ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

新作・一発芸

2016年03月31日 | ゆきちゃんの日記
お昼にアップした
「福祉と医療の連携について」
に、昔の悲愴なエピソードを書いておいて・・・

こんな写真もどうかと思うのですが・・・(笑)
由紀子さんの最新、一発芸です。


na,ka,ta nakata
na,ka,ta nakata
na,ka,ta nakata

「I’m a perfect human.」



母の車用のサングラスが
バックの中に入っていたので
ちょっとかけてみたら

その姿を見て
サングラスをくれと言って
自分でかけて…

このポーズです。(笑)


もう一回!
と、お願いをして写真を撮りました。


でも、
このポーズしかしないみたいです!
o(〃^▽^〃)oあははっ♪




みなさん、安心してください!

強度行動障害があっても
常に暴れているわけではありませんよ!(笑)


・・・確かに、中学部のあの頃は
一日中、悲惨な状態だったけれど・・・(汗)・・・



由紀子はずいぶんと
落ち着いた時間を過ごせるようになりました。



本当の姿はこんなにひょうきんで
可愛くて面白いんです!!(笑)


この子の笑顔を守るのが
母の仕事だと、いつも思っています。


=END=
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8.福祉と医療の連携について

2016年03月31日 | 強度行動障害
注)これは私が由紀子の事を理解するための勉強の記録です。
私は専門家ではありませんので、間違った解釈をしている場合があります。
ご理解の上お読みください!



前回、強度行動障害への基本方針の
6つの枠組みの中に
福祉と医療の連携が重要とありました。


ある調査では
強度行動障害のある人のほとんどが
精神科の薬物治療を受けているのだそうです。


もともと、重度の知的障害と自閉症の人には
てんかんや睡眠障害といった
薬物療法によるコントロールが必要な合併症のある人も
少なくないそうです。



これも、また由紀子にピッタリあてまります!
由紀子も小さなころから眠りが浅くて・・・
たぶん、あの頃から睡眠障害だったと思います。


てんかんについても
保育園の年長の時に最初の発作を起こして
小学校2年生の時に
てんかんの診断をうけて、
それからずっと薬でコントロールしています。


そして、思春期に入って
強度行動障害の兆しが見えてから
安定剤等の薬が一気に増えました。(汗)


テキストには

薬物療法だけで、
強度行動障害が改善されることはない!

福祉的な支援とうまく組み合わせることで
大きな効果を発揮する!


と、書かれてありました。

確かにそうかもしれません!


由紀子が酷く荒れた時期には
今よりもたくさんの薬を使っていましたが
それは、その時の症状を抑えるための対処療法でした。

やはり、根本にある問題を解決するためには
福祉の力が必要だったと思います。


でも、医療との関係には他にも大切な役割があると
個人的には思っていますが
それについては、また後で書きます!

このテキストは福祉の支援者向けのものなので
まずは、その視線から・・・(笑)



入院治療も強度行動障害への重要な選択肢
とも書かれてあります。

入院?!

ヽ( ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄;)ノえ~~~!!

って感じでしたけど・・・!!(笑)


資料を読み進めていくと、
その必要性も納得でした。

入院治療が果たしている役割は
①骨折するほどの暴力が出る状態からの保護
②急性期の症状に対する精神科治療
③支援体制を整える準備時間を作る



特に③については

入院治療には、単に症状に対する治療だけではなく
家族や本人を保護する役割や
破たんしてしまった生活をリセットして、
支援の体制を組みなおす時間を確保する役割がある。


と、書かれてありました。


由紀子がすごく暴れている頃でも
私は一度も入院という事を
考えたことがありませんでした。


でも、最悪な状態だった
中学部の頃


私は、最後には由紀子を殺して
自分も一緒に死のうと本気で考えていました。

頭を叩き続ける由紀子を止めようと
抑え込んだとき、首に手をまわしたこともありました。


危ない!危ない!(笑)
(;^_^A アセアセ・・・



先が見えない状態の中で
どうしたらいいのか全く分からなくなって
「最後は、一緒に死ねばいいんだ!」
そう思う事だけが救いのように思えていました。



その直後に
たくさんの人に支援してもらって
由紀子が少し落ち着いたので
私は最悪な事をせずに済みましたが

あの状態がもっと続いていたら・・・


新聞の記事になっていたかもしれません!(汗)
( ̄▽ |||)アハハ、、、


本人と家族が追い詰められている時には
入院という手段を使ってでも、家族と引き離して、
生活や気持ちを立て直す時間を作るというのは
必要なのかもしれないと思います。



福祉ができることは、
<生活全般の組み立て>

・環境の整備
・居住の場を提供
・移動の支援
・日中活動の提供
・家族のレスパイト(休息、息抜き)

家族や関係機関との連携


医療ができることは、
<通院による薬物療法>
・精神科薬
・睡眠障害・てんかん

<入院治療>
・急性期症状の治療
・家族や本人の保護
・破たんした生活のリセット



福祉と医療を連携させ、機能させるためには
情報の交換が絶対に必要だという事です。



長くなったので、今回はここまでにします!

次回はテキストとは関係ありませんが
私が医療について思っていることを
書きたいと思います。



こちらのサイトを参考にさせていただいています。

その他にも過去に参加した学習会の資料や
自分でメモしたものから引用したりしています。

=END=
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