真の動物福祉牧場を目指して

Kiss is sweeter than wine (唇付けは 葡萄酒よりも 心酔う )

このとてもシブいラブソングは、ピート-シーガーの若い頃やってたバンド、「ウィーバーズ」(紡ぎ人)の曲で、英語では酔いをsweetと表現します。
キスは多くの人々を酔わせ、お陰で人類はこうして繁栄できております。

シブいラブソングと言えばボブ-ディランのファースト アルバム (オリジナル) 二曲目の Girl from north country も実にシブく、これは後にジョニー-キャッシュとコラボで再編されたのが大ヒットしました。

キャッシュはまだ紹介してなかったかと思いますが、彼も前の二人と並ぶ程の人気(アメリカでは)と実力を持つアーティストでした。(50年代から活躍)
彼の刑務所でのチャリティー コンサートが、ライブアルバムとして売り上げ枚数でビートルズのサージェントペッパーを上回り年間トップとなった程です。

それは彼自身も昔は囚人だった為(彼はネイティブ アメリカンの血も混じったプア ホワイトの出)、彼等がどんな歌を聴きたいかを知っており、どんな歌を歌うべきかも示せたからで、その型破りな模範の垂れ方が大いに受けたのでしょう。

キャッシュは明るい歌手の女性と結婚し、一緒に「Duet」というラブソング集も作っております。 これも一生涯をかけた恋愛を歌っており、こうしたシブいラブソングでは日本はまだ欧米に及ばない気がします。
どなたか日本のこれは!というシブいラブソングをご存知の方は、是非コメントで教えて下さい。

さて、話は労働改造所に入っていきますが、キスの話は取りあえず置いときまして、まずは餓死しかかってる囚人達を何とかしなければなりません。
これには当然、先ずはサイオンの腸内フローラを囚人達に移植する事から取り組む必要があります。

幾人かはフローラ カプセル(丸薬)でスマートに済ませられましたが、これは前々から準備してて持ち込んだモノで、3000人分はとても直ぐには作れません。
そこで浣腸が現実的な選択肢になるのですが、誰も見ず知らずの男のフンなど浣腸したがらず、その道具もやっと一つ作るのが精一杯でした。

この一つの浣腸器を3000人に突っ込むという困難なタスクを引き受けたのは暁星(ショウシン)で、映画スターとしての人気と彼女自身のフンであると云う方便によって、頑固な男にもスムーズに接種させられました。

このシーンは実写映画(目指してる)ではけっこう際どくなりそうで、もっとエレガントな方法も一応考えてはおります。
それは暁星がキスで周りに広め行くという方法で、男女がみな見境なく積極的にキスすれば、直ぐにサイオンのカルチャーは3000人に広まるというプランです。

これの難点は、果たして口内細菌と腸内細菌が連動するのかという点と、飲み込みだカルチャーが胃酸に耐えられるかという点です。
後者はメタン古細菌や光合成細菌のような始祖の生物ならば、ヒトの胃酸ごときで死ぬ程ヤワではありませんが、窒素固定菌となると厳しく、遺伝子組み換えで耐性を持たせる必要がありそうです。

とりあえず今回は浣腸プランで行くとし、それによって囚人達の足の腫れは引いていきます。
これは腸内フローラによってアミノ酸と脂肪酸が作られ供給されたからで、全身の細胞は蘇って分裂し、溢れ出てた生体水を回収できたからです。

こうして芽生えた希望のタネを殺さないように、適切な栄養を与えてあげる事は待ったなしの仕事でした。
それを達成する為に土に成る覚悟を決めた恩諧は、直ぐ実行に移ります。

生き埋めスタイルとしては、仰向けがやはり自然かと思い、顔だけ出してあとはスッポリ土に植えられます。
この状態で永く居ても分解されないので、顔にも土が被せられる事となります。

その前に、恩諧と紅蓮は永い別れのキスを交わし、息子の未来を必ず明るいモノにするという約束も交わします。

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