたびに
もう少し会話ができるようになれば、もっと楽しいのに・・・と、
思う母です。 
 
それに、最近意識して
由紀子を他人の手に任せることを心がけている母は、
だんだん由紀子の生活の中で
見えない部分が多くなっていることが淋しいのです。 

成長すればそんなこと当たり前だということも、
そうならなければいけないことも、よくわかっています。 

でも・・・・聞きたいではないですか・・(笑) 
 

そんな思いをA川先生にぶつけてみました。 

すると先生が 

『自閉症の人と接していて時々感じるんだけど、
この人たちにとって今日あったことはもう過去なのよ。
自閉症の人は過去にはあまり興味がないのかもしれない・・・

気になるのは未来のこと。
これから何があるのかがいろんな意味で気になるのよ。 

だから、今日何があった?とか、
どうした?とかいう質問の答えは

「たのしかった!」とか、
「いやだった!」の一言しかないのかもしれないのよね』 

と、言われました。
 
その時です、

それまで回転椅子でくるくる回っていた由紀子が止まって 

「そう!そう!」と、言ったように聞こえました。 

先生と思わず

今、そう!そう!って言った?」

と顔を見合わせてしまいました。(笑) 

偶然の言葉かもしれません。

でも、もしかして話の内容がわかっているのかも・・・・

ヾ(*゜▽゜*)ノ あはは・・・まさかね!! 

 
その帰り道、
雨が降り出したのタクシーに乗りました。 

その車の中で、明日は台風なんだって・・・と、話をしたら 

「テレビが消えるよ!暗くなるよ!
DVDが見られないねぇ・・・」

とパッと反応をして答えました。 

前回の台風のときの停電のことを覚えていて、
明日も停電をするのではないかと心配をしているようです。 
 
たしかに過去の話よりも
未来の話をふった方が会話は進みそうです。(笑)


=END=



コメント
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