まずは多くの科学的探求がなされている、脳の男女差について論じてみます。
ここでは科学的根拠は曖昧としながらも、やはり統計的に女性の方が脳梁が太く、そのぶん左脳と右脳の連携が活発だとしています。
これは女性の方がイマジネーション(想像力)が強いコトを意味し、直感力や洞察力も強いとされます。
更に「心」と直結している前頭葉の皮質領域にも違いが見られ、空間認識をする領域とアドレナリン(興奮物質)を出す領域では男が優れているけれども、その他のさまざまな高次認識領域では女の方が優れているとされます。
つまるところ男は、狩猟や戦争などでエキサイトして戦うコトには長けているけれども、その他では女に及ばないと云うコトです。
ここで人類の歴史を季節に喩えますと、そろそろもう冷戦の寒い季節は移ろうべきで、温かく平和な「女の季節」が訪れて然るべきでしょう。
こうした「季節感」は、2年連続で独裁政権と対峙する女性にノーベル平和賞が贈られたコトからも感じ取れ、去年はベラルーシ「女性革命」の闘士が表彰されました。
彼女たちの闘いは主にSNSを駆使してのモノで、それらが鉄砲やミサイルよりも強い力を持つ「季節」と成って来ました。
こうした季節の移ろいは自然なモノに感じられ、いつまでも地球人が野蛮な同士討ちを繰り返すのは不自然でしょう。
この「不自然さ」の原因は、男の脳が過剰に放出するアドレナリンにあるとされるので、次回はこの脳内ホルモン(神経伝達物質)についてディグ(深堀り)してみようと思います。