この3万種1000兆匹という数はWikipediaでも載せており、恐らくこれが最新の知見かと思います。
この種の数はわりと新しい記事でも数百種から数千種としてるのが多く、これまで腸内フローラには組み込まれないと思われていた菌さん達も、実は花園の奥深くに潜んで活動してたと解って来たみたいです。
こうした事を踏まえて、いよいよ物語のカギを握るブレサリアンの腸内フローラについて考察して行きます。
このコラムでは窒素固定菌が人間の腸内で活躍する事を示唆しており、これは他の動物にも観られる現象です。
こうした窒素固定菌はアミノ酸まで合成して宿主に提供(消化?)してくれてるので、ブレサリアンの腸内フローラにおいて欠かせない存在かと思います。
アミノ酸は糖新生によりグルコースとなるので脳の栄養は賄え(*)、あとは脂肪酸(細胞膜の原料)が体内で合成できれば必須栄養素は満たされる事になります。
これはどうも大腸菌とミトコンドリアが行ってくれる様で、あまりに専門的すぎて理解しずらいのですが、ミトコンならば馴染み深いのでそれを活性化できればOKとしましょう。
(*) あれ、じゃあ葉緑体とかハイドロジェノソームとか要らなくない?と思われた方、鋭い!だいぶ迷走しました(^^)
ミトコンドリアは元はアルファプロテオバクテリアに分類され、動物(アーキア)の細胞内に共生して進化したモノです。
このアルファプロテオバクテリアには光合成細菌も含まれ、葉緑体は光合成細菌が植物の細胞内に共生して進化したモノです。
光合成細菌というのはかなり昔から農業や医療、環境などの分野で活用されており、EMの主役的な菌でもあります。
古来の利用法では安定して力を引き出せなかった所を、乳酸菌と酵母をアシスタントとして付ける事で真価を発揮させられる様になった事は前に述べました。
この光合成細菌はALAというアミノ酸の一種を合成し、これがミトコンドリアを活性化する事が近年注目を集めてます。
実は、私は光合成細菌を毎日飲んでおりまして、もちろん単体ではなく乳酸菌と酵母によって活性化されたカルチャーとして飲んでますが、なかなか乙な味です(ストチューにすると最高です)。
このカルチャー(EM1)は5年位熟成させると醍醐(EM-X)に近づき、本格的な熟成には珊瑚やトルマリン粉末などの超ミネラル(Ultra Trace Mineral)を必要とします。
だいぶ長く助走をつけましたので、次回はこれらを物語に生かして行こうと思います。